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UCG1弾環境振り返り(ティガメビウス視点)
大会などでは「つぼ」のHNで参加しているつぼんちょ(@dbpoke)です。
2024年ももうすぐ終わり、1弾環境も残り1ヶ月ということで大会や構築等の振り返りを日記感覚で作成しました。細かいプレイングを載せているわけではないので、暖かい目で見てもらえたらと思います。
ブースターパック第1弾が発売されてから、全ての大会でティガとメビウスを組み合わせたデッキを使いました。note作成時点での大会成績はギャラクシーカップ優勝4回、準優勝1回です。
・ティガメビウスの使用理由について
①メビウスの効果
発売前に第1弾の全リストを眺めていると、メビウスだけ捨て札に関与できると知りました。他のTCGも遊んだ経験から、山札・墓地(トラッシュ)に触る回数が多ければ多いほど強いと認識しています。そこでまずメビウスの採用が決定。
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②当初のtier1予想ティガブレーザーの存在
BP1弾発売前の交流会などで、プロモとして入手することができたシーンカード「SKaRDを作った男」を採用したブレーザーデッキの勝ち報告が目立っていました。その勢いのまま、単体性能が高いティガと組み合わせたティガブレーザーデッキがTier1予想の声がXで圧倒的に多かったです。
結論から言うと逆張りです。環境が定まる前から強いと言われるデッキはあまり使いたくない性の人間なのでSKaRD構築のデッキタイプは見送りました。
逆張りしたつもりが約一ヶ月半後、ティガメビウスのシェアがあんなことになるとはこのときは想像もしてませんでした・・・
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③単体性能が高いティガ
1弾だけのカードプールではウルトラヒーローを1種に絞ったいわゆる単デッキはデッキパワーが落ちるため、メビウスの相棒探しが始まります。
そこでBP1弾の表紙を飾るティガの効果に着目すると、単体性能が頭一つ抜けていました。トリプル状態でしか効果は使えないRRRのティガですが、高い確率で登場時のラウンドを勝利に導きます。さらにはティガのR,RRの2種が捨て札を増やしながら、数的アドバンテージを稼ぐので、メビウスとの相性◎。採用決定。
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・ティガメビウスの強み
メビウスの捨て札利用とBP上げによる盤面形成の安定性+ティガの単体性能高さによる盤面制圧力
このシナジーが凄まじいです。特に激闘の覇者の効果起動まで道のりを整える作業は完全に他のデッキとは一線を画しています。
・大会ごとのデッキ構築
ギャラクシーカップの優勝プロモが発表されてから、発売直後の大会に出ることを決意して早急にティガメビウスの構築を練りました。
①BP1弾発売日の翌日、翌々日のギャラクシーカップ
デッキ構築で意識したのは事前tier1予想のSKaRD構築と殴りあえること。早速、Xで勝利報告のあがっていたブレーザーデッキを作成し、一人回しでティガメビウスと戦ってみることに。確かに「SKaRDを作った男」は強い。デッキトップ固定のブレーザーもいるし、運だけではなくこれは厄介だと実感。なので対策なしでSKaRD構築と殴り合うのは一発勝負形式のギャラクシーカップで使用するのは難しいと判断し、持ち込んだデッキリストはこちら。
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発売日翌日だったのもあり、メビウスは箱から3枚しか出ず、田舎なのでシングル買いもできないため、割り切って出ました。
SKaRD対策として、安直にダークロプスゼロを採用。こちらは登場時にラウンド2以下のシーンカードを破壊できます。欠点はウルトラヒーローではないのでレベ1サーチマンの対象から外れるため素引きが必要。1枚では引ける気がしないので2枚の採用。
スターターのティガも対策として採用。こちらは手札を1枚コストにすることで超高確率でラウンドに勝利します。SKaRDで押し切られそうになるときの延命札として採用。
BP1弾の発売直後ということもあり、デッキを十分に組めない参加者も実際におり、ティガメビウスの安定感が勝利を積み重ねてくれました。
決勝戦ではブレーザーゼットのSKaRD構築とあたり、お相手が十分にレベルアップできない隙をついて、無事に勝利できました。
②BP1弾発売日から2週間後のギャラクシーカップ
全国の大会でSKaRD構築が猛威を振るってる中、ティガメビウスを始めとして少しずつ他のデッキの勝利報告も増えてきており、構築もより広い範囲見れるように安定さを重視したものに調整しました。
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初参加のギャラクシーカップからはレベル2の枚数を増やしてレベルアップの安定感を意識しました。ただ、実際のマッチングは予選から決勝まで怒涛のティガブレーザー8連戦でした。フリー対戦の練習でダークロプス抜きでも立ち回り次第で抗えるとわかったので不採用でいきましたが、まさかティガブレーザーしか当たらないとは思いませんでした。この構築の反省点は効果なしのレベル3メビウスを1枚も入れていなかったことです。採用しないと手札が少なくなってからのカード単体パワーが低くなりがちなので、逆にミラー勝負に当たっていたら厳しかったかもしれません。
BP2000上げのメビウスを最大枚数採用したおかげで、ほぼすべての試合で活躍し、当日の運も味方して全勝で優勝。
③BP1弾発売日から約1ヶ月後のギャラクシーカップ
前回の反省を活かして効果なしレベル3メビウスを2枚採用。さらにはレベル2の配分も若干抑えて微調整。(微調整している時間がカードゲームで一番楽しい説)
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相手が上手いと長期戦になりがちなので、トップ勝負でラウンドをとりやすいゴモラを2枚採用しました。ゴモラの強い点は相手を選ばず確実グレードが上がり、登場時のみですが12000の打点を確保してくれます。実際に今大会では活躍してくれました。一方デメリットですが、1つ目はダークロプスの箇所でも書きましたが、サーチできないため素引きが必要かつレベ1サーチマンの質が下がってしまうことです。実際に大会中に起きたことでレベ1メビウスで3枚捲ったらシーン、シーン、ゴモラということがありました。2つ目は勝負を決めるターン以外で出すと次のターン以降負け確の置物になってしまうことです。タイミングの見極めが難しい.. .
この大会の頃から明らかにティガメビウスのシェア率が上がっており、参加した今大会のベスト4は全てティガメビウスでした。今大会も引きと構築が噛み合い全勝で優勝。
④BP1弾発売日から約1ヶ月半後のギャラクシーカップ
どの大会結果を見ても当たり前にようにティガメビウスが入賞をしている状況です。もうどこもかしこもティガメビウス、ティガメビウス…
発売直後のSKaRD一強環境はもうありません。
しかし、ここまで使い込むとデッキにも愛着がわき、ティガメビウスミラーを意識した構築でギャラクシーカップに参戦。
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ティガメビウスを使う側の視点としてティガのトリプルが複数体相手盤面に並ぶとかなりきついです。なのでティガの配分を前回より増やしました。
さらには後攻を取らされ続けたときの負け筋としてあるのがシーンカードの手札の渋滞。最後まで悩みましたが初めてシーンカード3枚の採用。もうマッチングはティガメビウス、ティガブレーザーしかいないだろうと割り切って両デッキに強く出れるスターターゼロを採用しました。使い方は前大会のゴモラと似ていますが、レベ1サーチマンの対象となること、打点がゴモラより1000高いことが強みです。メタ対象の2デッキで終盤のラウンドで負けることはほぼないです。(ダブル状態デラシウムはごめんなさい)
今大会の成績は決勝進むまで全勝でしたが、決勝ではティガメビウスに3ラウンドKO。初手があまりよくなく、マリガンをしたらレベル3が4枚きて負けるべくして負けました。
ティガの配分を多くしたことで大会通して若干回りづらく、事故も今までにないくらい起きましたが、新しく採用したゼロの印象はとても良く、おそらく今後も採用するでしょう。
ゴモラを1枚入れたのはおまもり感覚です。抜いたほうがいいです。
・今後の環境
BP1弾環境は残り1ヶ月ほどで、それまではティガメビウスのシェア率は落ちることなく、ティガブレーザーとともにBP1弾環境ではTier1のまま走り続けるでしょう。
個人的にははやく2弾が来て、環境が変わってほしいと思います。
ここでお知らせですが、BP02発売後すぐに初めて公式大型大会「ウルトラリーグ Battle Spiritsタイアップ記念カップ」の開催があります。
タイアップ大会直前に大会環境考察をサンプルデッキとともに公開したいと思います。
考察にはギャラクシーカップで何度も優勝経験のあるアレクさん(@Alek0306)にも監修をしていただきます!
ぜひお楽しみに
カード画像引用元: https://ultraman-cardgame.com/page/jp/card/card-list