凱旋門賞出走馬のジャパンカップ成績

凱旋門賞優勝馬のジャパンカップ成績

凱旋門賞1着・ジャパンカップ1着(最高位)

該当馬なし

未だ達成馬がいない記録です。
オールアロング(1979年生・牝)は凱旋門賞を優勝し、ジャパンカップとBCターフはそれぞれ最高成績2着を記録しています。
ピルサドスキー(1993年生・牡)はジャパンカップ、BCターフを優勝し、キングジョージ6世&クイーンエリザベスSと凱旋門賞はともに最高2着を記録しています。
エネイブル(2014年生・牝)はジャパンカップには出走していませんが、凱旋門賞、キングジョージ、BCターフをそれぞれ優勝しています。ジャパンカップにも挑戦してみてほしかったです。

エネイブルが凱旋門賞3連覇を目指して2着となった2019年のジャパンカップは海外調教馬が不在となりましたが、メンバーレベルが低かった上、雨が降ってジャパンカップには珍しく重馬場(JCが道悪になった年は1985年、1992年、2003年、2019年の4度のみ)になったので出走していたら可能性があったのではと思います。

凱旋門賞1着・ジャパンカップ2着(最高位)

オールアロング(1979年生・牝) 1982年凱旋門賞15着(重)、1982年ジャパンカップ2着(良)、1983年凱旋門賞1着(堅良)、1984年凱旋門賞3着(不良)

同年の出走ではないですがジャパンカップ2着は凱旋門賞優勝経験馬のジャパンカップ最高着順です。


凱旋門賞1着・ジャパンカップ3着(最高位)

エリシオ(1993年生・牡) 1996年凱旋門賞1着(稍重)、1996年ジャパンカップ3着(良)、1997年凱旋門賞6着(堅良)

エリシオ凱旋門賞を逃げて圧勝。ジャパンカップでも先行し、3着同着に粘っています。同年の凱旋門賞優勝馬のジャパンカップ成績では史上最高着順です。
凱旋門賞優勝経験馬ジャパンカップ最高成績オールアロング1982年ジャパンカップ2着翌年1983年凱旋門賞1着があります。

ジャパンカップ最高位4着以下の凱旋門賞1着馬(最高位)

トニービン(1983年生・牡) 1987年凱旋門賞2着(堅良)、1988年凱旋門賞1着(堅良)、1988年ジャパンカップ5着(良)

キャロルハウス(1985年生・牡) 1989年凱旋門賞1着(稍重)、1989年ジャパンカップ14着(良)

アーバンシー(1989年生・牝) 1993年凱旋門賞1着(不良)、1993年ジャパンカップ8着(良)

モンジュー(1996年生・牡) 1999年凱旋門賞1着(不良)、1999年ジャパンカップ4着(良)、2000年凱旋門賞4着(良)

バゴ(2001年生・牡) 2004年凱旋門賞1着(良)、2005年凱旋門賞3着(稍重)、2005年ジャパンカップ8着(良)

デインドリーム(2008年生・牝) 2011年凱旋門賞1着(良)、2011年ジャパンカップ6着(良)

ソレミア(2008年生・牝) 2012年凱旋門賞1着(重)、2012年ジャパンカップ13着(良)

全7頭

1999年モンジューの凱旋門賞1着、ジャパンカップ4着
1988年トニービンの凱旋門賞1着、ジャパンカップ5着
2011年デインドリームの凱旋門賞1着、ジャパンカップ6着
が目立ちます。
特にモンジュー史上最悪クラスの不良馬場だった凱旋門賞を勝ち、良馬場のジャパンカップでも4着。2~3着馬との着差も小さいものでした。
トニービンは日本に種牡馬として輸入され活躍馬を多数出し、産駒は東京競馬場に高い適性を発揮しました。レース中故障しなければさらに着順が上がっていた可能性も高かったでしょう。
デインドリーム2:24.49という凱旋門賞としては珍しい高速時計でレコード勝ち。日本の高速馬場にも適性を発揮するかと感じさせ、1番人気に支持されました。結果的にジャパンカップの勝ち時計も2:24.2と同年の凱旋門賞と大差ない時計で海外馬にも対応しやすい展開になったように思えましたが、日本最強馬ブエナビスタの6着に敗れます。
しかし翌年も欧州では欧州最強馬といえる強さを見せ、凱旋門賞連覇の期待も高まる中で病気のため引退となりました。

ジャパンカップ優勝馬の凱旋門賞成績

凱旋門賞2着・ジャパンカップ1着(最高位)

ピルサドスキー(1992年生・牡) 1996年凱旋門賞2着(稍重)、1997年凱旋門賞2着(堅良)、1997年ジャパンカップ1着(良)

※日本調教馬 エルコンドルパサー(1995年生・牡) 1998年ジャパンカップ1着(良)、1999年凱旋門賞1着(不良)

ピルサドスキーはこの他にもBCターフ1着(米国)、愛チャンピオンS1着(愛国)、英チャンピオンS1着(英国)、バーデン大賞1着(独国)、キングジョージ2着(英国)国・コースを問わず活躍しました。凱旋門賞ではエリシオやパントレセレブルなどに着差をつけられながらの2着となるものの総合力では世界最強馬だったといえます。
凱旋門賞2着は同年のジャパンカップ優勝馬凱旋門賞最高着順であり、ジャパンカップ優勝経験馬の凱旋門賞最高成績としてもエルコンドルパサーと並ぶ最高記録です。

エルコンドルパサーは良馬場のジャパンカップを優勝し、適性が真逆になると思われる歴代最悪クラスの不良馬場凱旋門賞でも2着と歴代屈指の万能性を見せています。

凱旋門賞3着・ジャパンカップ1着(最高位)

該当馬なし


凱旋門賞最高位4着以下のジャパンカップ1着馬(最高位)

スタネーラ(1978年生・牝) 1982年ジャパンカップ4着(良)、1983年凱旋門賞6着(堅良)、1983年ジャパンカップ1着(良)

ジュピターアイランド(1979年生・牡)
 1985年凱旋門賞8着(堅良)、1986年ジャパンカップ1着(良)

ゴールデンフェザント(1986年生・牡)
 1989年凱旋門賞14着(稍重)、1991年ジャパンカップ1着(良) 

ランド(1990年生・牡) 1994年凱旋門賞8着(稍重)、1995年凱旋門賞4着(不良)、1995年ジャパンカップ1着(良)

ファルブラヴ(1998年生・牡)
 2002年凱旋門賞9着(良)、2002年ジャパンカップ1着(良、中山競馬場2200m)

※日本調教馬 タップダンスシチー(1997年生・牡) 2003年ジャパンカップ1着(重)、2004年凱旋門賞17着(良)、2005年ジャパンカップ10着(良)

※日本調教馬 ディープインパクト 
2006年凱旋門賞3位入線失格(良)、2006年ジャパンカップ1着(良)

全7頭、日本調教馬2頭

1986年ジャパンカップ優勝馬ジュピターアイランドは欧州では重賞勝利を複数記録してるもののG1勝利は引退レースでもあったジャパンカップが唯一でした。
しかし2着アレミロード11着トリプティクは欧州G1馬であり、日本の馬場が悪かった当時も求められる適性は欧州や米国の芝コースと異なる傾向があったと思われます。

ランドの凱旋門賞4着の後、同年にジャパンカップ優勝という成績はジャパンカップ優勝馬の同年の凱旋門賞成績としてはピルサドスキーの凱旋門賞2着に次ぐ2番目の記録となっています。

凱旋門賞とジャパンカップを両方好走した馬(優勝経験なし)

凱旋門賞3着以内・ジャパンカップ3着以内

エイプリルラン(1978年生・牝) 1981年凱旋門賞3着(稍重)、1982年凱旋門賞4着(重)、1982年ジャパンカップ3着(良)

マジックナイト(1988年生・牝) 1991年凱旋門賞2着(稍重)、1991年ジャパンカップ2着(良)、
1992年凱旋門賞13着(重)

エルナンド(1990年生・牡) 1993年凱旋門賞16着(不良)、1994年凱旋門賞2着(稍重)、1994年ジャパンカップ4着(良)、1995年ジャパンカップ3着(良)

ウィジャボード(2001年生・牝) 2004年凱旋門賞3着(良)
、2005年ジャパンカップ5着(良)、2006年ジャパンカップ3着(良)

※日本調教馬 オルフェーヴル(2008年生・牡) 2012年凱旋門賞2着(重)、2012年ジャパンカップ2着(良)、2013年凱旋門賞2着(重)

全5頭、日本調教馬1頭

ウィジャボードは欧州と日本の他、香港やアメリカのレースでも安定して好走し続けた名馬で、イギリス・アイルランド・アメリカ・香港4カ国でG1勝利しました。2005年ジャパンカップの5着も欧州馬として悪い成績ではありませんが、安定して3着内に入るこの馬にとっては凡走で、高速馬場でのレコード決着が適性に合わなかった可能性があります。
しかしそれでも5着で、勝ったのも海外馬アルカセットでした。当時の東京競馬場はまだ海外馬でも対応できる程度のコースだったのでしょう。
翌年2006年のジャパンカップでも3着に好走しています。

オルフェーヴル
は重馬場の凱旋門賞2回、良馬場のジャパンカップを全て2着と2000年代以降では抜けた万能性を発揮しています。
凱旋門賞以外の海外G1での活躍も見てみたい適性と能力を持っていたと思います。

凱旋門賞5着以内・ジャパンカップ5着以内

エスプリデュノール(1980年生・牡) 1983年ジャパンカップ3着(良)、1984年凱旋門賞4着(不良)、1984年ジャパンカップ11着(良)

トリプティク(1982年生・牝) 1986年凱旋門賞3着(堅良)
、1986年ジャパンカップ11着(良)、1987年凱旋門賞3着(堅良)、1987年ジャパンカップ4着(良)、1988年凱旋門賞13着(良)

カイタノ(1994年生・牡) 1997年ジャパンカップ4着(良)、1998年凱旋門賞5着(重)、1998年ジャパンカップ8着(良)

コンデュイット(2005年生・牡) 2009年凱旋門賞4着(良)、2009年ジャパンカップ4着(良)

グランドグローリー(2016年生・牝) 2021年ジャパンカップ5着(良)、2022年凱旋門賞5着(重)、2022年ジャパンカップ出走予定

全5頭

有力馬の出走が減ったせいもありますが、凱旋門賞出走馬に限らず、2010年代以降、ジャパンカップを好走する海外馬がほとんどいなくなっています

2009年4着と善戦したコンデュイットBCターフを連覇、キングジョージも制覇している名馬ですが、比較的日本勢が手薄だった2009年でも3着に入れなかったのを見ると日本競馬のレベルが上がったか、求められる適性がさらに欧米から離れたことががうかがえます。

海外馬の馬券圏内は2006年ウィジャボード3着が最後で、優勝は2005年アルカセットが最後です。
2005年ジャパンカップ優勝のアルカセットは凱旋門賞に出走していませんが、凱旋門賞と同コースの前哨戦フォワ賞2着があります。
日本でも活躍馬を多数出したキングマンボ系(キングマンボ産駒)であり、血統面からも日本の東京競馬場に向いている要素があったと思われます。

ジャパンカップは2009年4着コンデュイット以降は2013年5着ドゥーナデン、2017年5着アイダホ、2021年5着グランドグローリーと海外馬はたまに5着に入るのがやっとになっています。
しかし、グランドグローリーは2022年凱旋門賞でも5着に入り、久々に凱旋門賞とジャパンカップ両方で5着以内に入った海外馬となりました。2022年のジャパンカップにも出走予定で今度はどういう成績になるのか注目です。

一方で、日本調教馬の凱旋門賞成績も2010年代半ばから変化があり、2013年オルフェーヴル2着、キズナ4着を最後に、2014年以降は5着以内に入った日本馬がいません。
2016~2017年はロンシャン競馬場が改修工事中で凱旋門賞はシャンティ競馬場での開催でした。2018年以降は国内実績・適性ともに日本馬の中では比較的高い馬も出走していたものの全てが7着以下に敗れています。
ロンシャン競馬場の改修が日本馬低迷の一因という説があり、2018年以降はよりパワーやスタミナを要するコースになってさらに適性が日本競馬から遠くなり、ちょっと適性があるだけの日本調教馬では歯が立たないコースになってしまったのかもしれません。

しかし、前述のように前年のジャパンカップ(良馬場)で5着に健闘したグランドグローリーが凱旋門賞(重馬場)でも5着に入ったのをみると、まだ全く歯が立たないほど適性が遠く離れたわけでもないのではとも思います。

凱旋門賞とジャパンカップどちらかの5着以内経験馬(優勝経験なし)

凱旋門賞5着以内・ジャパンカップ6着以下

ストロベリーロード(1979年生・牡) 1984年凱旋門賞5着(不良)、1984年ジャパンカップ7着(良)

ベルメッツ(1987年生・牡) 1990年凱旋門賞5着(良)、1990年ジャパンカップ7着(良)

ユーザーフレンドリー(1988年生・牝) 1992年凱旋門賞2着(重)、1992年ジャパンカップ6着(重)、1993年凱旋門賞22着(不良)

ヴェールタマンド(1988年生・牡) 1992年凱旋門賞3着(重)、1992年ジャパンカップ13着(重)、1993年凱旋門賞9着(不良)、1994年凱旋門賞19着(稍重)

ピュアグレイン(1992年生・牝) 1995年凱旋門賞5着(不良)、1995年ジャパンカップ10着(良)

オスカーシンドラー(1992年生・牡) 1996年凱旋門賞3着(稍重)、1997年凱旋門賞4着(堅良)、1997年ジャパンカップ8着(良)

ボルジア(1993年生・牝) 1997年凱旋門賞3着(堅良)、1999年凱旋門賞7着(不良)、1999年ジャパンカップ8着(良)

タイガーヒル(1995年生・牡) 1998年凱旋門賞3着(重)、1999年凱旋門賞10着(不良)、1999年ジャパンカップ10着(良)

ゴーラン(1998年生・牡) 2001年凱旋門賞4着(重)、2001年ジャパンカップ6着(良)、2002年ジャパンカップ7着(良、中山競馬場2200m)

イズリントン(1999年生・牝) 2002年凱旋門賞5着(良)、2003年ジャパンカップ9着(重)

※日本調教馬 ナカヤマフェスタ(2006年生・牡) 2010年凱旋門賞2着(重)、2010年ジャパンカップ14着(良)、2011年凱旋門賞11着(良)

シャレータ(2008年生・牝) 2011年凱旋門賞2着(良)、2011年ジャパンカップ7着(良)、2012年凱旋門賞9着(重)

イラプト(2012年生・牡) 2015年凱旋門賞5着(良)
、2015年ジャパンカップ6着(良)、2016年ジャパンカップ14着(良)

カプリ(2014年生・牡) 2017年凱旋門賞17着(良、シャンティ競馬場)、2018年凱旋門賞5着(良)、2018年ジャパンカップ11着(良)

全14頭、日本調教馬1頭

凱旋門賞6着以下・ジャパンカップ5着以内

カコイーシーズ(1986年生・牡) 1989年凱旋門賞16着(稍重)、1990年ジャパンカップ3着(良)

ディアドクター(1987年生・牡)
 1992年凱旋門賞10着(重)、1992年ジャパンカップ3着(重)

プラティニ(1989年生・牡) 1993年凱旋門賞13着(不良)、1993年ジャパンカップ4着(良)

ストラテジックチョイス(1991年生・牡)
 1995年凱旋門賞14着(不良)、1996年ジャパンカップ3着同着(良)

ハイライズ(1995年生・牡)
 1998年凱旋門賞7着(重)、1999年ジャパンカップ3着(良)

ファンタスティックライト(1996年生・牡)
 1999年凱旋門賞11着(不良)、2000年ジャパンカップ3着(良)

ポリシーメーカー(2000年生・牡)
 2003年凱旋門賞10着(重)、2004年凱旋門賞19着(良)、2004年ジャパンカップ4着(良)

※日本調教馬 メイショウサムソン(2003年生・牡)
 2006年ジャパンカップ6着(良)、2007年ジャパンカップ3着(良)、2008年凱旋門賞10着(稍重)、2008年ジャパンカップ6着(良)

※日本調教馬 ヴィクトワールピサ(2007年生・牡) 2010年凱旋門賞7着(重)、2010年ジャパンカップ3着(良)、2011年ジャパンカップ13着(良)

※日本調教馬 ジャスタウェイ(2009年生・牡) 2014年凱旋門賞8着(良)、2014年ジャパンカップ2着(良)

※日本調教馬 ハープスター(2011年生・牝)
 2014年凱旋門賞6着(良)、2014年ジャパンカップ5着(良)

※日本調教馬 マカヒキ(2013年生・牡)
 2016年凱旋門賞16着(良、シャンティ競馬場)、2017年ジャパンカップ4着(良)、2019年ジャパンカップ4着(重)、2020年ジャパンカップ9着(良)、2021年ジャパンカップ14着(良)

アイダホ(2013年生・牡)
 2017年凱旋門賞8着(良、シャンティ競馬場)、2017年ジャパンカップ5着(良)

※日本調教馬 キセキ(2014年生・牡) 2018年ジャパンカップ2着(良)、2019年凱旋門賞7着(重)、2020年ジャパンカップ8着(良)、2021年ジャパンカップ10着(良)

全14頭、日本調教馬6頭


凱旋門賞最高着順とジャパンカップ最高着順比較

凱旋門賞とジャパンカップの最高着順が同じ馬

エイプリルラン(1978年生・牝) 1981年凱旋門賞3着(稍重)、1982年ジャパンカップ3着(良)

アサティス(1985年生・牡) 1989年ジャパンカップ12着(良)、1990年凱旋門賞12着(良)


マジックナイト(1988年生・牝) 1991年凱旋門賞2着(稍重)、1991年ジャパンカップ2着(良)、1992年凱旋門賞13着(重)

ウィジャボード(2001年生・牝) 2004年凱旋門賞3着(良)、2006年ジャパンカップ3着(良)

コンデュイット(2005年生・牡) 2009年凱旋門賞4着(良)、2009年ジャパンカップ4着(良)

※日本調教馬 オルフェーヴル(2008年生・牡) 2012年凱旋門賞2着(重)、2012年ジャパンカップ2着(良)


イキートス(2012年生・牡) 2016年ジャパンカップ7着(良)、2017年凱旋門賞7着(良、シャンティ競馬場)

グランドグローリー(2016年生・牝) 2021年ジャパンカップ5着(良)、2022年凱旋門賞5着(重)

全8頭、海外調教馬7頭、日本調教馬1頭

ジャパンカップより凱旋門賞最高着順が上の馬

オールアロング(1979年生・牝) 1982年ジャパンカップ2着(良)、1983年凱旋門賞1着(堅良)

ストロベリーロード(1979年生・牡) 1984年凱旋門賞5着(不良)、1984年ジャパンカップ7着(良)

バリトウ(1979年生・牡) 1985年凱旋門賞6着(堅良)、1985年ジャパンカップ13着(重)

トリプティク(1982年生・牝) 1986年凱旋門賞3着(堅良)、1987年ジャパンカップ4着(良)

トニービン(1983年生・牡) 1988年凱旋門賞1着(堅良)、1988年ジャパンカップ5着(良)

キャロルハウス(1985年生・牡) 1989年凱旋門賞1着(稍重)、1989年ジャパンカップ14着(良)

ベルメッツ(1987年生・牡) 1990年凱旋門賞5着(良)、1990年ジャパンカップ7着(良)

ユーザーフレンドリー(1988年生・牝) 1992年凱旋門賞2着(重)、1992年ジャパンカップ6着(重)

ドクターデヴィアス(1989年生・牡) 1992年凱旋門賞6着(重)、1992年ジャパンカップ10着(重)

クエストフォーフェイム(1987年生・牡) 1991年凱旋門賞7着(稍重)、1992年ジャパンカップ11着(重)

ヴェールタマンド(1988年生・牡) 1992年凱旋門賞3着(重)、1992年ジャパンカップ13着(重)

アーバンシー(1989年生・牝) 1993年凱旋門賞1着(不良)、1993年ジャパンカップ8着(良)

エルナンド(1990年生・牡) 1994年凱旋門賞2着(稍重)、1995年ジャパンカップ3着(良)

アップルツリー(1989年生・牡) 1994年凱旋門賞3着(稍重) 、1994年ジャパンカップ14着(良)

ピュアグレイン(1992年生・牝) 1995年凱旋門賞5着(不良)、1995年ジャパンカップ10着(良)

カーリング(1992年生・牝) 1995年凱旋門賞9着(不良)、1995年ジャパンカップ11着(良)

エリシオ(1993年生・牡) 1996年凱旋門賞1着(稍重)、1996年ジャパンカップ3着同着(良)

オスカーシンドラー(1992年生・牡) 1996年凱旋門賞3着(稍重)、1997年ジャパンカップ8着(良)

ルソー(1992年生・牡) 1995年凱旋門賞13着(不良)、1998年ジャパンカップ15着(良)

モンジュー(1996年生・牡) 1999年凱旋門賞1着(不良)、1999年ジャパンカップ4着(良)

ボルジア(1993年生・牝) 1997年凱旋門賞3着(堅良)、1999年ジャパンカップ8着(良)

タイガーヒル(1995年生・牡) 1998年凱旋門賞3着(重)、1999年ジャパンカップ10着(良)

ゴーラン(1998年生・牡) 2001年凱旋門賞4着(重)、2001年ジャパンカップ6着(良)

イズリントン(1999年生・牝) 2002年凱旋門賞5着(良)、2003年ジャパンカップ9着(重)

ウォーサン(1998年生・牡) 2005年凱旋門賞8着(稍重)、2005年ジャパンカップ13着(良)

バゴ(2001年生・牡) 2004年凱旋門賞1着(良)、2005年ジャパンカップ8着(良)

サデックス(2003年生・牡) 2007年凱旋門賞6着(稍重)、2007年ジャパンカップ11着(良)

シックスティーズアイコン(2003年生・牡) 2006年凱旋門賞6着(良)、2008年ジャパンカップ13着(良)

ペイパルブル(2003年生・牡) 2007年ジャパンカップ7着(良)、2008年ジャパンカップ14着(良)

※日本調教馬 ナカヤマフェスタ(2006年生・牡) 2010年凱旋門賞2着(重)、2010年ジャパンカップ14着(良)

デインドリーム(2008年生・牝) 2011年凱旋門賞1着(良)、2011年ジャパンカップ6着(良)

シャレータ(2008年生・牝) 2011年凱旋門賞2着(良)、2011年ジャパンカップ7着(良)

ソレミア(2008年生・牝) 2012年凱旋門賞1着(重)、2012年ジャパンカップ13着(良)

イラプト(2012年生・牡) 2015年凱旋門賞5着(良)、2015年ジャパンカップ6着(良)

カプリ(2014年生・牡) 2018年凱旋門賞5着(良)、2018年ジャパンカップ11着(良)

ウェイトゥパリス(2013年生・牡) 2020年凱旋門賞9着(不良)、2020年ジャパンカップ10着(良)

ジャパン(2015年生・牡) 2019年凱旋門賞4着(重)、2021年ジャパンカップ8着(良)

ブルーム(2016年生・牡) 2021年ジャパンカップ11着(良)、2022年凱旋門賞8着(重)

全38頭、海外調教馬37頭、日本調教馬1頭

凱旋門賞よりジャパンカップ最高着順が上の馬

スタネーラ(1978年生・牝) 1983年凱旋門賞6着(堅良)、1983年ジャパンカップ1着(良)

エスプリデュノール(1980年生・牡) 1983年ジャパンカップ3着(良)、1984年凱旋門賞4着(不良)

ジュピターアイランド(1979年生・牡) 1985年凱旋門賞8着(堅良)、1986年ジャパンカップ1着(良)


カコイーシーズ(1986年生・牡) 1989年凱旋門賞16着(稍重)、1990年ジャパンカップ3着(良)

フレンチグローリー(1986年生・牡) 1989年凱旋門賞18着(稍重)、1990年ジャパンカップ9着(良)

ゴールデンフェザント(1986年生・牡) 1989年凱旋門賞14着(稍重)、1991年ジャパンカップ1着(良)  

ディアドクター(1987年生・牡) 1992年凱旋門賞10着(重)、1992年ジャパンカップ3着(重)


プラティニ(1989年生・牡) 1993年凱旋門賞13着(不良)、1993年ジャパンカップ4着(良)

ミシル(1988年生・牡) 1993年凱旋門賞7着(不良)、1993年ジャパンカップ6着(良)

ランド(1990年生・牡) 1995年凱旋門賞4着(不良)、1995年ジャパンカップ1着(良)

ストラテジックチョイス(1991年生・牡) 1995年凱旋門賞14着(不良)、1996年ジャパンカップ3着同着(良)

ペンタイア(1992年生・牡) 1996年凱旋門賞10着(稍重)、1996年ジャパンカップ8着(良)

ピルサドスキー(1992年生・牡) 1997年凱旋門賞2着(堅良)、1997年ジャパンカップ1着(良)

カイタノ(1994年生・牡) 1997年ジャパンカップ4着(良)、1998年凱旋門賞5着(重)

※日本調教馬 エルコンドルパサー(日本調教馬、1995年生・牡) 1998年ジャパンカップ1着(良)、1999年凱旋門賞2着(不良)

ハイライズ(1995年生・牡) 1998年凱旋門賞7着(重)、1999年ジャパンカップ3着(良)

ファンタスティックライト(1996年生・牡) 1999年凱旋門賞11着(不良)、2000年ジャパンカップ3着(良)


ファルブラヴ(1998年生・牡) 2002年凱旋門賞9着(良)、2002年ジャパンカップ1着(良、中山競馬場2200m)

※日本調教馬 タップダンスシチー(1997年生・牡) 2003年ジャパンカップ1着(重)、2004年凱旋門賞17着(良)

アンジュガブリエル(1998年生・牡) 2003年凱旋門賞9着(重)、2003年ジャパンカップ7着(重)

ポリシーメーカー(2000年生・牡) 2003年凱旋門賞10着(重)、2004年ジャパンカップ4着(良)

※日本調教馬 ディープインパクト(2002年生・牡) 2006年凱旋門賞3位入線失格(良)、2006年ジャパンカップ1着(良)

※日本調教馬 メイショウサムソン(2003年生・牡) 2007年ジャパンカップ3着(良)、2008年凱旋門賞10着(稍重)

ペイパルブル(2003年生・牡) 2007年ジャパンカップ7着(良)、2008年凱旋門賞12着(重)

※日本調教馬 ヴィクトワールピサ(2007年生・牡) 2010年凱旋門賞7着(重)、2010年ジャパンカップ3着(良)

ジョシュアツリー(2007年生・牡) 2010年ジャパンカップ10着(良)、2013年凱旋門賞13着(重)

※日本調教馬 ゴールドシップ(2009年生・牡) 2014年凱旋門賞14着(良)、2015年ジャパンカップ10着(良)

※日本調教馬 ジャスタウェイ(2009年生・牡) 2014年凱旋門賞8着(良)、2014年ジャパンカップ2着(良)

※日本調教馬 ハープスター(2011年生・牝) 2014年凱旋門賞6着(良)、2014年ジャパンカップ5着(良)

アワアイヴァンホウ(2010年生・牡) 2014年凱旋門賞18着(良)、2014年ジャパンカップ6着(良)


※日本調教馬 マカヒキ(2013年生・牡) 2016年凱旋門賞16着(良、シャンティ競馬場)、2017年ジャパンカップ4着(良)

アイダホ(2013年生・牡) 2017年凱旋門賞8着(良、シャンティ競馬場)、2017年ジャパンカップ5着(良)


※日本調教馬 キセキ(2014年生・牡) 2018年ジャパンカップ2着(良)、2019年凱旋門賞7着(重)

※日本調教馬 サトノダイヤモンド(2013年生・牡) 2017年凱旋門賞15着(良、シャンティ競馬場)、2018年ジャパンカップ6着(良)

全34頭、海外調教馬23頭、日本調教馬11頭

日本調教馬を抜いて考えるとジャパンカップより凱旋門賞の最高着順が上の馬は37頭、凱旋門賞よりジャパンカップの最高着順が上の馬は23頭と、凱旋門賞の方がジャパンカップより最高成績がいい馬が多く、海外調教馬にとってデータ上はジャパンカップの方が凱旋門賞よりも着順を上げるのが難しいレースになっています。
日本調教馬を含めてもジャパンカップの方が最高成績がいい馬は34頭で38頭の凱旋門賞の方が成績が良い馬よりも少なくなっています。

日本競馬のレベルが高くない時代や日本の芝コースの適性が欧州とそこまで差がなかった時代を含めての数字なので、これを東京競馬場改修後の2003年以降に限ると

・2003年以降のジャパンカップより凱旋門賞の成績が良い馬は15頭、海外調教馬14頭、日本調教馬1頭)
・2003年以降の凱旋門賞よりジャパンカップの成績が良い馬は16頭、海外調教馬6頭、日本調教馬10頭

上記の通りになり、海外調教馬14頭に対し6頭と2倍以上の差で凱旋門賞の方がジャパンカップより成績の良い馬が多いという結果になっています。

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