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Ansibleでラクラク自動化!サーバ構成管理を未経験からはじめる手順
はじめに
「毎回サーバにSSH接続して手動で設定するのが面倒…」
「運用保守を効率化したいけど、プログラミングは苦手…」
そんな方におすすめなのが Ansible。サーバの設定やインストール作業などを “自動化” できるツールで、Linuxやクラウド環境を扱うエンジニアには必須級の人気ツールです。
本記事では、未経験がつまずきやすいAnsibleの導入と基本的なPlaybookまでを分かりやすく解説します。ちょっと触るだけで、「これなら自分でもできるかも!」と実感できるはず!
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1. Ansibleって何がすごい?
エージェントレス:サーバに特別なデーモンをインストール不要
PlaybookというYAMLファイルで設定を“宣言” → コマンドで一発適用
運用保守やサーバ構築の定型作業を自動化し、ヒューマンエラーを減らせる
シンプルな記述が売りで、ChefやPuppetより学習曲線がマイルド。「未経験からでも導入しやすい構成管理ツール」の代表格と言えます。
2. 事前準備:環境&インストール
コントロールマシン(Ansibleを実行するPC)
ローカルPCでもAWS EC2でもOK
Python 2.7/3.x が必要(AnsibleはPython上で動作)
ターゲットサーバ(設定を適用したいサーバ)
SSHログインが可能
AnsibleはSSH経由でコマンドを実行
Ansibleのインストール
CentOS例: sudo yum install ansible -y
Ubuntu例: sudo apt-get update && sudo apt-get install ansible -y
3. Playbookの超簡単サンプル
サンプル:Nginxをインストールして起動する
---
- hosts: webservers
become: yes
tasks:
- name: Install Nginx
yum:
name: nginx
state: present
- name: Start Nginx
service:
name: nginx
state: started
enabled: yes
hosts: webservers
webservers グループに属するIPアドレスのサーバへ適用
become: yes
sudo権限で実行
yumモジュール でNginxをインストール
serviceモジュール でNginxを起動&自動起動オン
実行コマンド
ansible-playbook -i inventory.ini nginx_setup.yml
inventory.ini 内に [webservers] グループとIPアドレスを記述
実行後、Nginxが各サーバにインストール&起動される
4. よくある落とし穴と対策
SSH鍵の設定ミス
パスワードなしの接続が前提 → ssh-copy-idや~/.ssh/configでホスト設定を確認
各ディストリビューションのパッケージ管理が違う
Debian系は apt, RedHat系は yum or dnf → Playbookで分けるか、モジュールに合わせて記述
ホスト名やIP間違い
inventory.ini で [webservers] の下に誤ったIPを書くと “UNREACHABLE”エラー
アンシブルバージョンが古い
新機能を使う場合はバージョンを上げる → pip install ansible --upgrade
5. xCampでインフラ+Ansible基礎を同時に習得
xCampはAWSやLinuxの基礎を無料で学べるスクールで、構成管理ツールにも触れられるカリキュラムやメンター相談が可能です。
AWS上にEC2立ててAnsibleで設定 → “運用保守を効率化する流れ”を体験
分からないことをメンターに質問 → 詰まらず学習を進めやすい
転職サポート で、Ansibleのスキルをアピールしやすく → インフラ自動化人材は重宝
未経験エンジニアでも、「自動化を習得してます」と言えるとグッと採用可能性が上がる傾向がありますよ。
6. まとめ
Ansibleは、サーバ構成管理を自動化し、運用ミスや手動作業の手間を大幅に削減する強力ツール。
PlaybookはYAML形式で初心者にも読みやすい
SSH越しにコマンドを実行するだけ → エージェントレスで手軽
大規模運用だけでなく、小規模検証環境でも大活躍
未経験からでも、一度Playbookを書いてみるだけで「これならできそう!」と自信がつきます。
xCampのサポートを活用してインフラ基礎+Ansibleを学び、次の転職先で“自動化エンジニア”としてアピールしてみてくださいね!
公式Xアカウント: _Xcamp_
弊社所属エンジニア(優太さん): @310engineer
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