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工具シリーズ 1 宝(寶)山

自転車用工具は特殊なものが多く、ほぼ専用品。

昭和自転車を触り出したころ、古い工具にも興味を持った。
界隈でも特に有名なのは宝山(park toolで有名)と名古屋畑屋。
宝山はそこそこ手に入るが、畑屋はレア物が多い。

最近手に入れて使いやすいと感じたのは宝山のロックリング回し

角度が急なので回しやすい

一番の違いは漢字で書かれているところ。今はHOZANだが、この時代は宝山。もっと古くなると旧字で寶山と書かれている。今の時代からすると旧字で書かれているのは非日常で新鮮味がある

↓寶山時代のスポークカッター。

「寶」に山の形をしたロゴ
戦前であってくれたら嬉しい

サドルのバネ開き

文字を囲っている模様が素晴らしい

耳切鋏

現代の工具に見られないのは社名の周りに模様が施されていて、とても美しいところ。こうしたオーバーエンジニアリングを見ると職人さんが心を込めて作ったことがうかがえて非常に美しい。実に工芸品。


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