あるコメディアンの死
ザビエルが天才と思う俳優は?と聞かれたら、迷わずロビン•ウィリアムズと答えるだろう。彼の演技の守備範囲はコメディアンから、物静かな教員まで幅広い。そしてその卓越した演技力は、演じる主人公=ロビンと思われても仕方ないほどだ。しかし本来のロビンとは、いかなる人物だったのか?子供のころから即興モノマネで人気者となり、スタンダップコメディアンとなったロビン。鋭い人間観察が生み出す切れ味の良いジョークは彼の真骨頂だが、果たしてそれが彼の真の姿なのか?それとも「グッドウィルハンティング」「いまを生きる」の教師が本当のロビンなのか?彼自身も判らなくなっていたのではないか?憑依した役から開放されたロビンは、空っぽの自分と向き合う恐怖から自暴自棄になり自死したのではないか?ザビエルの推理が事実であれば「天賦の才」を恨むしかない😢