shikou
幸せとは、何ぞやと問えば、
心の奥にひっそりと息づく、
小さな光、日々の中に、
見えない糸で結ばれた瞬間。
風が運ぶ声、草花の舞い、
笑顔は一瞬で消える影、
それでも我らは探し続ける、
真実のかけらを求めて。
無常なる時の流れに身を委ね、
泡沫(うたかた)のような夢を追いかける。
「今ここ」にあることが幸せだと知り、
その小さな確かな足跡を刻む。
孤独もまた、美しい教えとなり、
他者との絆が色を添える。
苦悩の果てに見出す安らぎは、
ひとしずくの水面に映る月。
だから今日も歩き続ける、この道を。
喜びも悲しみも抱きしめて生きる。
私幸とは、自ら紡ぐ物語―
静かなる心で感じ合う幸福。