今年1年の振り返り
2023年も残り12時間を切りました(現在13時30分です)!
今年はxAliceプロジェクトの立ち上げに奔走した1年になりました。
国内NFTマーケットの不況や、私たちが目指すアート消費行動としてのNFT購入がまだまだ浸透できていないこともあり、残念ながらNFTコレクションは初回販売では完売に至らず、ちょっと(かなり?)悔しい思いをしています。
ですが、着実にコンテンツ/IPとしての制作を続ける中で、ファン層の裾野を広げていきたいと思います。こんなに可愛い(ちょっと毒あり)xAliceたちの魅力をもっともっと伝えられるよう、来年はさらに頑張っていきたいです。
プロジェクトの歩み
2月下旬
リードエッジコンサルティング(以下LE社)より打診を受け、NDA締結ののちプロジェクトの概要について説明を受けました。
MEGAMIチーム、ちょん*さん、山下諒さんと一緒にお仕事ができると聞いて即座に飛びつく。ワクワクすることには目がないのだ。
3月~5月
お話をいただいた時点でイラストはほぼ出来上がっていたし、絵のクオリティはとんでもなく素晴らしいので、NFTを作ること自体については何も悩みはなかったけれど、それをどうやってビジネス化するかについては、個人的にもチーム的にもかなり悩みました。
2月のIROIROがセールスに成功したこともあり、「名前の通ったWeb2企業と提携して販路をしっかり作れば勝機はあるだろう」と踏んでパートナー探しを進めていきます。
(ここは書けないのでごにょごにょ)の結果、『TOMIE by JunjiIto』プロジェクトでお世話になったYTE様にPV制作について協力をいただけることになり、座組みが決まったところでプロジェクトとして正式に始動することに。
市況は4月頃から一体どうするんだコレってぐらい悪かったけれども、ずっとこの状況は続かないだろう、という予測の下での見切り発車でありました。
6月~7月
関係各所と契約を結び、制作を開始。
当初はETHのNFTとしてプロジェクトを開始しました。
MEGAMIがクリエイターを支えるためのIPをweb3に立ち上げるプロジェクトであるので、その姉妹プロジェクトであるxAliceは、あえてその周辺のコンテンツを受けて楽しむ側、つまりアニメなら視聴者、マンガなら読者、そういった人たちをメインターゲットとすることがコンセプトでした。
画像生成については、既存のジェネレーティブイラストツールをいくつか見たものの、どれも痒いところに手が届かない感じだったので、自前のワークフローを構築することにしました。
Googleスプレッドシート + Google App Scriptでmetadataを生成して、metadataから画像を重ね合わせるツールをpythonでちょいちょいと。
このあたりのツールまわりに少し時間をかけて自前で組んだおかげで、後々の作業がとてもスムーズに進んでよかったと思いました(小並感)
それと並行してストーリーの軸となる世界観を作ったり、各個体の名前やdescriptionのリストを作ったり、パーツ名を決めたり、discord運営メンバーの人選を進めたりしたのもこの時期です。
8月
順調に進むNFT制作とは裏腹に、NFTの市況が改善するどころかますます低迷していく中、運営チームはどうやって売上を伸ばすか頭を悩ませていました。
その中で、パブリックブロックチェーンの中でも強いユーザーコミュニティを持ち、dApp Stakingというローンチ後に継続的な運営資金を獲得する手段を持つ、Astar Networkを採用することに舵を切りました。
discordサーバーの準備を始めたのもこの頃で、AIと仮想世界をテーマとするxAliceの世界観に合わせて、「暗号」をキーにして、コンテンツを少しずつ見せていく方針を定めて準備を進めていきました。
9月
discordサーバーと公式Xアカウントを開設して、ユーザーコミュニティの形成を始めました……が、Xのフォロワー数が思ったように伸びない!
Xのアルゴリズムが変わってみんなが戸惑っていた時期でもありますが、SNS運用の難しさを思い知らされました。
(Xの運用については、正直今でも手探りです。もっと極端にキャラを作った方がよかったのかもしれない……と、他プロジェクトの公式アカウントをを見て思うこともありますが、下品に見えるやり方もしたくはないし、という葛藤が…)
そこで取った起死回生の一手が、キービジュアルSBTのフリーミントでした。おかげさまでたくさんの方々にmintしていただき、フォロワー数も一気に5,000人まで増加、ほっと胸をなで下ろしました……が、XのAPI有償化の影響でいいねRTフォロー条件のチェックができず、mint数の割にフォロワー数が増えなかったのもいい教訓です。
10月
ここからはコミュニティの皆さんが一緒に体験してきたとおりで、コラボを組んでALを配布し、慣れないスペースで冷や汗をかきながら質問に答え……話すのヘタクソなので、録音は決して聞き返しません。穴があったら入りたいですね😣
NFT制作の面では、PFPとして顔まわりを拡大してもバリエーションが豊富になるように、ちょん*さんにお願いして顔まわりのパーツを大幅に増やしていただきました。
(個人の趣味でメガネをたくさん作ってもらいました。役得役得)
グッズやコンテンツの制作について、下準備を始めたのもこの頃になります。
11月
NFT制作もいよいよ大詰めです。画像を生成してはちょん*さんに見てもらい、見た目がイマイチな組み合わせが出ないように生成ルールに制限をかけたり確率テーブルを調整したり、というやり取りを何往復かした後、最後はたくさん生成したxAliceたちの中から3,333体をピックアップしていただきました。
並行してOriginのデザインを調整していただいて準備完了です。
発売日を決めて、そこから逆算してプロモーションをかけていきます。
Xであれこれ告知をするためのバナーや、リビール前の動画を作るデザイナーの手が足りず、一部自作したりしたのも良い思い出です。
メインコレクションのセールに向けてOrigin2体のオークション販売を実施、運営チームが予想していた以上の高い価値をつけていただいたことは、大変励みになりました。改めてありがとうございました。
そしてセールが始まり、多くのユーザーさんにxAliceたちをお迎えしていただくことができました。
残念ながら初回のセールでは完売しませんでしたが、"I am xAlice"をIPとして育てていきながらロングテールでの完売を目指す、というコミュニティ運営の目標ができた、という捉え方をしています。
12月
セールが終わり、水面下の動きもあるにはあるのですが、とりあえずは運営チームの内部リソースだけで進められる事業を……ということで、当面はグッズの制作・販売を拡充していくことが目下のミッションとなります。
Live2Dアバター、ノベルゲーム、ASMR、育成ゲーム、カジュアルゲーム、やりたいことはいろいろあるのですが、どれだけ実現できるかは、この先の僕ら次第ですね。頑張ります。
最後に
来年はcryptoにとっても、NFTにとっても、盛り上がる年になりますように!