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レース頭数別人気信頼度


※1986年~2024年11月末、G2以上、芝1600m以上良馬場

・1986年~2024年11月末
・芝1600m以上
・良馬場
・G1~G2レース

比較的極端な枠の有利不利が出にくくなると思われる芝1600m以上、良馬場に限定。
また、出走馬間のレベルの差が大きくなりにくく、実績馬が集まり人気の信頼性も上がると思われるG1~G2レースに限定。

◆頭数別1人気馬成績

9頭立て以下から13頭立てまでは1人気勝率は4割超
14頭立てになると勝率が3割台となり、15頭~18頭立てでは3割前後で2割台も出てくる。
19頭立て以上になると勝率は2割前半から1割台まで落ちてくる。


★9頭立て以下(~9頭)

9頭立て以下の少頭数だとやはり1番人気馬の信頼度が高く、勝率は5割超で、6割にも迫っている。複勝率は8割超で、7頭立て以下では複勝も2着までなので、それでも8割超なのだから1番人気馬の好走信頼度は圧倒的。
また勝ち馬の8割以上を占めている。


★10頭立て以下(~10頭)

9頭立て以下に10頭立てを含めても1番人気馬の勝率は5割超。
ただ5%以上勝率が下がっている。
10頭立ても十分少頭数な方ではあるが、それでも9頭立て以下に比べると勝率が大きく下がることを意味する。

★11~14頭立て

11~14頭立てでも1番人気勝率は4割、複勝率は7割。
1番人気の好走信頼度は高い。

★15~18頭立て

15頭立て以上になると勝率が29.9%と3割を下回り、1番人気の好走率が下がってくる。

★19頭立て以上 (1986~1991年、19~28頭)

19頭立て以上となると1番人気馬、上位人気馬の好走率はかなり下がり、1番人気馬と3番人気馬の勝率が23.5%で同じになっている。
全17戦とデータ数が少ないのもあるが、2番人気馬の勝率が5%台で極端に低く、3~5番人気馬よりも低くなっていて、6番人気馬、10番人気馬と同じになっている。

★20頭立て以上(20~28頭)

20頭立て以上になると1番人気馬よりも3番人気馬の勝率の方が高くなる逆転が起こっている。

◆10頭立て~18頭立て

・10頭立て

・11頭立て

・12頭立て

・13頭立て

誤差範囲だが2人気勝率が3人気勝率より低い。

・14頭立て

14頭立てから1人気勝率は3割台に。2人気より3人気勝率の方が高い逆転が起こっている。

・15頭立て

・16頭立て

・17頭立て

・18頭立て


◆頭数別10人気以下成績

10人気以下の勝率1%を超えたのは14頭立て(1.00%)と18頭立て(1.20%)、20頭立て以上(1.00%)の3つ。


◆◆◆感想

比較的能力・人気通り決まりやすい条件だと思われる芝の良馬場、1600m以上で馬券購入側も能力予想が立てやすい実績馬が集うG2以上のレースで集計してみたが、それでも1番人気勝率は確かに3割前後だった。

当然ながら頭数が少ないほど上位人気馬は展開の邪魔が入りにくく成績が良くなり、頭数が増えるほど上位人気馬の好走率は下がる。


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