
ざんねんな光り物事典Vol.4〜闘魂編②〜
どうもXXです。
ようやく最近あったかくなってきましたね。そろそろマフラーと手袋ともおさらばかもしれない。ありがとー。
ということで、『ざんねんな光り物事典』4回目。前回の続きでDM-08から、紹介していきましょう!!
DM-08「闘魂編 第3弾 超神龍の復活」

《光器ナスターシャ》

ざんねんpoint:7マナを払った対価は?
7コストで、疑似シールド・セイバーを持っています。ブロックされないクリーチャーの攻撃を止められる数少ない手段のひとつなんですけど、そもそも7マナ払ってシールドを1枚しか守れない事自体コスパが悪すぎます。それならば低コストブロッカーを並べるほうが、ブロックされない以外からだと効率がよっぽどいいです。
じゃあ打点としてみたらどうなん?ってことなんですが、その場合は第1弾の《光輪の聖霊シャウナ》にすら負けています。

なんかこういうカード今まで見ませんでしたか?そう、《シーマイン》です。

これらのカード両方に言えることなんですけど、中途半端に攻守に手を伸ばした結果、どっちかに特化したやつに負けてしまい、結局採用されなくなってしまうんですね。
《エンペラー・アクア》

ざんねんpoint:状況を選びすぎるカードは弱いんです。
相手がS・トリガーを使えば自分は2ドローできるという、限定的なシステムクリーチャーですね。そう、このカードは、(この頃は)ゲーム内で1〜2回起きるかどうか程のイベントに能力を左右されてしまうんです。ゲームによっては1回もドローできないこともあるでしょう。そこがまず弱い。
しかも6マナの進化クリーチャーとそこそこ出しにくいのに、ブレイカー能力が無いので打点にならず、パワーラインの低さから除去にも狙われます。前回紹介した《アストラル・メデューサ》と似たところがありますが、 これはシステムクリーチャーとしては欠陥だらけ。そりゃ弱いよね。

《開眼者クーカイ》

ざんねんpoint:軽量進化元が少なかった…
攻撃できない進化クリーチャーとは言え、この頃の5マナ高パワー無限ブロッカーは強力。速攻や半端なビートダウンに出せば完封可能くらいの威力はあります。除去耐性をつければ完璧というように、ここには絶対に呼ばれないクリーチャーに見えますよね。しかし、これもあの《レジェンダリー・パイロン》と同じ『進化元』に悩まされたクリーチャーなんです。

このクリーチャーの進化元は『メカサンダー』。この頃のメカサンダーの最軽量は《陽光の求道者ル・バーレ》の「4」で、しかも5マナ以下に限ってもル・バーレしかいません。

そうすると、マナカーブ的にガッタガタですし、クーカイはできるだけ早く出したいのに、マナ加速しても僅かな確率でしか4ターン着地できません。そんなのに守りの要を頼れる筈もなく、それはまあ残念になったわけです。
《アクア・レンジャー》

ざんねんpoint:中量級の低打点にビート能力をつけられても…
6マナでブロックされない&モヤシ能力を持ったクリーチャーですね。ただ、この能力が生きるのはどういうデッキか解るでしょう。そう、【青緑リーフ】などのそこそこマナの伸びるビートダウンですね。

でも、そういうデッキに欲しいのは高打点かつそういった能力持ちのクリーチャーです。別に6マナで即時性のないシングルブレイカーは要りません。

こいつは自分の能力を活かせる場所に必要な才能を持ち合わせてなかった残念クリーチャーなんですね…
DM-09「闘魂編 第4弾 覇道帝国の絆」

《アクア・マスター》

ざんねんpoint:語る必要も無いでしょ。
見たまんまです。特殊能力という特殊能力はほぼ有りません。ただ相手のシールドを確認できるだけです。それで何ができるのか?と。
まず、出す時点で6マナ掛かってるので、打点が低いならば出た時や攻撃する時に強力な能力を持っているべきなんですよ。ですがこいつはほぼ能力無し。そもそもが終わっています。
S・トリガーを踏みにくくなるとは言え、そもそもそこまでして踏みたくないのならば《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》で一気に焼却すればいいだけの話。わざわざこいつにブレイクを任せる必要がありません。

そういうわけで、こいつは史上最弱のSRにふさわしいやつになってしまったんですね…。
《紅神龍オグリストヴァル》

ざんねんpoint:こいつを出す意味とは?
7マナで、自分の手札が増えればパワーが上がっていきます。手札が5枚あればTブレイカーです。ですが、こいつの弱点は単純明快。『手札がないとゴミだ』ということですね。
例えばこいつを出した次のターン、相手に《ロスト・ソウル》を打たれたらオグリストヴァルは全ハンデスのついででパワーが0になり、死にます。

《スケルトン・バイス》でも、パワーが6000も減ってしまいます。

そんなやつに打点の中心を任せて良い訳がないんですよね。ということで、こいつはそもそものギミックが弱すぎて使われるわけが有りませんでした。
《驚天の超人》

ざんねんpoint:デメリットが重すぎるんだわ。
8マナTブレイカーで、出たときに相手の好きなクリーチャーを2体出させるという強烈なデメリットを持っています。いや終わってるじゃないかと。
そもそも、8マナ払える頃には相手も十分なリソースを得ているでしょう。そんな中でこいつを出してしまうとどうなるか。そうですね。もうあなたのターンは戻ってきません。そのままあなたは終わります。残念でした。
それなら《単騎連射 マグナム》がいればデメリットも防げていいじゃないかと。そう思う人もいるんじゃないでしょうか。

でもね、そもそもマグナムが登場した革命では、こいつより軽くて使いやすいTブレイカーが居るんですよ。そう、《轟く侵略 レッドゾーン》ですね。

こいつのほうが侵略元からのマナカーブもきれいだし、色も合うし、ビートでガンガン攻めるデッキなのでこいつで良いんです。驚天の超人の出番があるわけ有りませんでしたね。
※ちなみに、以上のSR3種を『残念SR3人衆』と言ったりもします。まあ、能力を見ればわかりますよね…
《マーチング・スプライト》

ざんねんpoint:5弾前のアンコモンに負けてるやないか!
サイバー限定の置きドロソですね。しかし、こいつの効果、僕の記事を全備見てる人なら一度は見たことがあるんじゃないでしょうか?そう、

《雷鳴の守護者ミスト・リエス》ですね。
こっちは光文明でパワーが同じ、コストは1軽くドローの条件も有りません。明らかにミスト・リエスのほうが有能そうに見えてきませんか?
で、青単で採用したくても、こいつ以前に《エナジー・ライト》とか《アクア・ハルカス》とか居るんで、こいつはいらないんですよ。

そもそもアンコモンに負けてる時点でだいぶ終わってます。おつかれ。
終わりに
DM-09のSR陣、ひどいですね…。残り2枚は《光器ペトローバ》と《呪縛の剣豪バロスト》なんで、ほぼペトローバガチャ(当選率20%、60%で産廃が来る)ですね。大変やなぁ…。

ということで次回は聖拳編①です!多色もざんねんカードは勿論あります。お楽しみに!