USDCADのテクニカルが効きやすい理由と2023年9月末時点の環境認識
USACAD(ドルカナ)について語っていきたいと思います。
USDCADはマイナー通貨ペアと思われがちですが、以下に示すように世界での取引量は第5位です。
ポンド円などのクロス円と比べるとはるかに取引量が多いことが分かります。
私は、通貨ペアの中でテクニカルが一番効くのはUSDCADだと思っています。
その理由は、「USDCADのチャートを動かしている人のほとんどが、USDCADのチャートを見て取引しているから」です。
EURUSDの場合は皆がEURUSDのチャート見て取引しているわけではなく、USDJPY、GBPUSD、EURGBPなど、他の様々なメジャー通貨ペアの取引の結果もEURUSDの値動きに影響してきます。
一方で、USDCADを動かす要因となっているのは、ほとんどがUSDCADの通貨ペアの値動きからです。
別の言い方をしますと、「CADという通貨を取引する人のほとんどがUSDCADの通貨ペアで取引しているから」です。
CADJPYがマイナーだと思う人は多いと思います。
つまり、CADと言えばその相手はUSDである、という共通認識からきています。
ゴールド(XAUUSD)も同じ理屈でテクニカルがよく効きます。
「ゴールドのチャートを動かしている人のほとんどが、ゴールドのチャートを見て取引しているから」です。
XAUの相手は?と聞かれたら世界のほとんどの人がUSDと答えるのです。
自分でも説明が下手だなと思って書いていますが、なんとなく伝わりましたでしょうか。
では、2023年9月末の環境認識について書いていきます。
テクニカルがよく効いていることが分かるかと思います。
週足です。
綺麗な三角保ち合いです。
6月から7月にかけて下方にブレイクしかけたけれど、また三角保ち合いの中に入っていきました。
それだけ意識されているということです。
続いて日足です。
上昇のトレンドラインが引けます。
押し安値(1.34891)を下方にブレイクしたが、トレンドラインに跳ね返されています。
跳ね返されているポイントはその前の下落トレンドの戻り高値(1.33869)です。
ここまで綺麗に水平線が機能する通貨ペアはUSDCADだけだと思っています。
最後に1時間足です。
先週末の日中に大きく下落しました。
その後、日足で触れた上昇のトレンドラインと9月22日の安値(1.34233)で止められた後、指標で大きく上昇しています。
この後の値動きですが、週足で示した三角保ち合いの上限を目指すと考えています。
もし上限にたどりつかなければ、トライの失敗として大きく下落するのではと思います。
ただ、将来の予想に大きな意味はありません。
ライン付近まで引っ張ってからトレードすることを意識すれば資金は自ずと増えていくでしょう。
まだUSDCADを監視通貨ペアに入れていない人は参考にしてみてください。
なお、以下の記事でもUSDCADの例を挙げて解説しています。
以上です。
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