和の響き
静かな森に立ち尽くし、
風が運ぶ声を聴く。
樹々の間でひらく光、
それは心の調和を映す。
水面に浮かぶ月影、
波紋が広がり、消えてゆく。
一瞬の美しさ、その儚さ、
全ては繋がる命の道。
対話する岩と雲、
彼らは言葉なくして語る。
時の流れに身を委ね、
共鳴する音楽を楽しむ。
争いから生まれる孤独、
愛によって結ばれる絆。
一つの世界、一つの心、
共に歩むこの旅路よ。
人もまた自然の一部、
違いを認め合うその先に、
和(やわらぎ)の花が咲く。
互いに手を取り合い、生きよう。
過去と未来は今交わり、
無限なる円環を描く。
この瞬間こそ真実であり,
和(わ)の中で我々は存在する。