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2024年菊花賞予想考察 

京都競馬場 芝3000m
自信度:30% 考えるほど分からなくなる


◆1.予想印

◎ コスモキュランダ M.デムーロ騎手
○ アーバンシック C.ルメール騎手
▲ アドマイヤテラ 武豊騎手
△ ヘデントール 戸崎圭太騎手
★ ショウナンラプンタ 鮫島克駿騎手
注 メリオーレム 藤岡佑介騎手

消注 メイショウタバル 浜中俊騎手
消注 ビザンチンドリーム シュタルケ騎手
(消) ダノンデサイル 横山典弘騎手


◆2.見解

前哨戦結果含め、能力だけで考えれば春クラシック出走している上位人気馬でほぼ堅く決まりそうに思えます。
しかし、人気実績ともに上位のアーバンシック、ダノンデサイル、コスモキュランダ、さらにショウナンラプンタ、メイショウタバルらが馬体重500kgを超えてきそうです。

菊花賞は馬体重500kg以上は馬券内に入ることが少ない

2015年キタサンブラックが勝った年1~3着まで馬体重500kg以上の珍しい年でしたが、基本的には馬体重500kg以上の馬は菊花賞で勝たないどころか馬券内にすら入らないことが多いです。
昨今は日本競馬のスピード化もあり馬体重の大きな馬が増えてきているもののそれでも菊花賞では500kg未満の馬の成績の方が平均的にいいのは気になる所です。

ただ、今回はさすがに有力馬に500kg以上が集中しているので2015年の再来になり500kg以上の馬が馬券内独占ないし複数という可能性もかなりあると思います。

ただ、せっかくの長距離の特殊G1ですから、マイナス要素がある人気馬をまとめてばっさり低評価して馬券買うのも面白いかもと思っています。

そう考えると高評価したいのが武豊騎手騎乗の▲アドマイヤテラ。馬体重も500kg未満。レイデオロ産駒で下り坂に強いウインドインハーヘアクロスを持ち、京都に合いそうで、スピード面に不安はあるものの長距離ということと成長でなんとかなってほしいところ。そしてなんだかんだ改修後もやはり京都で強いレジェンド武豊騎手の騎乗に期待。
しかし、先週の秋華賞ボンドガールですでに武豊騎手の好騎乗は決まっているので、今週も続けて京都は武豊という安易な考えで決まってくれるだろうかという不安もあり、外枠になってしまったのも懸念材料。

同じく△ヘデントール馬体重500kg未満で、血統的にもルーラーシップ産駒で母父ステイゴールドと京都長距離も問題なさそう。
さらにアドマイヤテラと違ってスピードも見せており、昨年の覇者ドゥレッツァと同じ日本海S(新潟芝2200m)を勝ってきての参戦。
確か新潟芝2200mを勝ってきた馬の菊花賞成績がかなり良いとか。
また、穴を出した馬は芝2200mのレースを使った馬が多いとか、うろ覚えながら見た記憶で、まあ血統や能力的に人気馬以外で本命打つならこの馬!って言いたい所なのですが、関東戸崎圭太騎手というのが懸念材料。
この馬自体、ルメール騎手のお手馬で、ルメール騎手が故障で乗れなかった時も短期免許外国人騎手が乗っており、惨敗。
つまり日本人騎手が乗るのは今回が初めて
惨敗した時が唯一の重賞出走ということもありますがテン乗りということや、ルメール騎手でないと良さを発揮しにくい部分もあるかもしれません。
ルメール騎手が乗った時は完全連対しています。
ルメール騎手だったら本命打ってたかもしれませんが、戸崎騎手のテン乗りで京都菊花賞となると、高く評価はしづらく、かといって馬で見るとこの馬を消すというのも難しく悩みました。

あっさり人気上位で決まるかもしれないが、上位に勝つイメージが湧かない馬が多い

(消)ダービー馬ダノンデサイル関東騎手とはいえレジェンド横山典弘騎手なので普通にあっさり勝ってしまってもそこまで驚きませんが、馬体重500kg超なのと、ダービーを快勝した所や血統などから米国的なポテンシャルを感じる馬なので、菊花賞では少し合わず足りなくなるかもという印象があります。人気も高いのであえて消してみたい所です。
ただもしここを快勝してしまうなら、本当に大物かもしれません。
天皇賞秋に出てきたら、本命にしたい馬でした。
米国的といいつつ欧州的瞬発力があるのでダービーではジャスティンミラノを突き放したわけで、天皇賞秋でちょうど良かった印象です。
当てるならどこかに入れたいですが、儲けたいなら消したいということで(消)

◎コスモキュランダアルアイン産駒で、やっぱりアルアイン的なイメージが強く、勝ちきれるのかというと難しい所です。
ただアルアインよりは中長距離に向いた所がある上、なんだかんだ毎回頑張る馬なのでここでも馬券内には来る可能性が上位馬で最も高いと思います。
セントライト記念でまくって負けてるのも、菊花賞はトライアル勝った馬より負けた馬から勝ち馬や好走馬が比較的出やすいので問題ないと思います。
しかし、デムーロ騎手もあまり長距離に向かない印象なのもあり、馬体重500kg以上なので不安要素はあります。
本命でなく対抗くらいにしたかったのですが、本命を打てる馬が見当たらなく、押し出されて本命に。


アーバンシックはダノンデサイルと並んで消したい有力馬の1頭として考えてましたが、本番もルメール騎手が騎乗するということで、消せなくなりました。
気性面に危うさもあるので、ルメール騎手でも結局今回はダメでしたということもあり得るものの、前走の内容も良く、あっさり好走させて不思議ではなく、こういう能力あるがルメールでもそこまで信頼するほどの馬では…という馬をあっさり快勝させてしまうのがルメール騎手なので。

消注メイショウタバルは能力は高いものの、長距離では不安要素が多い印象な上、人気もそれなりに高いので消したいですが、馬場が渋ると期待したくなる所も出てきます。母母父ダンスインザダークも気になります。
しかし、ここは基本的には消しで、人気馬消して穴馬だけの馬券を組む時には入れておく感じです。
消注ビザンチンドリームは厳しいとは思うものの、きさらぎ賞でいい脚を見せて、皐月賞、ダービーで注目していただけに期待枠として。シュタルケ騎手というのも菊花賞的にもテン乗り的にも微妙ですが元々気性面の問題で誰が乗っても良くも悪くも大差ないのかもしれません。

注メリオーレム川田将雅騎手の落馬負傷乗り替わりで藤岡佑介騎手に。
天皇賞秋はリバティアイランド本命候補でもあるので、川田騎手が軽傷で、来週は騎乗できるといいのですが…。軽傷で回復も早いことを祈ります。
メリオーレム自体は藤岡佑介騎手に乗り替わりでも特にマイナスではないと思います。逆に開き直った結果のプラスも可能性があります。

◆3.感想 結局分からん

Pt1.あっさり人気馬で決まる可能性
数週間前までは菊花賞は有力馬が全部飛ぶんじゃないかと思って楽しみにしてたのですが、いざ直前になってみるとあっさり人気決着もあるかもと思えてきて、そうなったら結果は単純でも、逆に予想が難しいレースだったなと改めて振り返ると思います。

Pt2.大波乱
こうなってくれたら面白いですし、可能性はあると思ってますが、例年より春クラシック出走上位組とその他でレベル差が激しいイメージがあり、結局パターン1の可能性を危惧してしまいます。
昨年の菊花賞も結局タスティ&ソールは安泰でした。

Pt3.血統などのデータ通り
これで予想したかった所ですが、血統が良くても馬体や騎手が邪魔してきたり、昨今の日本競馬は結局悩んでも上位騎手で決まっちゃうことも多々あるので悩ませます。
もし全馬それぞれにしっかりと合う騎手が乗ってるとしたら、

◎ヘデントール
○コスモキュランダ
▲ショウナンラプンタ
△アドマイヤテラ
★メイショウタバル

みたいな感じにしたかったのですが。
それか馬体重500kg未満、軽めの馬縛りで

◎ヘデントール
○アドマイヤテラ
▲ビザンチンドリーム
△ピースワンデュック
★メリオーレム


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