自己資金のみで起業した1期目からメガバンクに法人口座を開設できたその方法とは
日本国内で「銀行」と言えば…、いわゆる三大メガバンクの「三井住友」「三菱UFJ」「みずほ」、が通称、緑メガ、赤メガ、青メガと呼ばれているのはみなさんよくご存じかと思いますし、いずれかを個人で利用しているケースは多いと思います。
しかし・・・、個人で起業した場合などは、これらのメガバンクに法人用の口座を持ちたくてもいきなり開設できないらしいのです(審査を通らないらしい…)
とはいえ…法人用(会社用)の口座がないからといって、代わりに普段使いの個人の口座を請求書に書くとかはあまり見かけません。
そのためにまず最初は比較的審査の通りやすいネットバンクから事業を開始し、そのうちに実績や売上がついてきてから大手の銀行に申し込むというのが一般的なステップのようです。
私の会社でもそんなわけで創業時にはバーチャルオフィスでも開設可能で手軽な「楽天銀行」を開設しました(ほかにはSBIなどの選択肢があるようです)
https://www.rakuten-bank.co.jp/business/account/
詳しくはこちら。
経営セーフティ共済への申し込みで問題発生
こちらは何かといいますと、中小企業で急に資金が必要になった場合や倒産を防止するための資金を事前に積み立てておける仕組みです。
起業後しばらくしてからこういう仕組みがあることを知りました。
早速利用してみようと申し込んでみたところ「楽天銀行(ネットバンク)」では申し込みはNGとのこと…
よし、、、それではリアルバンク(店舗)の中でもハードルが低そうで、ご近所で見つけた「城南信用金庫」に口座開設しに行ってみると・・・
「本社がバーチャルオフィスなのでお受けできません」
がーん、今度はそこがダメなのか・・・。しばらくはバーチャルオフィスで行く予定だったので手詰まり感…。
オンラインでメガバンクへの申し込みに挑戦
そこでふと・・・創業したばかりでは開設はダメだと思い込んでいたメガバンクは本当にダメなのか?と。
思い返せば、個人として私が社会人になった1998年に三井住友銀行に給与振り込み用の口座を作って、それ以来ずっとこれまで家計のメインバンクとして利用してきていたので、その実績を元に口座開設できないか?トライしてみることに。
調べてみると実際に銀行に足を運ばずとも法人口座はWebから申し込みができるようなので、早速申し込んでみました。
電話による事業内容な事情の確認
申し込みから1ヶ月ほど経ったころに銀行から電話がかかってきました。
楽天銀行の開設時にもあった事業内容やオフィスについての簡単な確認でした。その中で「ずっと個人でSMBCを利用してきたこと」「経営セーフティのために必要なこと」を口頭でもアピールし、そこで電話は終わりました。
また、もう1ヶ月くらいしたころに、窓口での最終手続きの案内が届きました。
「えっ?通ったの?マジで?」
その時は半信半疑でした。
口座開設を希望する支店としては会社を渋谷で登記しているので渋谷駅前支店を選択し、予約した訪問日の朝一番で渋谷に出向きました。
持参した必要書類としては
・代表者の本人確認書類(保険証、マイナンバーカード)
・履歴事項全部証明書
・法人の印鑑証明書+法人の印鑑
・オフィスの契約書(PDFをカラーで印刷したものでOKでした)
バーチャルオフィスの契約書がやや不安でしたが、滞りなく1時間くらいで手続きは完了し、その場で口座番号も教えてもらえました。
ただ、クレジットカードやアプリの設定などは2週間後なので、お金が移動できるようになってから振込先などは変更することにしました。
キャッシュカードをゲット!
1週間ほどして会社名の入ったキャッシュカードが届きました!!
ついにこれで経営セーフティーにも申し込めます!と意気揚々に手続きを進めると別の関門が!
「個人からの申し込みでは創業2年目から可能です」
なんですと・・・。せっかく口座もできたのに・・・。そうすると
「ただし、税理士経由であれば即座に受付可能です」
そうなんですね。。。色々知らない世界があって勉強になります。
そんなわけで、無事に経営セーフティー共済への申し込みができそうです。
何事もやってみることは大事ですね。
起業家のお役に立てれば何よりです。
おしまい。
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