強欲資本主義の讃歌
金の雨が降り注ぎ、
夢はみんなの手の中、
「もっと、もっと!」と叫ぶ声、
ひと握りの富が踊る道。
株価上昇に心躍らせ、
働き蜂たちが蜜を集める。
人々は顔色変えずに、
奴隷か王様か、それが問題。
豪邸には光るシャンデリア、
外では寒さに震える者たち。
「自己責任」と口にする時、
真実を隠すその冷たい視線。
ビジネス街で笑い合う彼ら、
その裏で泣く声もある。
利益最優先のこの社会で、
心はどこへ行ったのだろう?
消費者よ、自分を見つめよ!
買っても買っても満たされぬ、
広告に踊らされている間に、
大切なものはどこか遠く。
目指せば高みは果てしなく、
けれど心は空っぽになる。
強欲資本主義よ、お前にはいずれ—
空虚さだけが残る運命。
こんな世の中で生き延びる術(すべ)は?
笑うしかない、この滑稽な道。
でもいつか真実を見る日まで—
皮肉を込めて、人間を讃えよう。