パーソナルデザイン診断を受けて振袖を選んだ話

タイトルの通りパーソナルデザイン(以下PD)診断を受けて成人式の振袖を選んだ話の記録です。結論から言うと大優勝でした。


パーソナルデザインとは

こんな僻地の素人の記録にたどり着く方はほとんどご存知だと思うのでガンガン飛ばしてください。
PDとは顔立ちの印象や全身の雰囲気などから似合うファッションを分析する理論で「ファッショナブル」「グレース」「ナチュラル」「ロマンス」「フェミニン」「キュート(ボーイッシュ・ガーリッシュ・アバンギャルド)」の6種類8タイプがあります。素人が適当なこと言うのもまずいと思うので詳しいことは検索してください。

わたしのデータ

  • 献血会場で4分割パーソナルカラー診断を受けたことがある(鮮やかさが軸になる冬だね、とのこと)

  • 身長165cm、体重50kg、肩幅40cm(肩幅の平均値=身長×23%前後という説でいくと平均より広い)

  • ロマンスとフェミニンは絶対ないと思っている

  • 165cmあるけどキュートではないかと思っている

イメコン沼の方々のツイートを読み漁っては自分に置き換えて考えてみたりしていたイメコン沼片足突っ込みにわかパーソンだったわたしにとって、PDって、歴戦のイメコン沼の方々が16分割PCや骨格や顔タイプを受診したうえで受けに行くようなイメージがあったのですが、この時点で振袖を選んでいない19歳はわたしだけみたいな状況だったので手っ取り早く全身の雰囲気を見てもらおうと思ったのがきっかけで受診しました。

診断当日

好きな服やお気に入りのコーデはあれどそれを堂々と着ていけるかという心理的問題が発生

悩みに悩んだ結果、ZARAの黒いセットアップにグラニフのグレーのTシャツ、GUのゴールドのパンプスで行きました。PD診断レポを読むと、履いているスカートの長さを変えてみるくだりをよく見るのでスカートの方がいいかなとも思ったのですが、自分的にいい感じに見えるのはフルレングスのセンタープレスパンツなので、この”いい感じ”の正体を確かめたいという気持ちもありそれを選びました。

初めましての方と2人で診断でした。
PDについての説明の後、まずは大きな窓のある部屋でPC診断。各色の春夏秋冬を順番に当てていくのですが、笑ってしまうくらい黄みが苦手なのがわかりやすくて、わたしも先生もご一緒した方も「こんなわかりやすいんですね…!?」とびっくり。
ご一緒した方は明るさが軸になるタイプの方で、その方の変化もわかりやすくて面白かったです。PC診断って見るのもこんなに楽しいんですね。

ベストカラー

1st冬2ndはほぼいらないけど夏、とPCが確定したところで今度はいよいよPD診断。身長を聞かれたり運動をしていたか聞かれたり立ち姿を見てもらったり…
立ち姿を見てもらっているとき「フルレングスのパンツが重くなくお似合いですね(ニュアンス)」と褒めていただけて、わたしが漠然と思っていた”いい感じ”は勘違いではなかった!とわかってよかったです。
改めて説明を聞いた上で
先生「では無いと思うものを消してみましょう」
きたきた~!よく見るやつ!前述の通りロマンスとフェミニンは絶対ないと思っているので1ターン目は自信満々にロマンスを消しました(正解)
先生「ではもうひとつ消してみましょう」
わたし「フェミニン…?」
先生「フェミニンよりも先に消えるものがあります。…キュートです。でもフェミニンでもないですね」
キュート、早々に消える。マジか。
先生「ナチュラルファッショナブルですね」

ナチュファでした

診断の序盤で問診票(?)に年齢を書いたとき「19歳なのに大人っぽいね~」と言われたのはフラグだったのか…!にしてもまさかフェミニンよりも先にキュートが消えるとは。
そしてとても面白かったのが、お互いのPDが確定した状態で相手に似合いそうなイヤリングを選ぶ、というくだり。まずは先生が何種類かピックアップし、次にご一緒した方がナチュファのわたしに似合いそうなイヤリングを選ぶ。そしてわたしが耳元に当ててみてどう見えるか確かめる、というような工程だったのですがこれが楽しくて楽しくて!繊細なつくりのものがことごとく消えて見えたり、さすがにデカすぎやしませんか?なものがしっくりきたり。洋服に比べてアクセサリーはまだ好みも何も開拓できていないのでこれを機にいろいろ選びたい…!

振袖ってどう選んだらいいですか

問診票にも書いたので振袖の選び方についてたくさんアドバイスをいただきました。例えば「スマホでカタログを見たときにブルべ冬の赤だったとしても実物は朱色というパターンも多いので実物を見ずに選ぶなら青のほうがPCを外さずに選びやすい」「振袖のときのあの白いもふもふは混じりけがなく本当に真っ白なものがいい」「小さな柄がいっぱいのものよりも大きなモチーフがあるものがいい」「ラメ入りの布がいい」などなど。その場で検索してチェックしていただき、先生のお墨付きをもらった振袖にしました。
卒業式の袴を選ぶときも参考になりそうでとてもありがたい…!

印象に残ったあれこれとメモ

ついパンツばかり選んでしまうのですがスカートに挑戦するとしたら…
先生「レザーのものならハードルも低いのでは」

Mannishを通り越してMan・彼シャツを通り越して彼になっちゃう
先生「バングルや指輪やパンプスで引き返してきましょう」

まつ毛をガンガン上げると違和感がある
先生「まつ毛を上げると曲線になるので曲線PDのほうが似合いやすいですね。軽く上げる程度でいいと思います」

春色のドレープを当てられているとき
先生「布の色が褪せているように見えますね」

先生「季節感をなくしがちな春はネイビーとアイシーカラーで顔周りにコントラストを付けて得意な色の季節が来るまで耐えましょう。秋冬は無双です」

黄みのあるアイシャドウを攻略したいです
先生「青ラメに助けてもらいましょう。ベースに色がなくて青ラメだけがのるアイシャドウをベースに塗って、黄みのアイシャドウを塗った後さらに追い青ラメで!」
トムフォードのハネムーンを色名を理由に買ったタイプの冬夏OTファンなのでこの教えを信じて使っていこうと思います。


履いていったGUのギラギラ太ヒールサンダルもナチュファにハマるものだったそうでガッツポーズ。

終わりに

まだまだ書ききれないくらいいろいろ教えていただいてものすごく実りある時間でした。洋服やアクセサリーやハレの日の衣装など何を選ぶにしても参考になるPD、受けて大正解でした。いい感じかもとかこれちょっとしっくりこないかも、みたいなぼんやりとした勘が理論によって裏打ちされていくの楽しすぎる。


前撮り

照明の関係かわたしのディスプレイの関係か真っ青には見えないけれど実物は本当にひんやりとしたような真っ青なお色の振袖にしました。
過去の写真と一緒に写れる構図で3歳のわたしと。”女の子っぽい”が嫌すぎて大号泣からの黒を選んだ3歳の七五三もベストカラーを選んでいたとは…w

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