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【スマートホームニュース】 Samsung, SmartThings特集
今回のスマートホームニュースは、CES2025でも大きな注目を浴びたサムスンのスマートホームニュースをまとめました!
Samsungについて詳しく知りたい方は、X-HEMISTRYのYouTubeチャンネルでCEO新貝が解説しているので、そちらをご覧ください!
それでは今週のスマートホームニュースです!
Samsungが2025年CESで「AI for All」ビジョンを発表—AIを日常に、あらゆる場所へ
AIを身近にするための新戦略
2025年1月7日、サムスン電子はCES 2025において新たな「AI for All」ビジョンを発表しました。このビジョンの目指すところは、AIを「日常的に」「どこでも」利用できる環境を作り出すことです。サムスンは、10年以上にわたるスマートホームのストロングカンパニーとしての経験を活かし、AIの力を使って、よりパーソナライズされた、インパクトのある世界を目指しています。
サムスンの副会長兼CEOであるジョン・ヒー・ハン氏は、CES 2025のプレスカンファレンスで同社のホームAIに関する新しい戦略を発表しました。この戦略は、すべてのスマートデバイスを接続し、ユーザーにとって真にパーソナライズされたサービスを提供することを目的としています。サムスンのAI技術は、家庭だけでなく、日常的な「体験を豊かにする力」を持っています。
パーソナライズされた体験
サムスンは、ユーザーの多様なライフスタイルに対応するために、AI技術を接続されたすべてのデバイスに組み込んでいます。シングル世帯から複数世代の家族に至るまで、ホームAIはユーザーの習慣を学習し、個別のライフスタイルに合わせて適応することで、超個別化されたスマートホーム体験を提供します。
このようなパーソナライズの要素を支えるのが、サムスンのプライバシーとセキュリティに対する強いコミットメントです。サムスンは、AIの導入が進む中で、ユーザーのプライバシーを守るための対策を強化しました。新たに導入されたSamsung Knox Matrixは、モバイル機器やテレビだけでなく、家庭用の家電も守ることができ、デバイス間での連携を通じて、ユーザーの家庭とデータをデジタル脅威から保護します。
スマートホーム体験の進化
サムスンのスマートホームプラットフォームであるSmartThingsは、これまで以上にAI技術を活用して、スマートホームの体験をパーソナライズし、利便性を向上させています。SmartThings Ambient Sensingは、ユーザーの環境を直感的に理解し、デバイスがユーザーの動きや周囲の音を分析することで、生活習慣に合わせた反応を行います。また、Bixby Voiceも強化され、個々の声を認識し、最適な方法でコマンドに対応できるようになりました。
加えて、SmartThings Energyを利用することで、ユーザーは地域の電力網にかかる負担を軽減し、報酬としてSamsung Rewardsポイントを獲得することができます。このプログラムは2025年には、ニューヨークやカリフォルニアに加えて、テキサス州でも展開される予定です。
AIによる健康と生産性の向上
サムスンの新しいGalaxy Book5 ProやGalaxy Book5 360は、AIを活用したPCで、Intel Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)を搭載し、生産性を向上させます。AI Selectはブラウジングを簡単にし、Samsung Studioを使えば、スマートフォン、タブレット、PCでインスピレーションが湧いた場所からでも編集作業が可能になります。Photo Remasterは、低解像度の写真を高品質にアップスケールし、Storage Shareでは、PCから直接スマートフォンのファイルにアクセスできるようになります。
また、AIとSamsung Healthの統合により、ユーザーは健康やウェルネスの管理をより効率的に行えます。Galaxy RingやGalaxy Watchから得られるAI駆動の健康データに基づいて、ユーザーは自身の健康に関する意思決定をよりインフォームドに行えるようになります。
AIで変わるエンターテイメント体験
サムスンは、Vision AIによる最新のスクリーン体験を通じて、ユーザーに予想以上の喜びを提供します。Neo QLED 8Kは、AI機能を使って画質を向上させる8K AIアップスケーリングProや自動HDRリマスタリングPro、Color Booster Proなどを提供し、視覚体験を一新します。また、The Frameのアート体験は、すべてのQLEDに3,000点以上のデジタルアート作品を組み込み、どんな部屋も個人的なギャラリーに変えることができます。
AIの未来とビジネスへの展開
サムスンは、家庭用にとどまらず、AI技術を新しいカテゴリーや業界に展開しています。SmartThings Proは、B2B向けに提供されるソリューションで、商業施設やホテル、学校などでもAIの力を活用し、エネルギー使用の把握やメンテナンスが必要なデバイスの識別を行います。また、サムスンは自動車業界へのAIの統合にも力を入れており、Hyundai Motor Groupと提携して、SmartThingsをHyundaiのEVに統合する計画を進めています。これにより、ユーザーはEVの充電状況や近隣の停電情報などをスマートに管理できるようになります。
AI for All—未来を担う次世代へ
サムスンの「AI for All」ビジョンは、技術を通じてより良い、よりインクルーシブな世界を作るためのコミットメントに基づいています。特に、Bixbyの音声認識を活用して、視覚に障害のあるユーザー向けに自動でテキストの高コントラスト表示や音声ガイドを提供する機能が加わるなど、アクセシビリティ機能の向上が図られています。さらに、Samsung Solve for TomorrowやSamsung Innovation Campusといった取り組みを通じて、次世代のイノベーターを支援しています。
サムスンは、UNDPと協力し、テクノロジーの力でより良い未来を作り上げるために取り組んでおり、これからも世界中の若者たちが持続可能な開発目標の達成に向けて努力するための支援を続けていきます。
以下、3記事も情報量がてんこ盛りなため、「スマートホームBASE」にて掲載しています!興味のあるニュースがあった方は是非ご覧ください!
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