受験対策が必要なように就活対策も必要な時代
「就活生の7人に1人がうつ」
衝撃的なタイトルに惹かれて手にとってみました。
いつからか「ブラック企業」という言葉が横行し始めたのは。
ブラックか、ホワイトか、という定義は人それぞれの部分もあると思うのですが、1つ言えることとしては、「ただ、敷かれたレールにさえ乗っていれば人生安泰」の時代は終わりを迎えるということなのでしょう。
それでも、大学受験を始めとする「教育」の世界は、”偏差値”、”センター試験”をはじめ、依然として「点数」という評価軸が大きく結果(進学先)に影響を及ぼしています。
なので、その発想を就活開始というタイミングで急に切り替える必要があるわけです。
高学歴なのに・・・という落とし穴
それができないと内定が取れずに苦しんじゃうんでしょうね・・・。特に高学歴な人ほど、どうしてうまくいかないんだろう、、、と。
高学歴ということはもちろん就活にプラスに働きますが、だからといって企業が欲しい人材であるとは限らない、ということですね。
わかりやすく言えばテストの点数がいくら良くてもコミュニケーションが苦手、チームで動くことができない、自分の考えを伝えられない、などなど・・・。
ネットの出現によって大きく変わった就活
VUCAなんてどこ吹く風の30年くらい前の「とにかく経済が右肩上がりに成長していた時代」は、とにかく勉強して、いい大学に入ればいい会社に入れました。
しかし、その後、大学への進学率も高くなり、仕事の多様化とインターネットの登場により、単に大学を卒業するだけでは行きたい会社に入れなくなりました。
ただ闇雲に企業にエントリーするのは、対策せずに希望校への願書を出し続けるのと同じ。玉砕して「お祈りメール」の山を対峙することになるでしょう。
対策するしかない
ではどうすればよいのか?
受験のための学習塾があるように、行きたい会社に入るためには就活対策が必要ということなのでしょう。
自分自身、就活をしていた23年前、まるでそこができておらず苦労したので、大きなことは言えないのですが、受験とは全く異なる対策が必要であり、残念ながらまだまだ認知されていないのでしょう。
逆に言えば、学歴がそこまで高くなくても対策次第では入りたい会社へ入るチャンスもあるのです。
具体的な対策
大きく分けて3つ、
・IQ力の向上
・EQ力の向上
・就活力の向上
書面に「ホワイト企業100社が求める人物像のリストからのカテゴリ分類」が掲載されているのですが、求められる能力に共通点は多いです。
もちろん、この対策をすればこの企業に絶対内定、といったものはありません。
それでも一定のルールで選考している限りは内定する確率をあげる方法は確実に存在するのかな、と思います。
保護者の方へ
30年前の保護者自身の就活経験は、毒にこそなれ、助けには全くならないということです。
就活がうまく言っていないと、本人のモチベーションを下げるような心無い一言がつい出てしまうかもしれませんが、ぜひ、プラスになるアドバイスができるような保護者でありたいものです。
こちらは保護者向けの本でしたが、就活生が読んでも参考になる部分も多く、親とのコミュニケーションを苦労している学生がこの本を通して、親子の関係性を改善するという使い方もありかな、と思いました。
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