離婚は絶望→開放→奉仕→脱力を経て乗り越える

世の中では3組に1組が離婚している。
だから大丈夫だ。
離婚後によく言われた言葉だ。

それはそうと、バツイチになると何故かバツイチ同士の交友関係が広がる。
同じ会社のあの人、昔からなんとなく付き合いのあった同級生など
身近にも結構いることに気づく。

バツイチ同士は気が楽だ。

大抵の人はバツイチと知ると変に気を使い、慰めたり励まそうとしてくる。
けれど、離婚後少し時間が経ったもの同士だと驚くほど明るい。

子どもと離れた寂しさを埋めると同時に、
こんな自分でも誰かの役にたてるのだと、自己肯定感に浸る。

そんなバツイチ仲間(男)と話していると、
似たようなステップを踏んでいる人が多いことに気付く。

ステップ1 絶望
どこか道を外れてしまったような、自分は駄目な人間なんだという気持ちになる。
幸せだった頃を思い出しては、寂しさや後悔の念に押しつぶされそうになる。

ステップ2 開放
少し経つと、独り身を楽しもうとし始める。
楽しいことを求めるようになり、活力が湧いてくる。
誰にも邪魔をされることのない人生を謳歌するように、自分の欲求を開放していく。

ステップ3 聖人
1人を謳歌している中で、恋愛に失敗したり、趣味に飽きたりしていく。
やっぱり1人の人生は寂しい。
けれど結婚はこわい。そもそも俺は結婚に向いてないんだ。
そんな矛盾から
結婚はする気がないけど、自分を必要としてくれる存在に人生を捧げようという気持ちになる。

私の場合は若くして結婚、出産、離婚を経て、
1人で育児に奮闘している女性と出会い、
毎日家に通っては育児の手伝いをした。

その子が安定した職に就けるようにサポートし、子供と一緒に出かけたりもした。


おそらくここまでで良い出会いがあり、
再婚する人もいるのだろうが、
個人的にはもう少し様子を見ることをおすすめする。

ステップ4 脱力
離婚からの色々な経験を経て、
失敗や後悔から学びがあり、
1人でも生きていく道があることを知り、
結婚という形には必ずしもこだわらなくていいのだと思うようになる。

良い人間になろうとか、カッコつけようという変な気負いがなくなり、自分をさらけ出せるようになる。

素のままの自分を受け入れてくれる人がいたら、
結婚するかもしれないし、
結婚しなくても毎日が楽しいと思える人生もある
見返りを求めずに誰かの役に立つのもいい。

そんな状態で今の妻に出会えた。

結婚には慎重になっていたし、
結婚したいとも思っていなかったけど、
出会ったその日にお互い運命的なものを感じた。

そして、半年後に2度目の結婚をした。

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