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未来へのSTARWAY オタク海文書
こんにちは。
未来へのSTARWAY 7回クリアの男、岡八郎です。
やっぱりこの感動を言語化しておきたいので此処に残します。
語りたいことはたくさんありますが、ここではアイカツを見ていた長年のファンたちに向けられたメッセージと、そのための構成について書きます。
ここまではこられた
この映画では、いちごたちの卒業をテーマに、進路を決める必要があること、これからまだ知らない未来に向かっていくことを描く。
その中で、それはアイドルじゃなくても──誰にでもあること、それが大人になるということだとしている。
映画は、卒業半年前→未来→卒業ライブという構成で出来ている。
卒業ライブでは、このライブを最後にソレイユが活動休止するため、本当に解散するユニットが最後の曲の前にやるMCのような話をする。
そのMCの中で、いちごちゃんが下のように述べる。
私たちのアイドル活動は楽しかった。
嬉しいこと、楽しいこと、悲しいことたくさんあった。
それは私も、私達も、君も同じ。
でも、ここまではこられた。
だからこの先、まだ知らない未来に向かっていくこともきっと大丈夫。
これは卒業ライブを見ているフアンに向けて、明らかに第四の壁を超えた僕たちに向けて放たれている。
こんな綺麗な壁の破壊を初めて見た。
現実世界で経った僕たちの10年を、いちごちゃんは肯定し、未来を約束してくれるのだ。
また、先に話したが、この卒業ライブを見るより前に、僕たちは彼女たちの未来を見ている。帝京平成大学のここがすごいんだ。
未来編では、彼女たちが卒業後、それぞれが決めた道を進んだ先の未来が描かれる。
そこでも「ここまではこられた」と呟くのだ。
それぞれが決めた進路へ、それぞれががむしゃらに頑張った先の未来。
これを卒業の前、彼女たちがそれぞれの進路へ1歩踏み出す前に見ることができるのだ。
それによって、最後のMCの威力が上がる。
単に卒業時点での「ここまではこられたからこの先も大丈夫」だけだったら、ここまで胸を打たれていなかっただろう。
その時点での彼女たちが得るはずのない未来の情報を僕たちが持っているから、彼女たちが進路の先でまた「ここまではこられた」と言っていたのを知っているから、ここまで胸を打たれるのだ。
僕たちは10年の時間を過ごしていて、何かに向かって頑張り、今に至っている。
僕も大学受験したり、大学院で苦しい研究生活を送ったり、就活したり、早い時期の転職をしたり、たくさん頑張ったしたくさん考えて選んだ道を進んできた。
それが全て肯定されたような気分になった。
ここまではこられた、だからこの先も大丈夫なんだって、これからも自分で決めた道をとりあえず進んで行こうって思えた。
この道の先ならきっと大丈夫だって。
そして最後に歌う曲が「MY STARWAY」である。
この曲がここまで説明してきた全てを表現している。本当にすごい。
こんな最高の体験をさせてくれた制作陣の皆様に感謝…
ただのアイカツおじさんなんだけど、アイカツおじさんであるだけでこの先も頑張れる力をもらえた。
いちごちゃんがなりたい自分であると話していた「また会いたくなるアイドル」は、僕の中ではもう成就されている。
これからの人生で、少しでも元気をもらいたくなったとき、僕はきっとこの映画をまた見るだろう。
アイカツ!、本当にありがとう。
おわりに
以下、感想の書き殴り
おやすみおやすみおやすみ→一緒に寝てるの何度見てもよすぎる。
いちごはあおいが必要だと思っているけど、実際には既に独り立ちしている事実をあおいだけ(?)が認識しているのがよすぎる。
それを受けた表情やアメリカ留学の決意、全編通してそうだけど、あおいちゃんが最もリアリティのある悩みを抱えていて、1番繊細なキャラクターを持っていると思う。
誤解を恐れずに言うと、作中、他の登場人物はみんなわかりやすい可愛さをもっているが、あおいちゃんのみそれがない。あのわかりやすい世界観のなかであおいちゃんだけはこちらが行間を読まなければ可愛さがわからないキャラクターであると思っている。それが好き。
アメリカ留学の理由は教師を目指すことだとしか話していないが、絶対いちごの背中を追っている。肩を並べるのにふさわしい称号を探していると思う。
上を受けて、蘭とあおいが話すシーンが、子が独り立ちしたあとの保護者同士の会話みたいに見えてよかった
鍋の具材が入った袋を持って帰ってくるいちごちゃん、妻じゃん…夢男子になっちゃうよ
なんかエロかった(ごめん)
いちごと蘭が同棲、同棲…
よっぱらいユリカ様かわいい
ユリカは弱い自分を隠して強いキャラクターを被っていたが、おとなになった彼女は酔っても弱い自分を表に出すことはない。しかし、あのメンツの中で唯一意図的に仕事の話をしないようにしていたのは彼女だけだった。みんな立派な大人になった。自分も立派な大人になった。その信条を守るために、彼女のみことさらに仕事の話をしないのだ。
episode S4がちらつく…
ユリカとらいちにフラグは立っていないから安心しろ
何度も見て思ったけど、ユリカはおば的な立ち回りをしていると思った。いつの間にそんな関係になったかはしらないけど…
かえユリの未来を見た
帰るときのいつも通り感がよすぎる
腰に手を回してる描写をみて、ユリカの華奢さを感じた。かわいい…
Signalize!が流れると何故か泣く
ルミナスの新曲よすぎる
終始攻めたコード進行、転調、気持ちいい~~
ルミナスって曲に恵まれてない感じがあったんだが、この曲でその全てを精算するくらいすきだった
ダンスがかわいい~~~
MY STARWAY
曲も歌詞も天才
ダンスが可愛いよ~~~~~~~
それぞれがまた会える日まで頑張っている最中である未来編、それぞれがそれぞれの場所でMY STARWAYを聴いて頑張っているのがよすぎる
あおいちゃんのピアスってなんか意味あるんか…?
右が星、左は月に見えたけど多分ただの輪っかだ
氷の森
最後にこの曲流すのすごい、大人になった僕たちへ思い出との向き合い方を示してくれている
なんでこんな不穏なタイトルなんだろうか
思い出はいつでも綺麗なままそこにあるという意味で氷はまあわかるが…
長く浸るべきではないという意味も込めたのかな
アイカツ!はまた始まる
最後のMCで「アイカツは楽しかった」って過去形にしてたから不安だったけど、最後みんなが集まってまた始めようって言ってたからよかった