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素人のクラブ紹介2023

よく、「どんなクラブを使ったら良いの?」という問い合わせをいただくので、私なりのクラブ紹介をしていきます(きちんとした書き方はしません、そのうち考えが変わるかもしれない)。素人目線で語っていきますね。



クラブのパーツのお話(本文で登場)

ヘッド:クラブの先端

ボディー:膨らんでいるところ

ハンドル:握るところ(写真だと白い部分)

ノブ:ハンドルの下にあるもの


クラブの選び方の原則(目安)

クラブには、大きく分けて2つのスタイルがあります。

1.よくあるクラブジャグリング

高くクラブを投げたり、たくさんクラブを投げたり… 

みんな大好きなスタイルですね。こうしたスタイルには、ハンドルが長いクラブが向いている(後述のピルエット・ループ、play社のシリウスタイプクラブ等)ようです。

2.マニアックな3クラブジャグリング

ナランハに記述してある「複雑な3クラブ」とは、こういうことなのかなと、解釈しております。

少々珍しいスタイル(人気も危うい)ですね。こうしたスタイルには、ハンドルの短いクラブ(後述のドルフィン・クラシック、play社のクァンタムタイプのクラブ、ピルエットもあり)が向いているようです。


主な2つのスタイルとそのスタイルに合ったクラブを示しました。
あくまでも、向いていると言われている、というか、向いているような気がするだけで、ハンドルの長いクラブでも、マニアックな技を披露する人もいますし、ハンドルの短いクラブでも、よくあるクラブジャグリングをする人がいます。


では、本題に入ろう

人によって合うクラブは違うので、一概に、どれが良いとは言えません。無難なクラブから順に紹介していきます。

1.ピルエットクラブ


ドイツのHENRYS社製クラブ。言わずと知れたGold standardですね。世界中のクラブジャグラーに愛されているクラブです。日本では特に、クラブを相手に投げるパッシングで人気です。クラブの中でクセが最も少なく、あらゆる技に対応している印象です。丈夫で、カラーバリエーションも豊富(値段はばらつく)。ボディーが柔らかく、掴みやすくなっている「グリップ」もあります。1年前まで、私はこのクラブを中途半端だろ、と低い評価で紹介していたのですが、結局、このクセのなさを実現していることは、すごさなのだと感じました。万人向けのクラブだと思います。

基本は1本 4~6000円くらいのはず。

多分、これはピルエットクラブを使っています。


2.ループクラブ


HENRYS社製。ピルエットクラブのハンドル部分がチューブタイプになり、少し軽いクラブ。若干回転力がピルエットクラブより低いかな、という感じですが、大体は一緒です。良くも悪くもクセが少ないです。ピルエットクラブユーザーと話が合うと思います。こちらもカラーバリエーションが豊富(特にRADFACTOR)。

値段は、ピルエットクラブに比べてばらつかず、1本5000円程度でどの色も買えると思います。

これを見ると、ちょっとループクラブ触りたくなるよね。


3.PX3クラブ

ナランハより

PLAY社のクラブ。キャッチ時の柔らかいフィーリングが特徴で、日本でもトップレベルの人気(有名プレイヤーの多くがこれを使っているとか)という印象です。5本以上のクラブを投げるようなスタイルでは、とりわけ人気ですね。使っている人が本当に多いので、交流会で他の人から技を教えてもらう機会が多い人にとっても良いクラブだと思います。

特に握り心地の柔らかい旧仕様が人気だったようなのですが(他人事)在庫は限られてきており、少しだけ硬い感じの新仕様がほとんどになりつつあるようです。

※馬鹿に出来ない頻度でヘッド付近のボディーが割れる・ノブのネジが折れる、真ん中のリングが割れることがあるので、要注意です(接着剤で止めている人もいます)。まれに、ボディーとハンドルがガタガタする感じがすることもあり、気にする人もいます。

脆い面もありますが、間違いなくたくさんの人が使っているクラブで、安心感があると思います。1つのスタンダードという印象ですね。

値段は、大体1本5000円くらいです。

最近では、軽量化された「Light」が登場しました。軽いクラブは、ケガをしにくくなるので、Lightも検討してみても良さそうです。芯棒の空洞が大きくすることで軽量化を図ったモデルらしく、壊れやすいという説もあるのですが、実際のところはまだ不明です。多分、通常版と大して変わらないと思います。


ナランハより

PX3を使っています。前の記事でも貼ったけれども…


4.PX4クラブ

ナランハより

PLAY社のクラブ。PX3の後継という雰囲気で登場!したものの全く別物のクラブ。芯棒が硬くてキャッチのときに若干痛いです。ステージでは少し扱いにくいという説もあります。そのかわり、しなりが少ないので、コントロール性が高い印象。ハンドルが長い「シリウス(PX3もこのタイプ)」と、ハンドルが短い「クァンタム」の2タイプがありますが、もしかしたらクァンタムの方が扱いやすいのかな、と個人的には思います。

クァンタムは、世界的に有名な Wes Peden氏が使っているということで有名ですが、Wes氏は長い間あらゆるクラブを使ってきましたし、上手すぎるので何を使っても平気です。参考にならない情報(決して扱いやすいことを示すわけではない)だと思います(;^_^A

値段は大体1本5000円くらいです。


5.EX1クラブ


ナランハより

PLAY社製。ジュラルミン(飛行機に使う金属)が芯棒に用いられており、他のクラブに比べて軽いです。使用感はPX4の軽い版、というのが近いと思っていますが、それも何だか違う気もします。ハンドルがすごく硬いので、上手くやらないと、キャッチ時に痛いです。寒いときと暑いときで使用感が変わることもあります。ただ、PLAY社のクラブにありがちな、ガタガタする感じが無いので、HENRYSから乗り換えるときに違和感が少ないかもしれないです。耐久性も高く、外で練習しても壊れにくいようです。Moritz氏のEX1は、他のクラブが壊れていく中で生き残ったらしい。PlAY社のクラブが好きで、外で練習することが多い人にとっては悪くないクラブかもしれません。練習用のクラブとして使うのに向いているという説もあります。こちらも「シリウス」と「クァンタム」がありますが、クァンタムの方が扱いやすいのかもしれないです。

値段は1本5000円くらいです。

EX1というと、この動画のイメージが強い。


6.ドルフィンクラブ


HENRYS社製のクラブ。かつて私が最も推していたクラブです(本当は今も推したい)。ハンドルが短く、回転は非常にゆっくりとしています(普通なら2回転でやりやすい技が1回転でやりやすいほど)。強く回転をかけると高速回転も出来ます。業界最軽量クラスで、腕の負担も軽いです。ハンドルもチューブタイプで柔らかく、かつ、中の芯棒が硬く、安定性・耐久性も抜群(私は何回か誤って踏みましたが、折れることは一度もありませんでした)。ちなみに、RADFACTORなら、メタリックカラーが買えます。

と述べた通り、合う人にとっては最高なクラブなのですが、ゆっくりとした回転が、なかなかにクセの強いものになっています。この回転は世界的に賛否が分かれるらしく、日本でもマニア向けのクラブという位置づけです(全然使っている人がいない、交流会で孤立するリスクがある)。

ドルフィンクラブユーザーは曲者ぞろい(;'∀')


ドルフィンクラブは、Lauri Koskinen氏が愛用していることで有名です。
Lauri氏の教則ビデオで学習したい人は、ドルフィンクラブを使うといいと思います。


序盤に挙げた「マニアックなクラブジャグリング」のようなスタイルに、ドルフィンクラブはぴったり。

値段が4000円台前半とクラブ界究極のコスパ。

「ロング」と「ショート」がありますが、一般的な長さはロングです。ショートは、見栄えが若干劣りますが、回転がよりコンパクトで持ち運びに便利、という感じです。軽量なため、少々落としやすいかも。


7.クラシッククラブ


HENRYS社製。日本では取り寄せになってしまいました。ドルフィンクラブのハンドルが巻き型になっているもので、回転力が高いです。世界の知る人ぞ知る強豪が使っている印象です。日本では、本当に使っている人が少ないので、世界の強豪に憧れない限りは止めた方がいいかもしれないクラブです。ただ、色はきれいです。

値段は多分4~6000円くらいだと思います。


ここからは参考情報

8.アルバトロスクラブ


ナランハより

HENRYS社の、ステージ映えを意識したクラブ。ナランハで取り扱いがあるので、一応載せました。日本では、使っている人はほとんどいません。

ただ、ボディーが大きいことが邪魔なだけで、性能面は非常に高いらしく、ピルエットクラブに匹敵するらしいです。侮るべからず。

多分これはアルバトロスクラブを使っています。

値段は5000円くらいのようです。


9.K8クラブ

K8社製。日本で使っている人はまれです。見た目がいかついです。南米のジャグラーが使っていることがしばしばあります。性能は悪くないですが、ガタガタする上に、回転力も少し低いので、見た目以外の理由で、わざわざ買うことは無いと思います。


10.マリオベルセククラブ

Mister Babacheのクラブ。Mario Berousek氏がスピードジャグリングをするために開発された、超高速回転クラブです。かなり軽く、ボディーもきらびやかですが、高速回転以外にほとんど取り柄がありません。スピードジャグリングに憧れる方は買ってみて下さい。

速い!


11.ワンピースクラブ PLAY

ナランハより

ボディーとハンドルが一体型となったクラブです。ハンドルが硬くてキャッチ時に痛いです。回転もきれいではないので、安くクラブカスケードがしたい、という人向けです。


最後に

うるさく語りましたが、クラブを選ぶときは実際に触ってみるのが一番です。サークル等で実際にクラブを触れる機会があれば活用しましょう。基本的にどのクラブを買っても、大体の技は出来るので心配は要りません。迷ったら、ピルエットクラブが無難でしょう。何より、自分の憧れるスタイルやジャグラーが大切です。アドバイスをくれる人が使っているものと合わせるのも大事ですね。

これは、本当に素人目線で作った記事です。早く玄人がガイドを作ってくれるように祈ります。

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