Y!:消費者向け銀行業務を廃止した後、株価が急上昇
GSの個人向けMarcus個人ローンの閉鎖により4億7000万ドルの損失を出したことを公表して以来、1年で34%上昇
GSの個人向けネット銀行事業Marcus
ゴールドマンの急速な回復は、マーカスやその他の消費者金融商品での損失を削減し、大企業向け銀行業務というコアコンピタンスに戻るという決断によるもの
メイヨー氏はゴールドマンの株を「買い」とし、目標株価を504ドルとした。オッペンハイマー・アンド・カンパニーのアナリストは目標株価を517ドルとし、モーニングスターは417ドルで「ホールド」
2022年に、消費者および資産管理部門を閉鎖し、ユーザーに高利回りの貯蓄口座を提供するマーカス・インベストとマーカス・デポジッツを資産および資産管理事業に移管する計画を発表
リテールバンキング事業は「後回し」になっており、同社のおよそ3分の2はグローバル銀行市場、3分の1は資産および資産管理
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リテールの優先順位が下がったことで、ゴールドマンはウェルス・マネジメントとアセット・マネジメントの分野に注力し、昨年の投資収益率1桁から、「2024年にはおそらく2桁前半、長期的には10桁半ば」まで成長させるだろう、とメイヨーは言う。
ゴールドマンは先月、直接融資のために個人投資家から200億ドル以上を調達した
「民間資本のための第三者資金の調達は、ゴールドマンと機関投資家との独自の関係を活かすものです」とメイヨー氏は言う。
ゴールドマンの3月31日締め四半期の最新の投資家レポートによると、同行は純収益142億1,000万ドル、純利益41億3,000万ドルを報告した。平均普通株主資本の年間利益率は14.8%だった。
連邦準備制度理事会が大手銀行の資本要件の引き下げを検討していると報じられていることから、こうした資金はすぐに増加する可能性がある。銀行破綻のリスクを軽減するために定められた資本要件が引き下げられれば、他の投資に使える資本が解放されることになる
Marcus by Goldman Sachsとは?
2016年に立ち上げた個人消費者向けの銀行事業。
預金や個人向けローン、クレジットカードなどを展開
19年にアップルと組んで発行したクレジットカード「Apple Card」は話題に
後発ということで、Savings Accountなどは業界の中でも高い金利を提供
ただ、マーカスはうまく行っていない事業でもある
立ち上げから赤字が続いていて、20年以降に30億ドル以上の損失を出している
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