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趣味が映画鑑賞…せっかくだから本物のサラウンドで見ませんか?2022年~安くていい方法あります

趣味が映画鑑賞という人は一定数いると思うんだけど、音響を5.1chサラウンドで楽しんでいる人となると、途端に10分の1とか、100分の1になってしまう。

昔から5.1chサラウンドが流行らない最大の理由だった、「身近に5.1ch音源がない問題」は2022年現在ではNETFLIX、ディズニープラス、Amazonプライムビデオなどの主要な映画配信サービスがほぼ全ての映画作品にサラウンド対応してることで解決している。

つまり、普段スマホやテレビで見てる映画配信サービスで5.1chはいつでも再生できる状態になっているわけだ。

ディズニープラス、NETFLIXなどはドルビーアトモス対応も増えてる。


Blu-rayとかDVDとか持ってなくても
、Web上で勝手にサラウンド音源は増えていく世界。

今ごろ「サラウンドしようぜ!」と再び熱く語るのはそういう時代になってきたからなんだよ。まず変化が起きていることを知って欲しい。

サラウンドが流行らない残る理由はあと3つある、

①映画は音響に関係なく、ストーリーで楽しんだり、感動することができるから。

②難しそう、お金かかりそう、お部屋が広くないと…ごちゃごちゃスピーカー置いたり、配線とか嫌。

③そもそも5.1chとかドルビーアトモスなどのちゃんと調整されたホームシアターの音を聞いたことがない。魅力を知らないから欲しいと思うことはない。

まぁ、だいたいこの3つに集約される。

あと番外編としては2~3万円ぐらいのサウンドバーを買った。擬似サラウンドらしいけど…テレビより迫力あるから満足。

というのもあるね。

というわけでオーディオ趣味のお金持ちか、たまたま興味を持った一部のマニアしか本物のリアルサラウンドに手を出さない。

ぼくにはこの状況をどうすることもできないのだけど、

「世界中の普通の人々がサラウンド音響のある生活って無理なのかなぁ?」と、
解決する方法を日々研究してきた。

その思いの集大成が、庶民専用リアルサラウンドスピーカー「サラウンドマット」だ。

マット(ラグ)のサイズは185×130cmと、まあまあデカい!約1.5畳の広さ
4隅にスピーカーが真上に向いて設置されている、立ち上がりは5cmほど、少し邪魔

笑ってくれて構わない。軽く調べたところマットにスピーカーを埋め込んで製品化したサラウンド機器はおそらく世界的にもあまり例がないみたいだね。



本人は大真面目だから続けて説明を読んで欲しい。

現在の庶民のホームシアターの問題をほぼ解決できる痛快な製品に仕上がった。

もちろん欠点もいくつかあるけどね。

サラウンドマットの説明の前に「庶民のホームシアター」の真実について話そう。

「庶民のホームシアター」はどうするべきか?

庶民のホームシアターを研究してだいぶ経った。
自宅にはドルビーアトモスが満喫できる5.1.2chの環境もあるのだけど、

自宅で映画製作者の意図通りに再生してしまうと、つまり映画館のような音響を再現すると、当たり前なんだけど…重低音が凄まじくて音量が上げれない⇒結果チマチマした音で映画をみることになる。

「なんか楽しくない…」

小さい音で聞くのが何故ダメなのかというと、音量をある程度上げないとサラウンドしないから。

映画館の音が感動的なのは音量がデカいからだ。

「いやいや待てよ…そうじゃない!」という人もいるかもしれないが、ぼくが言ってるのは難しい話ではなく、密度の高い音響に身体が包まれる体験の話だ。

映画館に行って家のリビングと同じ音量で上映してたら怒るよね。

だから誰がなんと言おうが、感動的なホームシアターの基本はある程度音量を上げて、リスナーの周りを音が包み込むように鳴らすことなのだ。

しかし、市場にはサウンドバーを筆頭に分かりやすい重低音再生にフォーカスされたスピーカーシステムで溢れているので、これらの製品を購入して、音にしっかり包まれるほどのボリュームにすると、騒音が物凄いことになってしまう。

庶民の住環境がそれを許さないのだ。

ホームシアターの最大の難関は、高性能なスピーカーやAVアンプといった機器を揃えるのにお金がかかるところと思われがちだけど、実はそこではない。
ぼくのメインシステムは中古メインで1個1000~3000円ぐらいのスピーカーで構成されている。

AVアンプを含めたシステム総額でも7~8万円のドルビーアトモス5.1.2ch。(これはスピーカー8個ね)

お金をかければ必ず音が良くなるという世界でもないし、ぼくみたいに、ある程度以上の音の良し悪しはよく分からないという人のほうが大多数だよ。


話が逸れたけど、庶民のホームシアター最大の問題点は

防音がしっかりした部屋や、近隣に迷惑のかからない環境を用意するには経済的にハードルが高過ぎることなんだよ。

そこで、ある時期からもう少し重低音を抑えたゆるーいホームシアターでも、サラウンド感に特化した音響を極めたほうがいいんじゃないか?
と思うようになってきた。

映画観賞趣味の人が音響にこだわる方法として、
テレビの内蔵スピーカー⇒サウンドバー⇒高級ホームシアターシステム⇒映画館みたいな段階をイメージするとおもうのよ。

サウンドバーと、高級ホームシアターシステムの間にサラウンドマットで映画を見るという選択肢を新たに提案したい。

サラウンド=映画館のような音=大迫力の重低音というイメージが誤解のもとだ。

ぼくは重低音が映画を面白くするとはそんなに思ってないんだ。

適度に鳴るのは大歓迎だけどね。

まずホームシアター未体験の人に誤解されることの多い重低音とサブウーファーについてなんだけど、

3万円ぐらいのサウンドバーに付属してるウーファー口径16cmぐらいのサブウーファーでも本気出すと騒音で即アウト!

これはどういうことかというと、3万円サウンドバーに付属するような廉価サブウーファーは迫力がいまいちで、単品で10 万円するサブウーファーは家が震える大迫力と思われがちだ。

Amazonなどの製品レビューが誤解を招きやすい。

「サブウーファーを高いのに買い換えたら迫力が全然ちがう!」という喜びのレビュー。

間違ってはいない、音質が変わって帯域もより低くでて映画音響に深みが増したわけだね。

しかし、3万円のサウンドバーでもサブウーファーをデフォルト設定にして音量を上げたら
「たけし!うるさいよ!家中響いちゃって苦情くるわよ!」って母ちゃんが飛んでくる。

そう、映画館のような雰囲気で鳴らそうとしたら、ぼくが使ってる中古2980円のでも3万でも10万でも、サブウーファーが庶民の家ではオーバースペックでうるさいことには変わりはないんだ。

「えーっ!じゃあどうすればいいのよ…」

ここからが世の中で語られることのない重要な部分だからよく聞いて欲しい。

映画館のような音響=重低音の迫力
ばかりアピールする製品で溢れているが、

本来映画音響の醍醐味はそうではないはずだ。

映画館のような音響=モノがそこにある感覚、音がリスナーから離れたところで鳴る広さ、音がしっかり移動する移動感等まさに音に包まれている感覚(サラウンド感)のほうに注目するべきだ。

文字通りサラウンド感をしっかり再現するべきなのに、リアルサラウンドをあきらめてサウンドバーに代表される疑似サラウンド+重低音にすり替えられてしまった感がある。

豊かなサラウンド感の再現は難しく、低音を派手にするほうが簡単だからだ。

「サラウンドマット」というのは、重低音を捨ててサラウンド感に全振りしたとんがった製品だ。

そのかわりリスナーが音にしっかり包まれる音量まであげることができるし、計算された設計により、常に安定して高品質なサラウンド感が得られる。

そして部屋の音響特性にも影響されにくい。

ほくは映像コンテンツをサラウンド感たっぷりで見るのが好きなんだ!

理由は単純明快!サラウンドは楽しい!

余計なお世話なんだろうけど、世界中の人にしっかりしたサラウンド音響で映像コンテンツを楽しんでもらいたいと思ってしまう。

そしてサラウンドマットには他のリアルサラウンドと大きく違う点がある。

リスナーを取り囲む四隅のスピーカーが上向きに設置されているところだ。

もちろんメリットデメリットはあるんだけど、リスナーをふんわりと取り囲む優しい音、特に方向感に優れるサラウンドになっている。
これは聞き慣れてくるととても心地よい。長時間視聴する人には本当にオススメだ。

こだわるなら、リクライニングチェアなどにもたれて、耳の高さが70cm~100cmぐらいの間で視聴するとサラウンドの広がりがより自然に楽しめるよ。

通常のホームシアターは映画館同様、リスナーに向かって音が直進してくるサラウンド。もちろんこれはこれでいいんだけど、長時間視聴するとけっこう疲れてしまう。

ぼんやりとした重低音と低音で迫力をだしてなんとなく映画館ぽいかなぁ…という疑似サラウンドと、サラウンドマットのようにリスナーをスピーカーが取り囲むリアルサラウンドでは楽しさ、自然さが全く違う体験になる。

高級なスピーカーでいい音を求めるのではなく、普通のスピーカーで正確なサラウンドという仕組みで映画を楽しむという体験を優先してほしい。

最近はこのサラウンド愛が重症化してきて、ぼくが開発したサラウンドシステムを世界中の音響に興味ない人に使ってもらいたくてしょーがない。

2022年2月に「サラウンドマット」というプロトタイプをメルカリやBASEで販売するも、誰からも見向きもされない←当然の結果

メルカリ販売ページはコチラ↓
https://jp.mercari.com/item/m49043100270

まぁ、普通に考えると、BOSE、ソニー、DENON、YAMAHA、JBLなどの音響メーカーのサラウンドスピーカー製品ですら一般には普及していないのに、

わけのわからない個人が作ったサラウンドスピーカーシステムにお金を払う人はいないだろうからね。
でも楽しいし自分で使ってるから真っ直ぐな気持ちでオススメできる。

「サラウンドマット」のいまいちなところ

いまいちなところも説明しとくね。

ぼくはそんなに気にならないんだけど、人によって感性はいろいろだからね。

マットなので、普段の生活で使用感はでていくし汚れやすいし、スピーカーが上向きの剥き出しなので破損のリスクはある。

子供とかいる家だと、ほぼ確実にスピーカーを潰される。
まぁ、大人の趣味でやる分には気をつけるからそこまで神経質になる必要もないけどね。

スピーカーを踏むことはぼくもよくやる。
踏みかたにもよるけど、意外と踏んで壊れる感じではないのよ。

逆に踏むと痛いのか?怪我するか?という安全性については問題ないよ。

マットに包まれてるからソフトだし、エンクロージャーも樹脂製で軽いからね。

やはり好奇心旺盛な子供がスピーカーを指で押してしまい、センターキャップが潰れてしまうことが多いよ。

因みにぼくが自宅で使ってるやつは、パソコンが落下した時に下敷きになってセンターキャップが潰れた。

あとコタツを乗せて使っていて(小型のサイズならいけるw)
酔っ払ってアサヒスーパードライをこぼしてマットとスピーカーがビール臭くなったぐらいだ。

サラウンドマットに使っているスピーカーユニットは1個1800円ぐらいなので、まぁ音質に影響あるほど壊れたら交換してもいい。

因みにセンターキャップが潰れぐらいだと音の変化がよくわからないからそのまま使ってる。

普段の生活でテレビの音も、YouTubeもゲームも全てサラウンドマットを使い倒して欲しいからタフに使えばいい。
普通に掃除機かけてもいいんだよ。

あんまり神経質にならずにおおらかにいこう!
サラウンドスピーカーは消耗品!そのぐらい愛着をもって鳴らしこんで欲しい。

ぼくはエージングという考え方にあんまり神経質ではないけど、サラウンドマットをいくつか製作して感じたのは、

よく言う100時間ぐらいのエージングで音が良くなる(聴きやすくなる)というのは本当だなと思った。

すぐに音質を判断せず、1カ月ほどしっかり鳴らすと、馴染んできて綺麗な音がでてくるよ。

またリスナーの耳がサラウンドマットの音質に慣れるという要素もある。人は適応するからね。

新品のスピーカーユニットを取り付けて鳴らしてみると高域は粗い?やや刺激のある音がする。低域も鳴らし込んだスピーカーに比べて硬い、出ない。
ここからサラウンドマットはエージングで少し良くなる楽しみもある。

欠点として皆がいちばん気になる重低音が出ない話。

わかりやすく言えば、テレビより出るけどサブウーファー内蔵のサウンドバーよりぜんぜん出ない。

ぼくが考えたのは、「低音はどこまで出たらギリギリ楽しいだろう?」という一点だ。

サラウンド感に優れるスピーカーです。と言っても低音がペラペラでは聴いていて気持ちよくない。

ゴゴゴ~っという響きは出せなくても、ドンッ!というアタックはちゃんと表現できなくてはいけない。

映画っぽい厚みのある低音はギリギリでていて、音量を上げても部屋があまり響かないところを狙って選んだスピーカーが埋め込まれている。

そして、余計なローパスフィルターなどを通さないフルレンジで出せるところまで鳴らしてあとは自然に減衰していくという低音だから自然な感じもすきだ。

サブウーファーとの繋がりとか考えなくても、潔く出るとこまで!と割りきりの美学。

実際にサラウンドマットで日々楽しんでいると慣れてくる。量感はないけど穏やかな低音が心地よいのだ。

LFEと呼ばれる重低音を中心に収録されている音声、.1chの再生はどうなる?と思われるかもしれない。

.1chは通常20~120hzまでの幅で収録されている。

これはドーンという爆発音そのものではなく、ドーンに付帯して起こる地響きや、ホラー映画やサスペンスで背後に怖いお姉さんがずぶ濡れで立っているときのブーン…みたいな恐怖表現だったり様々で、音と認識できない空気感の再生がメインだ。

もちろん作品によって重低音が含まれる頻度も重要度もかなりバラつきがあるよ。

サブウーファーをなしに設定すると、AVアンプはフロントスピーカーに.1chの情報を振り分けて鳴らすことになる。

大型スピーカーならこれを、合わせて再生するのに破綻が少ない。

しかし、サラウンドマットに埋め込まれているスピーカーでは重低音のほとんどは鳴らせない。
しかし、音量は小さくても.1chのギリギリ上のほうは少し再現できる。

これが塩梅で、ギリギリ楽しめるよう作っている。

ここまでは、騒音を気にしなければいけない環境に特化して庶民専用スピーカーとして使う場合の話。

しかし、低音を気にせず出せる環境の人にはサラウンドマットもサブウーファーと合わせることで最高のパフォーマンスを発揮できる。

この時の推奨クロスオーバーは100 hzだ。

これで繋がり良く重低音もたっぷりの本格的サラウンドシステムに発展できる。

天井スピーカーを設けてドルビーアトモスも楽しい。

サラウンドマットは4.0chスピーカーシステムなので、別途AVアンプが必要だ。

これも初めてホームシアターやる人にはお手軽ではないよね。欠点かな。

お金の話するとAVアンプを中古で買って1万円。サラウンドマットが3万円。
トータル最低4万円はかかる。

でも運がいいと10年は使える。

10年後もサラウンドマットで再生する5.1chの音響は全くチープではないと断言できる。 

音源は勝手に進化していくからね。

ホームシアターの歴史をみてきたからね。

満足して長く使ってほしいよ。








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