Oculus Goで初めてVR酔いしかけた話
最近、Oculus Storeの全アプリの一覧を作成して、評価件数とレビューをもとに面白そうなアプリを探す日々を送っている。
そこで見つけた「Omega Agent」というアプリにハマり、ここ何日か攻略を続けているが、このアプリで初めてVR酔いしそうになる経験をした。
私自身は普段の生活で乗り物酔いすることは全くなく、人生で乗り物酔いした経験は、台風が迫り運行停止になる直前のフェリーで4時間荒波に揺られたときのみである。(ちなみにG○R○manさんが最近行った島)
まずこのアプリを一言で説明すると、ジェームズ・ボンド的な主人公が重火器のついたロケットベルトを操作し、空を飛ぶゲームである。
ロケットベルトとは、ロサンゼルスオリンピックの開会式に飛んでたり、Nintendo 64のパイロットウイングスに出てきたあれのこと。
ゲームにはフリーフライトモードとミッションモードがあり、フリーフライトモードは箱庭のマップの中を自由に探索し、隠されたコレクションを収集するモードで、ミッションモードは2-3分の制限時間の中で、リングをくぐったり、コインを集めたり、UFOを倒したりするモードとなっている。
このフリーフライトモードが曲者で、ミッションモードではVR酔いをあまり感じないのに対し、フリーフライトモードでは開始すぐにVR酔いしそうな兆候を感じる。
どちらのモードも目的が異なるだけで基本システムは全く同じなので、なぜこうもVR酔いに対しての差が生じるのかを考えてみた。
ミッションモードは、リングやコインなどの明確な目標が空中に浮いているので、その目標を視界の中央に捉え、直進する飛行が主となる。飛行ルートも明確に決められている(リングをくぐる順番が決まっている)ので、次に取る行動を容易に予測可能である。
フリーフライトモードは、隠されたコレクションを収集することが目的なので、立体的なマップを隅から隅まで探し回る必要がある。つまり常に上下左右を見回しながら、縦横無尽に箱庭を飛び回る必要がある。
バスでは、進行方向以外の向きに座ると酔いやすくなると言われるように、飛行している方向ではない向きを見回し続けるのは、普段、脳が予想していない行動なので、負荷が高いのだろうと予想される。
逆に考えると、縦横無尽に飛び回れるシステムであっても、進行方向の中央に視点を集めることができれば、酔い難いゲームになるのだろう。
是非ともVR酔いについて興味のある方は、「Omega Agent」のフリーフライトモードをプレイすることをオススメする。
VR酔いしかけながらも遊び続けるほど、面白いゲームであることも確かなので、VR酔いに極端に弱い方以外にもオススメ。