訴えかける肉体
アスリートでも、アイドルでもいいけど、ヤバい奴というか、1つ突き抜けたものを持っている人って、なんだか、肉体だけでも主張が伝わってくるよなーと、街中の広告を眺めながら思ったりしましたね。
特別製の肉体だからグッドとかバッドとか、烈火とか抜刀とか言わないけれど、その肉体に代表されるようなメンタル(張り詰めるとか、気を抜くとか…)を感じる良さとか、逆に命から遠ざかる虚構というか、冷たさ(痛みを感じるときにドサクサで感じるらしいね)を感じる良さもあるよな、なんて思ったりね。
やっぱり、アイドルとかスポーツを観ていると、矛盾しているようで一貫し、一貫しているようで矛盾している、みたいな世界の構造(塩辛いものと甘いものを繰り返す構造が似ている?)を思い出す瞬間がたまらないと認識しました。
何でも決着をつける良さ(Dead or Alive的な)もあるけれど、分類できないカオスが、すぐそこにあるということは忘れちゃいけない気がする。
何かを成し遂げるとき、その反対の側面も感じ取り、味わい尽くす(試合に勝っている時、相手は負けているなーとか、自分たちはこういう面で相手に劣っているな―とか、間違っていたら負けていたとか、そういうの)のが、人生の美味しいいただきなのかもしれない。慰めみたいな、「あれは反面教師になる」、とかいうのは好みじゃないけどね。
高いものを食べているときにジャンキーなものが頭によみがえる瞬間、たまんないよね。
なんにせよ、ヤバいやつらの肉体が語るものって張り詰めた、1つの爆裂な個性にして、二面性があるというか、1つの面では説明できない良さが絡まっているよな、という発想が浮かんだ今日でした。太陽と月、的な事象を捉えた奴から、肉体一発で、あんなふうに訴えかけてくるのでしょうかね。
すげぇな。