行き着く先
行き着く先はどこかと、
皆が夢見て語る道、
金持ちの家に住むこと、
それとも名声を手にすること。
朝から晩まで働いて、
笑顔の裏に隠れた疲れ、
「幸せ」って何だろう?
答えはいつも遠い雲。
SNSで自慢したり、
フィルター越しの美しい顔、
真実はすぐ背後にある、
しかし、それは誰も見ない。
「明日にはもっと良くなる」、
希望の言葉を並べてみる、
でも現実は冷たい風、
追い求めてもついて来ない。
振り返れば無駄な足跡、
迷路の中で彷徨う心、
結局のところ行き着く先は、
ただ「疲れたね」と笑う場所。
だから今日もまた歩こうか、
この不条理な旅を続けて、その先へ—
色あせた夢を抱えて進む。
皮肉な運命、それも悪くない。