見出し画像

銀座のバーで展示会をする

こんにちは。

今は「路駐にならないように車の中で1時間半待ってろ」と言われ、暇なので久しぶりにnoteでも書こうかなと思って書いているところです。

今日は『国風展』という日本で一番大きな展示会の搬入日で全国から業者が集まるため駐車場の争奪戦。

あっけなく負け、兄弟子たちは俺を残してそそくさと会場に向かっていきました。

「国風展って何?」って感じだと思うので簡単に説明すると、まぁ一言で言えば「競馬」ですね。

ほへ??

「国風展を一言で言えば競馬とは余計分からん」なんて思わずちゃんと話を最後まで聞いてください。笑

かくいう俺も競馬には疎いので間違っていたら申し訳ないのですが、競馬に出る馬にはオーナーがいますよね?

けど、そのオーナーは日頃から馬の管理はしていなくて、代わりに調教師が管理していますよね?

そして、自分の馬を走りに出して競わせるのが競馬だと認識しております。笑

そんな感じで盆栽も所有者と盆栽を管理する人が分かれている場合があります。

盆栽を管理するのはめちゃくちゃ難しいわけではないのですが簡単でもないですからね。

まずは毎日水をかけなきゃいけないので旅行に行けません。

そして10日に一度は消毒をしなきゃいけないし、日当たりがいいところに置かなきゃいけないし、時期ごとの剪定がある。

そりゃ水を毎日かけなきゃいけないというところで大体の人は躓くでしょう。

ということで俺らが預かり賃をいただいて代わりに管理をして、国風展のような展示会に最高の状態で出すという風になっています。

展示会も大小色々ありますがその中でも国風展は今年で97年目の歴史ある展示会で日本で一番の展示会。

場所は上野の東京都立美術館で行われます。

それほど大きな展示会というのもあって、それぞれの業者は一門会で集まって協力して準備をします。

俺がいる春花園も始まる4日前から兄弟子が全員来て泊まり込みで手入れと準備をして臨みます。

なのでこの国風期間である丸々二週間は兄弟子たちと四六時中一緒で正直クタクタになります。

朝は6時に起きて普通に仕事が始まり、18時くらいに夜飯を食べて終わりかと思いきや、そこから24時過ぎまで毎晩「お勉強」という名のお話を聞きます。

これが何よりキツイ、、

俺のことを知ってる人なら分かると思うけど俺はめっぽう夜に弱いんです。

すぐに寝落ちするのはもちろん、地球の地面は全て俺のベッドだと思って寝れるくらい眠気に弱い。

女の子と楽しくしている時だって寝れるくらいです。

あ、今セックスのことを思い浮かべたあなたはスケベだね〜笑

そして本当に喋って楽しんでいるのを思い浮かべたあなたはピュアだね〜笑

そんなに眠気に弱い俺にとって6時間に及ぶアドバイス1割、説教4割、自慢5割の話を聞くのは拷問です。

楽しいなら良いんだけど、、笑

あ、もちろん本当に兄弟子さんたちにはお世話になっているし心底尊敬しているし俺に色々と話してくれて有難いんだけど、夜は眠くなっちゃうんだよね、、笑

そんなんで俺にとって国風期間は6時から24時までずっと仕事です。

18時間労働。

果たしてこれは大変なのかどうか。

もちろんプライベートの時間ないし、遊べないし、休みないし、お給料ないしっていうので大変なはずだけど俺はめちゃくちゃ楽しい。

俺は月に100万とか稼いでないし、今は金持ちじゃないけど、なんか俺ってこの道は絶対に上手くいく気がしてるんだよね。

もちろん根拠なんかないけど。

俺の夢は沢山あるんだけど、一番の夢というか絶対やることは東京のど真ん中に春花園みたいな数寄屋建築の建物と最高の日本庭園に最高級の盆栽を置く。

そしてその庭園内に入れるのは超VIPだけ。

国賓のお客さんが来た時に政府が接待するときに使うような庭園を東京のど真ん中に作る。

そしてそこの会員の人たちで横のつながりを作る。

年会費500万くらい(東京アメリカンクラブは年会費350万)みたいな感じで最高のコミュニティを作って政治のロビー活動団体として政治的な影響力を持てるようにする。

そんな大きな野心を抱いているのでこの生活も余裕で乗り切れます。

問題なのはコミュニティ作り。

これが難しい。

そういえば、今年の5.6月くらいにバーを貸し切って俺のお客さんの盆栽を展示しながらの社交場をやります。

みなさん、来てくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?