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助けを求めることができるチーム

おはようございます。
高橋翼@x-faCE(クロスフェイス)です。
コンサルティングとエンジニアリングを両立する「コンサルティングエンジニア」を名乗っています。

最近パッションをぶつけるmtgを繰り返し行っていますw

抽象的な話も含まれますが、僕の頭の整理にお付き合い頂ければ幸いです。


生産性の高いチームは無駄がない

簡単にいうと「良いチーム」を作ろうとしています。
良いチームの定義はいろいろあり、弊社でも以前議論をしました。

良いチームができあがると何が嬉しいんでしょうか?

精神的に仕事をしやすいということもあるのですが、イメージしやすいのは「生産性が高くなる」ということだと思います。

良いチームではない場合、、、

お互いに信頼していないから何度も確認作業が行われ、
他人の状況を監視(把握ではない)しようとし、
他人をコントロールしようとし、
お互いの愚痴を言い合い、
その関係修復に時間を割くことになり、
必要以上の根回しや社内政治が行われ、
・・・

ということが起きます。これらは全て仕事の本質ではなく、周辺作業と言ってもよいと思います。つまり、不必要な仕事です。

良いチームの場合、(極論ですが)全員が主体的に行動し、正直に情報共有し合うため管理が不要となりますし、上述した作業は全て不要なので、本来の仕事へ時間を費やすことができます。

『良いチームは無駄がなくなる』、その結果として生産性が上がる、というイメージです。


助け合うチームは機能的ではなく情緒的に繋がっている

良いチームの定義の一つとして我々が挙げたのが「助け合える状態」です。自分の力では出来ないことが発生したら、周りのチームメイトへ助けを求め、助けを求められたら率先して助ける、そういう状態です。
良いチームっぽいですよね。

スキルを考えてみると分かりやすいのですが、デザインができないけどコーディングはできるAさんが「デザインカンプを作って欲しい」と助けを求めると、コーディングは出来ないけどデザインを作成できるBさんが手を挙げて対応する、ということです。

この例では、デザインスキルをチームメイトが補完してくれるので「機能的」に繋がっている状態だと捉えることができます。

もちろん、機能的に繋がっているのはとても良い状態なのですが、もっと良い状態を作ることができるのではないかと思っています。

なぜなら、機能的に"だけ"繋がっていると、例えば、デザインスキルがもっと高いCさんがぱっと現れたときに、今までたくさん助けてくれたBさんよりも、Cさんへ今後お願いするということが起きるからです。

もっと良い状態を作るためには「機能的にだけ繋がるのではなく、情緒的にも繋がる」ということが大事ではないか、という仮説です。

つい最近知り合ったスキルがもっと高いCさんへお願いするのではなく、今までたくさん助けてくれて、いつも献身的な姿勢で接してくれたBさんへ今後もお願いしたくなる。そういう状態です。

機能的に考えると「Bさん<Cさん」という構図ですが、情緒的に考えると「Bさん>Cさん」となります。(あくまでも例です)

情緒的に繋がるというのは、感情で繋がるというイメージです。

機能的だけでなく情緒的にも繋がっているので、Bさんに対しては本音で語りやすくなると思いますし、自分の弱みをさらけ出しやすくなります。
情緒的にも繋がっているBさんは、きっと受け入れてくれるからです。

この状態がまさに「助け合える状態」ではないかと思います。

情緒的にも繋がるほうが品質が上がる理論(仮説)

スキルはCさんの方が高いのだから品質に妥協していることになるのではないか?という疑問も出ると思います。

その通りです。
しかし、結果的にきっと品質も上がる、と信じているのが僕の仮説です。

Cさんはスキルが高いので品質の高い成果物を出してくれます。
BさんはCさんほどではないけど、一定の品質の成果物を出してくれます。

しかし、BさんはこれまでのAさんとの関係性があるため、「きっとAさんならこういう観点でデザインを組み込んで欲しいと思っているだろう」「細かいところまでこだわるAさんのことだから、もっと細部までこだわり、見直していこう」と相手の気持ちを読んで、先回りして行動することができます。

情緒的に繋がっているBさんは、Aさんの立場になって考えて行動してくれるんです。その結果として、Aさんが求める品質に近づけることができます。

これは機能的にも情緒的にも繋がっているBさんだからこそ出せる品質で、いくらスキルの高いCさんでも出しにくいと思っています。


整理します

機能的だけでなく情緒的にも繋がることで、自分の弱みをさらけ出しやすくなるので、自分から「助けて!」と言いやすい関係性を作ることができる。

ということでした!

この状態を目指して、「情緒的に繋がっていく」ための行動を今日もこれからやっていきます。



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