
現実逃避で国が終わる
夢の中へと飛び込んで、
幸せの泡に包まれ、
「問題なんてない」と笑い飛ばし、
目の前の火事を見ぬふり。
政治家たちの舞台裏、
嘘と演技が交錯する、
「大丈夫」と繰り返す声、
消えた現実、影だけが残る。
インターネットの海に沈み、
情報の波に溺れている。
クリック一つで忘却へ、
真実はどこか遠くへ消えた。
経済は崩壊しそうでも、
カラフルなバナーは踊る。
「セール」だ、「特典」だと叫ぶ声に、
国が滅ぶその時まで夢を見る。
子供たちは空を見上げて、
現実とは違う星を探す。
彼らが育つこの土地で、一体何を学ぶというのか?
幻想に満ちた虚構教育。
さあ、お茶でも飲んで話そう!
未来など気にせず笑おう!
現実逃避こそ最高の武器、自分さえ良ければそれでいい。
だが知らぬ間に時計は進み、
時代は変わり、人々は去る。
最後には誰も残らず…
ただ夢だけが国を覆う。
