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転機となった管理職への昇進

「いつか教員を辞める」
そんなことを口にするようになった夫

それでも
昇進試験を受け
割りとスムーズに管理職になりました

夫は子供が大好きだし
子供の扱いは上手だし
授業は分かりやすいし
保護者とも上手に関わるし
職員室でもズバズバ言うキャラクターだし

すごく教員に向いている

自分が子供だったら
夫みたいな担任だと
毎日学校が楽しいだろうな~と
同じ職場の時はよくそう思ったものです

だから「管理職」をしている姿は
正直ピンときませんでした

でも
「副校長、校長になって
嫌になったら仕事辞めるわ」
と言っているのを聞いて

それもありかなと思うようになりました

だとすると
あと10年は辞めないかな
なんて少し安心したりしていました

そのうち夫は職場が異動となり
異動先で管理職として迎えられ
重めな仕事を任されるようになりました

それと同時に
上司の古い考え方や効率の悪さ
保護者や地域からの評価を優先するところに
夫は嫌気がさしていました

結局学校は校長がすべて

校長がやるといったら
やらなければいけない

校長が
「ペーパーレス嫌だ」といえば
ペーパーレスになることはない

もちろんすべての校長が
そうだとういわけではないけれど
校長の突拍子もない発言に
振り回されることは教員なら誰しも
経験のあることではないでしょうか

夫はそんな労力が馬鹿馬鹿しくなり
校長の思いに応えて率先して動く
ということが自分には無理だと
感じたのではないかと
見ていて思っていました

また
自分がそんな立場になるということも
イメージが湧かなければ
ウキウキもしなかったのかな~と

これは退職理由の一部ですが

いよいよ
夫の「退職」が現実味を帯びてきました

「たぶん来年度で仕事辞める」

世の中が卒業シーズンの中
我が家では第二子が生まれ
半年が経とうとしていました

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