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50歳で脱サラ。転職12回後の起業から1年がたちました

最近は、脱サラってあんまり聞かなくなりましたね。代わりに聞くのはFIREでしょうか?

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、「経済的自立」と「早期リタイア」を意味する言葉です。

大和証券

まだまだFIREには程遠いですが、少しずつ経済的自立を目指したいと思い、この1年を振り返りつつ、これから独立を考えている方の参考になれば幸いです。

無事に1期目が終わりました

今からちょうど1年前の2022年の10月。渋谷の法務局へ行き、自分の会社を登記してきました。

そして決算月の9月末に向けてのいわゆる決算業務も税理士さんと実施し1期目の収支はとんとんくらいで終わりそうです。特に体調を崩すこともなく過ごせたのでまずまずの1年だったといえるのではないでしょうか。

ところで、これまで約26年間、サラリーマン(宮仕え)してきたので、さぞかし「起業したらやっぱり生活が変わったのか?」と会う人会う人にまぁまぁ聞かれるのですが、、、結論から言うと「そこまで大きく変わらなかった」です。

とはいえ、本当に何も変わらなかったわけでもないので、今の気持ちの記録として、よかったところとそうでなかったところをまとめておこうと思います。

〇よかったところ

自分を自分で評価でき納得できること

サラリーマン時代は、定期的に「やれ目標設定」だ、「やれ人事考課」だ、「やれ賞与査定」だと、上長(ときには社長に!)による自分の仕事に対しての評価が常についてまわりました。

もちろんいつも納得のいく評価の時よりは、もやもやすることもあり、評価の時期はいつも憂鬱でした。(そういう人は多いかもしれません。評価する方も憂鬱だったりすると、そもそも評価業務ってなんなんだろうと思うことも…)

しかし、当たり前といえば当たり前ですが、独立したことで自分が起こした行動に対してついての評価(というか結果)は100%自分の行動で決まります。

自己責任と言ってしまえばそれまでですが、自分のコントロールできる範囲での結果となることで、無用なストレスから解放されたことはかなり大きいメリットでした。

時間の使い方の自由度が上がったこと

わかりやすくいえば「勤怠管理」をつける必要がなくなりました。

一般的な企業であれば、出勤退勤はもちろん、残業申請や有給休暇取得申請、夏季休暇の日程の相談など・・・、そういったものはなくなり、自身ですべて働くのか、休むのか、すべてスケジューリングできます。

システム任せの方が楽な人にとってはそれが負担となるケースもあるかもしれませんが、元々予定を立てることはあんまり苦手ではなかったので、無駄な管理コストが減りました。

ただ、逆に言えば、深夜だろうと土日だろうといくらでも仕事はできてしまうので、意識的に休みを作る必要があります。身体を壊してしまうと何しろ自分しかいないですし、仕事が止まってしまえば給料の原資がなくなってしまうので、とにかく健康には気を付けました

Xよくなかったところ

孤独感を感じやすくなるということ

まだ、そんなにもよくなかった、と思うことも幸いないのですが(逆に言うと、無茶な経営をしていないだけとも言えますが)やはりずっと本業・本職として会社に帰属していたため、例えば全社イベントや新入社員イベント、忘年会など、「自分もある組織の一員である」という実感というか、安心感が無くなるというのはあります。

わかりやすく言うと孤独を感じやすくなるということでしょうか。(もちろん、最初から社員が複数人いてオフィスもあるような場合はその限りではありませんが)

特に起業してテレワークをしていて自宅から全く出ないような場合は、人との交流が少なくなりそれ自体がストレスになる可能性もあります。(コロナで実感した人も多いのではないでしょうか)
「誰にも邪魔されず、一人で黙々と何時間も仕事するのサイコー!」という人を除いて、健康的に経営するためには定期的に人と会って話をすることが必要と思います。

新規営業のコストが高い

これも独立したら悩みがちなポイントでしょう。今回は起業前にある程度、安定した収入が得られる業務委託に見込みが立ってから独立したので、新たにそこまで営業を頑張る必要はなかったのですが、それでも日々、新しい案件を獲得するために毎日の通常業務に加えてプラスアルファの時間を捻出するのは中々しんどいです。

もう少し若ければ、徹夜でも何でもして無理やり新規開拓することもできるかもしれませんが、あくまで無理をしないペースでは徐々にしか進められません。

よって、起業する前にクライアントや売り込む商材の見込みはある程度立てておけると良いでしょう。



まとめ


とまあ、色々ありますが、仕事を入れなければ平日の昼間からお酒を飲むこともできますし、先輩経営者と会う時間を作って情報を仕入れるのも楽しいです。自分でキャリア、もとい人生をダイレクトにデザインしていけるというのが何よりの醍醐味かもしれませんね。

まずは、順調に続けていくことを目標に頑張りたいと思います。

今の収益のメインが事業会社のマーケティングコンサルと新規事業開発コンサルなので、2期目はもう少し自社事業立ち上げに時間を使っていきたいと思います。

最後に、いつもお仕事でご一緒させていただいている皆様方、ありがとうございます。

おしまい。

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