半数以上の経営者が”副業人材との仕事で業績好転を実感”その背景は?
近年、多くの企業が「副業人材」を受け入れることで、業績の改善を実感しているという報告が増えています。
株式会社あしたのチームが行った「副業人材の受け入れ」に関する意識調査では、6割の経営者が副業人材の導入でポジティブな効果を実感しているということです。
業績好転を実感した背景にはどういった要因があるのか調べてみました。
多様なスキルと経験の導入
まず副業人材は、他の企業や業界で培った専門スキルやノウハウを持ち込むため、新しい視点やアイデアが企業内に広がったことが影響していると考えられます。マーケティングやIT分野などで、副業人材が最新技術を導入し、効率向上や新規事業の創出に貢献することがあります。既存の社員だけでは解決が難しかった問題に対して革新的なアプローチが可能となり、業績改善につながるケースが増えているようです。
また既存の従業員とは異なる企業風土や文化を経験した副業人材が新しい風をもたらし、従業員の新たな気づきや組織の活性化に貢献することも期待されます。
即戦力としての活用
副業人材は、一定のスキルや経験を持つ即戦力であることが多いため、研修や教育のコストを削減しつつ、迅速に業務に貢献できる点が企業にとって大きなメリットです。特に短期間での成果が求められるプロジェクトにおいて、その効果は顕著です。
弊社ではメンバー全員が複業をしており、その強みについて弊社 周も「複業家の場合、すでに特定の分野に強みを持っているため、プロジェクトに集中することができる」と、良さを実感しております。
外部視点による業務改善
副業人材は、第三者的な立場から業務プロセスや企業文化を客観的に評価できます。そのため内部の社員では気づかない問題点を指摘し、改善策を提案することも可能となります。業務効率の向上や組織改革に寄与するケースも多く見られます。
また全く異なる視点から事業推進、ものづくりを行うことで新たなアイディアの創造に繋がり、事業成長につながることもあるそうです。
コスト削減とリソースの最適化
副業人材は、フルタイムの正社員よりもコストが抑えられることが多く、特定のプロジェクトや短期的な業務において効率的なリソース配分が可能です。またすでに高い専門性やスキルを持つ人材に業務を頼む方が、従業員を採用・育成するよりも費用や時間を節約できるメリットもあります。
一方で課題も
副業人材の受け入れには情報管理や内部統制の強化、正社員との関係調整などの課題もあります。企業がこれらの課題をクリアし、副業人材の能力を最大限に活用するためには、柔軟な組織体制や評価制度の見直しが求められるでしょう。
さらに副業人材は時間的・空間的な制約が生じるため、社内スタッフ 以上に丁寧なコミュニケーションが必要となります。
まとめ
副業人材の受け入れは、単なる労働力の補完にとどまらず、組織全体の成長戦略としての重要性を増しています。今後も多くの企業がこのトレンドを取り入れ、業績向上に役立てることが期待されています。近畿経済産業局が公開している副業人材活用についてのガイドブックでは副業人材を取り入れたメリットなどを丁寧に解説しています。こちらも参考にされてみてください。
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書き手:NANA
スペイン・バルセロナ拠点のフリーランス記者