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化粧をする必要性について~自認を踏まえた覚書バージョン~


これも一つの「大人の階段」

30歳を超えて、ずいぶんな時間が流れていきました。

20代の頃と比べていちばん変わったなあと思うのは、
やっぱり、人との接し方。

「どう見られているか」よりも「どんな自分でいたいか」という目線になりまして。
「それならこんなふうに考えた方がいいよね」とか、
「それならこんな服を着たいよね」とか、
まあやってることは一緒なのかもしれないけれど、
発想のスタート地点が違うから結果の見え方も違うんですよね。

あくまで、「どんな自分でいたいか」という考え方があるからそこに着地するのよね、という納得があるわけです。

そんなわけで、20代半ばまでお化粧をしたことが1度しかありませんでした。
ええ、成人式です(笑)
鏡の中の自分を見た瞬間の

うっわケっっバい!!!!!!!

という衝撃は一生忘れないことでしょう(笑)


世間の一般論とは相容れないと思っていた

なんやかんやで紆余曲折を経て大学を見事に中退し(正直者なんです私)、
当時アルバイトをしていた職場の店長にお声掛けいただいて、
企業に勤めることなく社会の荒波で生きていくことになりました。

そんななかでも、お化粧をしなかった私。
そもそも学生時代からしてなかったので、特にとがめられることもなく。

(そうそう、日本の不思議やなあと思うところなんですけど、
中高生には化粧すんなっちゅーのを校則まで使ってガツガツ言うくせに
大学生になった途端手のひら返して、
社会人にいたっては化粧はマナーやぞとかって責められるやつ、
アレなんなんって思ってたなぁ)

そんでお世話になったお店を辞めて就職することになったレストランで、
オーナーにダメ出しされて、生まれて初めて私物の化粧品を持ちました。

でもほんとイヤイヤだったんですよね~その時。
やり方わからんし、そのためにちょっと早く起きんといかんし。
女性誌に興味がないから、特集されてる化粧の勉強のためにわざわざ買いたいとも思わんし。
なのでその店を辞めた途端お化粧もぱたっとやめましたね(笑)

んで、再び化粧品を使うようになったのは、日々に追われて離れていた音楽活動を再開したときでした。
「さすがにステージに上がるならね」っていう。
ビジュアルには全く自信がないからせめてちょっとは盛りたい、よく見られたいっていう気持ちで。

たぶん、この時に初めて「社会にさらされる」ということを体感したんだと思います。
それまでは私のことを理解してくれている人たちに囲まれて生きていたから、そのまま、素のままでも許されていたんだなあってことに気付いて。

プラス、年下の男の子とお付き合いしたことも大きかったと思います。
彼についてはめっちゃ顔が好みで、顔が好きですって本人にも言ってたんですけど(笑)
少しでも好かれる部分を増やしたかった。
きっと自分自身が、そのとき潜在意識のなかで年齢と外見(特に顔)というものを強く意識していたんでしょうね。って今ならわかるけどね。

(ちなみに1年もたずに別れましたww)


視点は変えられるんだ、と理解すると
ちょっぴり人生が豊かになる

そこから時間が流れていくなかで、
自分の心の在り方について学んだり、
新しい環境に飛び込んでみたり、
ビジネスを通した社会の見方を知ったりしたことで、
性格もまあるくなって(笑)
今に至るわけですが。

いろいろなものを吸収させてもらったおかげで、お化粧との付き合い方も変わりました。
私はやっぱり好きじゃないし、毎日はやらないけど、
必要だと思ったときにやることなんだって納得できるようになった

だから世の人々は、
性別を問わず、
国を問わず、
年齢を問わず、
お化粧をするのよね。

「こういう自分でありたい」っていうのを考えた時に、必要なことだと思うから、お化粧をしている。

必要のないことはしない、できないものですから、人間って。

私は、この場所には、この人と会う時には、お化粧している自分がいいなって思ったらするし。必要性を感じない場面ではしないし。

そんな感じで、

「どんな自分でありたいか」

が最近の自分の軸だなあということを、
あらためて言語化したかったのでした。

ではでは!


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