2021年9月18日 ゴールド(XAUUSD)の長期足環境認識
8月8日に書いた環境認識の記事の続きです。
<定型文>
長期足の環境認識はスキャルピングのエントリーポイントと直接関係があるわけではありませんが、上位足から見て現在値がどこに位置するのかということは勝率を高めるうえでとても重要です。
<日足>
青の斜めラインを一本追加しました。今まで引いていたチャネルと平行のラインです。この角度が意識されているのが分かります。
今は1,750USD~1,760USD辺りのサポートに支えられたところでクローズしています。ここから上に抜ければさらに上の1,830USDを、逆に下に抜ければ1,680USDを試しに行くのではと思っています。
<4時間足>
今までラインが効いているところに青丸印を付けていましたが、かなり分かりやすく反応していて明確なので今回は付けていません。なお、ラインは1ヵ月前のものから引き直していません。
いつもより引きで半年分くらいを表示させていますが、ラインが意識されていることがよく分かります。ラインとラインの間の中で、上限でショート下限でロングというのをリスクリワードを考えて繰り返していけば、デイトレでも自然に資金が増えていく環境です。
<ゴールドのテクニカルについて>
環境認識からは話が逸れますが、先日「ゴールドはなぜテクニカルが効きやすいのか」という質問を受けましたので、今回はこの質問について簡単に答えていきたいと思います。
ドル円などの通貨ペアは実需の取引が絡んでくるため、テクニカルとは別世界で値が動くことがしばしばあります。いわゆるファンダメンタル要素です。日々行われる貿易であったり、外資系企業の為替換算などがこれに当たります。ドル円であれば、ドルが動けば動きますし、円が動いても動きます、当たり前ですが。
一方でゴールド(XAUUSD)は、ゴールドの価値をドルで表現した指標に過ぎません。もちろん、実需によるドルの動きや、政策金利云々によるゴールドの価値の変化などのファンダメンタル要素もありますが、ゴールドは投機的な側面がより強いので、チャートを見て取引される取引量の方が圧倒的に多いのです。そして、チャートを見ている人が多いということは、意識されるラインはより意識されるので、テクニカルが効きやすいということにつながるのです。
誤解をしてほしくないのが、通貨ペアの為替よりもゴールドの方が勝ちやすく簡単だと言っているわけではありません。価格を表すラインはゴールドの方が効きやすいと思っていますが、テクニカルはラインだけではありませんので、それぞれの値動きの癖に合わせた手法を使えば、どんな相場でも資金を増やすことは可能です。為替はレンジ相場になりやすいので(その国がなくならない限り超長期で究極レンジ、フラクタルで短期でもレンジになりやすい。)、むしろ初心者にとっては比較的簡単な投資対象だと思っています。
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