2024年凱旋門賞 武豊騎乗アルリファー優勝できる説
◆ベルリン大賞2馬身差以上勝ち馬が凱旋門賞出走すると近年(2011年以降)凱旋門賞優勝確率100%
※1990年以降のベルリン大賞勝ち馬の凱旋門賞最高着順
※ベルリン大賞を2馬身差以上で勝ったが凱旋門賞負けた馬(1990年~)
※ベルリン大賞を2馬身差以上で勝ったが凱旋門賞未出走の馬(1990年~)
◆アルリファーは絶対能力の高さも期待でき戦績データの相性も良い
○戦績、主な勝ち鞍
昨年の凱旋門賞馬エースインパクト&今年の欧州最強3歳馬シティオブトロイとも好勝負
昨年、昨年のフランスダービー馬にして凱旋門賞馬エースインパクトと対決しており、3/4馬身差と僅差2着に好走しています。
今年も欧州最強3歳馬と目されているシティオブトロイと斤量差が大きい中で1馬身差で僅差2着に迫っています。
凱旋門賞制覇を目指す上で後の凱旋門賞馬を含む各年の最強格と対戦成績がある上で好勝負を演じているのが好印象。
○ベルリン大賞を2馬身差以上で勝利した馬が凱旋門賞出走すると勝率100%(2011年以降)
アルリファーは今年のベルリン大賞を5馬身差で勝利。
目視的には3馬身半~4馬身差くらいに見えましたがまあ細かいことはどうでもいいとして、このレースは意外と近年(2011年以降)の凱旋門賞と相性が良く、勝ち馬から3頭の凱旋門賞馬を輩出しています。
※ベルリン大賞勝ち馬の凱旋門賞馬(2011年以降)
この3頭の他にもベルリン大賞勝ち馬や好走馬は凱旋門賞に出走していますが、ほとんどは馬券外。その共通点がベルリン大賞僅差勝ち(2馬身差未満)という点でした。
唯一ベルリン大賞僅差勝ちから凱旋門賞を優勝したのが2021年人気薄から勝利し、翌年も3着好走したトルカータータッソでした。
ベルリン大賞を2馬身差以上で勝った上で、凱旋門賞に出走したのが2011年のデインドリームと2021年のアルピニスタ(凱旋門賞出走は2022年)で、2頭とも凱旋門賞を優勝。
今年2024年のアルリファーはベルリン大賞で2馬身差以上、デインドリーム以来の5馬身差での優勝を果たした上で凱旋門賞出走を予定しており、データ上は2/2ながら勝率100%といえます。
データの範囲を1990年まで広げても、2馬身差以上でのベルリン大賞勝ち馬で凱旋門賞負けたのは1995年のランドのみで、負けたとはいえ4着に善戦しています。
僅差勝ち馬はトルカータータッソ以外が凱旋門賞10着前後なのと比較すると、ベルリン大賞を着差つけて勝てる馬は凱旋門賞好走確率が高そうに思えてきます。
○ベルリン大賞快勝しても牝馬でないと勝てない可能性…
ただ、負けたランドは牡馬、勝ったデインドリームやアルピニスタは牝馬なので、牡馬のアルリファーは斤量的に3歳馬などに負ける可能性も考えられますが、前述のように4.5kg差の斤量ハンデを背負いながら欧州最強3歳馬とされるシティオブトロイと好勝負してる馬なので、凱旋門賞では3歳馬との斤量差が3kgに縮まりますし、ベルリン大賞のレベル云々の議論含め、十分チャンスがあると解釈できます。
松島正昭オーナーの話だとアルリファーは体重450kgそこそこということなので、馬体も実績も道悪対応が可能で、当時の世界最強馬エネイブルを倒し凱旋門賞制覇したヴァルトガイストのように勝ってくれることを期待したいです。