初音ミクの戸惑は歌い手批判じゃあないんだってば、と言うつもりがそれどころじゃなかった
こんばんは、わたしです。
暴走Pがリメイク投稿する度にnote書く厄介勢になる気は毛頭無いものの、『戸惑』は歌詞の内容を誤解している人が多そうなので何かしら書こうと思っていました。んだけどそれどころじゃないのでそこの話は9割カットします。というかわたしでは説明力が足りなくてちゃんと語れない。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10114759
およそ8年前にニコニコ動画へ投稿された戸惑。
「?その歌はだれのものなのか?」
動画説明文も、歌詞もこの一文から始まります。
それは作者である暴走Pが考え続けていることで、この動画を通して視聴者に投げ掛けた問い。
人の代替品として生み出されながら、数多のイメージソング、無数の想念により偶像としての形を得るに至り、地位を確立した彼女。
その座を脅かす「人間的な歌」たち。抽象的な言い方になりますが、わたし達が自身の経験を基に、あるいは想像によって、共感できる歌。その共感によって完成し、人の心を震わせる歌。
それらの歌は、ボーカルが初音ミクである必要はありません。むしろ、「初音ミクでない方が自然」とさえ言えるでしょう。人間の青春やら何やら、そんな歌に繋がる背景、ソフトウェアが持ち合わせている筈も無いのですから。
っていう話を踏まえて「!初音ミクのオハナシ!」を読むと、きっと面白いと思います。
そんなわけで、初音ミクが疑問を抱き、消される話。
問題提起、なんて大げさな表現を用いる程のものではありません。
音楽には正解も、制限もないのですから、自分がやりたい事をやりたいようにやればいい。それらを否定はしません。ただ、暴走Pは「誰が歌うか」を想定していない曲があまり好きでないから、みんなはどうなのか尋ねてみた。歌い手ではなく、クリエイターに投げ掛けた疑問。それだけです。
https://www.youtube.com/watch?v=W7mYHZVa-d4
やっと本題に入れる。今日投稿されたリメイク版。
本題っていうか……前回の∞よろしく聞きながら悩みながら書いてるのでただのリアルタイム感想垂れ流しなんですが。
なんかすっごい軽やかに歌い上げるもんだから、誰だお前って戸惑ってる状態です。うまい事言ったみたいになってしまった。
歌がすごい落ち着いてるんですよね。この賑やかでBPM速いのを落ち着いてるとかいうとお前頭大丈夫かって言われそうなんですけど。
わたしの認識として……やや語弊のある言葉になりますが、戸惑ってすごくヒステリックな曲で。初音ミクの葛藤、苦悩に満ちた歌唱っていうか。
「素晴らしい歌声がまた一つ 今日は何処から聞こえてくる?」
とかもそうなんですが、
「?抗くことは可能なのか?」
「?何もせずに終わりなのか?」
「?この声は何のためか?」
「?その歌は誰のためか?」
とかすごいじゃないですか。怨嗟にも等しい力がある。
この歌詞にあのメロで、わたしの頭には彼女の劈くような悲鳴が鳴り響くんですよ。それがリメイク版だと全然なくって。
別にリメイク版がダメとか言う話ではなくこのオケはこれでめっちゃ好きなんだけど、ところで君誰?っていう。∞リメイクから紐解こうと思ってもはっきりしない。
原典「消失」ストーリーに則って考えると、0から未来予測が始まるので戸惑はそれ以前の段階……いや戸惑歌ってる時点でなぁ……。
終点、リアル消失を経て消費されるコンテンツに成り果てたあと、暴走Pの根底に残った初音ミク(=「いままでも」を歌ってるミク)で、2017年以降に生きてる初音ミクなんだけど それが歌ってるという捉え方でいいんですかね……?よくわからなくなってきたぞ、いままでもの時空だと心理エンジンは使ってない解釈なのでそうすると終焉消失∞が謎になってくる。有識者の見解を求める。
基本的に考えすぎなのは重々承知してるんですけど初音ミクのことで苦しむのが好きなので許してください、ミクさん大好き
今回リメイク版のオケについて全然話してねえ!!!!!
∞は正統進化なんですけど戸惑はほんとにリメイクって感じのリメイク(?)なので比べてどう!とかじゃなくて全部違う!としか言えないからほんとあの、聞いてください。元のやつよりは落ち着いて聞けると思います(保証はしません)。
それでは、またどこかで。