41歳にて素人が初めての出版にこめた想い

そもそも、執筆しようと思ったきっかけは、ライブドア事件によって、いわゆる「マスゴミ」と呼ばれるような社外からの、悪者(まつりあげられた人)叩きへの反発だったように思う。

小保方さんや、亀田興毅、勝間和代、与沢翼など、持ち上げるだけ持ち上げて、そして落とす、ハシゴを外す。実態以上にフルボッコにする。

そんなんだから、「出る杭は打たれる」と言われるし、派手なことをして目立つのは悪いことだ、という社会のムードになってしまう。

波風立たせずにおとなしく生きるリスクを取らない人たちを量産してしまう。

そういう環境からイノベーションは生まれないし、失敗を歓迎もしなければ、挑戦を褒めるムードにもならない。少しでも2ちゃんねらーの癇に障れば個人情報まで全てネットにさらされてボコボコにされる。

たまったものではない。

そんな現状に対して少しでも反撃したかったのかもしれない。

だからこの本によって「ライブドアはすごいいい会社だった、ホリエモンはいい人でした」とプラスに転じるとまでは言わずとも、マイナスすぎる評価からせめてニュートラルな「0」にまで、イメージを戻したかった(奇しくも堀江さんの出した書籍「ゼロ」と同じタイトルになるのも何かの縁なのか)

コンピュータとネットの進化と共に迎えた、41歳がこれまでの半生を振り返る

執筆を進めていくうちに、もっと根本的な課題というか、子供の頃からずっと気になっていたことを思い出した。

いや、思い出したというよりは、ずっと頭の中にあったのに、気づかないふりをしていた事なのか。

子供の頃はみんな、1日も早く大人になって自由になりたい。

やりたい仕事をバリバリやって、楽しく暮らしたい。

未来は、ワクワクでイッパイだ!

・・・みんなそう思っていたんじゃないのだろうか?

高校へ入り、大学へ入り、いつの間にか、みんなつまらない(ように見える)大人になってしまった。

誰かが作ったルールというレールの上をはずれないように、はずれないように、慎重に、慎重に走る列車として、誰もが連なっていってしまった。

それが本当にみんながやりたかったことなんだろうか?

子供の頃から、ずっと、夢見てきた生き方だったんだろうか?

私はそうとは思えない。

日本は豊かと言われてるのに幸福感が低いと言われている。

世界一の経済大国アメリカは17位。2位の中国は93位、3位の日本は43位で、GDPが高い国が幸福度が高い結果になっていません。

このデータによれば、むしろ、豊かな方が不幸になってるようにすら見える。

思うに、自分が大好きなインターネットテクノロジーが普及したことによって、生活は便利になった反面、電車の中では(自分も含めて)スマホ画面を覗きこむ人ばかり。

コミュニケーションも簡便なあっさりしたもので、例えば大事な告白なども済まされてしまう。

想定内の毎日で生きることは楽といえば楽だし、便利といえば便利なのだが、本当に求めている世界へつながっているのかは、今はまだわからない。

そんな毎日は、あまりに刺激が少なすぎて個人的には息が詰まる。


でも・・・1つ間違いないのは、人間は、人間が生み出したものを使うことはあっても、使われてしまうのは間違いということだ。

何年経っても、何十年経っても、何百年経っても、人は人だ。

これからの時代、人がやらなくていいことはどんどん機械にとってかわられるだろう。

そのとき、人は何をやるべきなのか、何をやれるのか。

もっと時間をかけて考えるべき時に来ていると思う。

詳しくはこちら→社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話


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