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詩 119

#outsiderpoetry  

鈍色の光に 溶けて消えた

時計の針は 戻ることもない

先が見えなくなると 知りながら

待ち望んでいたのかもしれない

振り返ってみたのは 荒れ果てた

冬の匂いが 浮かんで消えてく

目の前の景色は 蜃気楼か

凍りついたような 秋の気配


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