死にゆく国の讃歌
青い空はもう見えない、
すべてが灰色の雲に覆われ、
笑顔の影はどこへ行った?
私たちの夢も一緒に消えた。
街角では語る者なし、
耳を塞ぎ、目を逸らし、
「大丈夫」と誰もが言うけれど、
その口元には苦味しか残らず。
政治家たちの舞台劇、
国民はただのおままごと。
票を集める手際は巧妙で、
真実は檻の中で囁いている。
経済成長と叫ぶ彼ら、
金色の馬車に乗り込んで、
「明日はもっと良くなる」と声高に。
でも地面には亀裂が走っている。
教育現場では教科書無き、
未来への扉は固く閉ざされ。
若者たちは夢を捨て去り、
逃げ道さえ見失ったようだ。
愛国心という名の糸引き人形、
操り人形たちが踊る舞台。
「誇り高き民族」を唱えるけれど、その声は虚ろで冷たい。
死にゆく国よ、お前もまた、一つの詩だ。
静かなる涙を流しながら—
その歴史と共に息絶えてゆけ!
でも忘れないで、この皮肉な歌を。
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