映画レビュー「室井慎次 敗れざる者」(若干ネタバレあり)


皆様お久しぶりです、久しぶりの映画レビューです。
ついに来ましたね~踊るシリーズ新作
公開初日に見てまいりました
タマフルリスナーの自分としてはレビューが書きたくて仕方ありませんでした、問題作を連発されてきたわけですから…
先にこの映画を要約すると…

柳葉敏郎のアイドル映画です!


・農作業をするギバちゃん
・料理をするギバちゃん
・犬の散歩をするギバちゃん
・DIYをするギバちゃん
・筑前煮を取り分けるギバちゃん
・臭がるギバちゃん
・お鍋の用意をするギバちゃん
・腰掛でお酒を嗜むギバちゃん
・クマさんのキャラ弁を作るギバちゃん
・きりたんぽを握るギバちゃん
・コイン精米をするギバちゃん
・釣りをするギバちゃん
・熱いのふーふーしてあげるギバちゃん
・子供をおんぶするギバちゃん
基本ギバちゃんのかわいい何かが絡められて進行します、ひたすらに柳葉さんを愛でる映画となっております。あと室井さんがとにかく酷い目にあい続ける室虐映画です。
そしてレビューが箇条書きみたいになっていますがそもそも話の進行が箇条書きなのでお許しください

では本題
開幕に青島と室井の過去の映像が何個か流れます
青島というキャラクターが好きな自分としてはこれだけでも嬉しい
そして室井さんがやっていた警察改革委員の解体を告げられます、ここの会話で5年間改革を粘った事が分かります。でも成し遂げられず…
ここから所変わって秋田の山奥のシーンへ、この秋田のシーンに移行するまでの間に夜空に雲とか煙とかが高速で動きながら監督脚本とかが出るのですが三半規管貧弱な自分は普通に気持ち悪くなりました、しかもこの空を写す演出をどや顔で作中何度も繰り返されるので毎回吐きそうになりました

そこから室井さん宅に矢本悠馬さん演じる乃木という警官があいさつ兼家族構成の調査に来ます、この乃木というキャラクターは人によってはうざく感じるかもしれませんが自分は嫌いじゃないです
ここで乃木が室井さんに「奥さんいないって事は離婚したのか~」とか結構失礼というか無神経な発言をガンガンしたりするのは脚本の君塚さんのいつもの若者嫌いとか偏見が出ているのだと思われます

次のシーンで室井さんが里親をしている高校生の森貴仁(以下タカ)と作中の発言的に小学校2年生?の柳町凛久(以下リク)という子供二人が出てきます、このリクというキャラクターはそっくりの兄弟が2人で一役をやっているっぽいのですが見ていて全然分かりませんでした
タカはお母さんが殺されてしまった進路に悩む高校生でリクは親が凶悪犯で不登校という設定
三人で幸せに暮らしていますよと

そして室井さんの家の付近で死体が埋められているのを発見します、その死体と一緒に洋ナシが置かれていて過去作との関連が出てくるのですが
タカが「用無しだから洋ナシって当時から滑ってた?w」っていうセリフが出て、あっ今作はそういうノリ?と思いました、実際そういうノリです
レインボーブリッジネタをとにかく天丼してきます
「レインボーブリッジを封鎖した事件の!?」
室井「封鎖はできてないっ」
を3回やります
編集の仕方的にもトリックとかで見る笑いを意識したのかなと

事件発生から警察がブワーッときて懐かしのBGMが流れたり懐かしのキャラが出てきたりしてそれなりのファンサービスはあります

事件を聞きつけた集落の長老とナンバー2の久瀬の兄貴が来て室井さんの家にドカドカ上がっていったり早く出て行けって嫌味を言ったり田舎の嫌な部分の解像度は高いです、乃木が家に来た時に勝手に玄関を開けたりとか田舎の解像度はとにかく不快なレベルで高いです(田舎出身者は語る)

そしてなんやかんやあって劇場版1作目の凶悪犯の日向の娘の杏というキャラクターが出てきて室井さんの家に住むことになります、ここで日向の映像がフラッシュバックするのですがやはりこのキャラクター怖いですね、あのクワッて感じの笑顔が
その杏は誰かの指示で室井さんの所に行けと言われてきたのですがそれは誰かは分かりません、そして杏は室井さんと子供たちを仲違いさせるために色々な嫌がらせをします。窓ガラスを割る、リクが作った室井慎次の家と書いてある看板を汚す?焼く?をして室井さんがやったと思わせる、室井さんに殴られたと嘘を付く等をします
タカは杏の事を見抜きますが嫌がらせの影響でリクは室井さんなんか嫌いだ!みたいになるのですがなんか最後の方にはそんな事なかったかのように室井さん好き~になっててあれ?と思いました、描写が雑
全体を通してリクの描写が雑です、久瀬の兄貴のセリフで小さい方の子供の親は凶悪犯らしいじゃねえかというのがあるので噂は広まっている描写はあるので不登校なのは親が凶悪犯だからそれが原因でいじめられてるのか?と思ったけど単にサボってるだけっぽいし
急に学校行ってみる!ってなるのも意味が分からない、室井さんが元気付けたり室井さんが頑張ってるのを見て自分も頑張る的な描写は無い

杏役の福本莉子さんはマジで名演だと思います、インタビューで柳葉さんが杏がとにかく怖かったと仰っていたのですがマジで怖いです。ニヤリ顔だったりがいちいち怖くて室井さんに飲み物を渡したりオムライスを皆に作ったりするシーンで毒入れてるんじゃ!?と思わされました

このオムライスを出すっていうのが過去作の日向のセリフのオムライスを作ってやったっていうのと絡んでてこういう所は無駄に凝ってます

そして室井さんが村の人間に猟友会にの仕事を手伝えと言われます
室井さんが山の中で遠くから久瀬の兄貴に銃を向けられて周囲を見ると全員が室井さんに銃を向けていて室井さん撃たれる!?と思ったら撃たれはしませんでした、もしかしたら室井さんの被害妄想説
室井さんが留守の間に杏が家探しをするのですが目的は分かりません、ガンロッカーのカギを開けようとしたり手紙をあさったり良からぬことをしようとしているのは間違いありませんが
家に帰ると室井さんが胸を押さえて苦しみます、心臓病かなにかなのでしょうが今作では病名は明かされません

次に奈良育美という人間の屑弁護士が出てきてこのキャラクターはタカのお母さんを殺害した男の弁護士で扱い的にはレインボーブリッジの真矢ミキです、とにかく脚本の君塚さんの女の人嫌いが出てるなと
ちなみに今作は真矢ミキは1秒くらいしか出てきません
この弁護士は新人でとにかく実績が欲しくてタカを利用して裁判を勝とうとします。でもここで室井さんが父親らしいカッコよさをみせてタカも自分の意志できっちりNOを叩きつけてこの件は無事に終わり
犯人に面会に行くところで室井さんのテーマが流れる+懐かしのキャラが出てきてファンサあり
で室井さんが「あの弁護士の事は許してやれ、俺も昔新人の弁護士に救われたし」的なセリフが出て過去の映像が差し込まれて…なんだけどこれやりたかっただけ?

そこから家に秋田県警の人間が来て室井さんを連行します、そして杏がニヤリするので杏にハメられて何か罪を着せられてさっきの弁護士が助ける展開?と思ったら単に捜査協力の依頼

そしてその協力依頼をしてきたのが過去に登場したキャリア組の新城です、新城は秋田県警の本部長になっています

警察庁官房審議官に昇格した真矢ミキが交通局に左遷されていた室井さんを秋田の本部長にしようとしたら室井さんが警察を辞めたので新城が本部長を押し付けられたらしいです

そして新城との会話の中で我らが青島の話題が出ます
青島は現在警察庁の捜査支援センターにいることが告げられます、青島は健在だそうです

そして映画の最後の最後に家の離れにいたリクを迎えに行って
リクが「室井さんおんぶして~室井さん暖かいから好き♡」
でおんぶしてあげてぎゅ~して母屋に帰り~の

タカ「室井さん!室井さん!早く来て!」


ギ バ ち ゃ ん 小 屋 全 焼



からの杏ニヤりからのサイコ的真顔、室井さんギリリ…そして室井さんのあの服が燃えてしまう…家本体は燃えてなくて納屋の方が燃えていただけだったと思います
製作陣の室虐が止まらない!!

でエンドロール、まあ前編なんでって言われたらそうだけど尻切れトンボとはまさにこの事、この内容ならテレビでいいだろ!って思いました
劇場にいた他の人達も終わった時にうーんみたいな会話しかありませんでした
エンドロールで青島、すみれさん、和久さんとの昔の絡みのシーンが流れます、最低限のファンサービスはあります
このエンドロールの中に
室井「秋田できりたんぽ一緒に食べるか」
青島「その時はヘリで迎えに来てくださいね」
というやりとりが入っていて室井が約束を果たしていないのは警察の改革とは別にきりたんぽを一緒に食べるというダブルミーニングなのか?と思いました、次回に青島登場ワンチャン?
自分としては映画の内容は諦めているのでとにかく青島が出てくればオールオッケーです!次頼むぜ!
あと次回に本格的に警察組と絡むなら最後室井さんの昔の服が燃えるんじゃなくて農作業の服が燃えて昔の服着て室井慎次復活の方が良かったんじゃね?と思うけどまあいいや

この映画の良かった点
・ギバちゃんかわいい
・とにかく杏が怖い
・ヒロイン枠の日向坂の大川さんがかわいい
・青島来るか!?という次への期待

読んでいただきありがとうございました!



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