企業のM&Aってマイナスイメージですか?プラスイメージですか?
こんにちわ。急激に寒くなりましたね。寒くなったのではなく
今までが暑すぎたのかもしれません。これから季節も冬になりますから
コロナもそうですが、風邪ひかないよう十分に気をつけていきましょう。
さて、皆様は企業のM&Aって聞くとどんなイメージをお持ちですか?
M&Aは企業の合併・買収を指す言葉です。買収と聞くと何となく悪いイメージが先行してしまいがちだと思います。それもそのはず・・・
皆様は2005年から数年間ニュースを騒がせた出来事をご存知ですか?
当時ライブドアの社長だった堀江貴文氏がフジテレビのニッポン放送を買収しようとしたこと。そして、同時期に出てきた村上世彰(よしあき)氏による村上ファンドこれも強烈なインパクトがありましたね。
最近でもSBIホールディングスによる新生銀行のTOBがニュースを騒がしています。これら一連の報道で「企業のM&A=負のイメージ」が定着してしまったように思います。
そんなM&Aも近年では増加傾向にあります。
近年社会問題となっている中小企業の後継者不足問題の解決に
企業のM&Aを活用しているのが主な要因と考えられます。
中小企業の倒産・廃業の6割は黒字倒産で後継者がいないことによるもの
だと言われています。地元の金融機関もこの問題の解決に取り組んでいて
中小企業診断士と連携して事業承継に乗り出したり、企業のM&Aを活用して
後継者不足による企業の廃業問題を解決していくところも出てきています。
しかし、必ずしも上手くいくとは限りません。M&Aの条件の合う企業が
現れなかったり、仮にM&Aが成立してもその後上手くいかなかったケースも
あるのでこの辺の課題はまだまだたくさんあると思います。
ただ、一番の問題は経営者の事業承継に対する意識の問題だと思います。
中小企業の経営者は事業承継を他人事のように思っているのが殆どです。
いつ、何が起こるかわからない世の中ですから、自分にとってまだ早いから
いいやと楽観的に思っている経営者の方々は考え方を改めた方がいいと思います。まずは取引先の金融機関とか会計事務所等に相談してみるのが一番かと思います。どのような感じなのか?知っておくだけでもいいので意識を持つことが一番大切だと思います。
負のイメージが先行している企業のM&Aも、事業承継の解決の糸口となればプラスのイメージが先行してくるのかもしれません。
という訳で今日はこれまで、また次の記事をお楽しみください。
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