ツール切り換えのキーボードショートカットについて
『10倍ラクするIllustrator仕事術』(改訂第3版)では、よく使うツールの切り替えを左手のみで完結できるようにツール切り換えのキーボードショートカットを設定することを提案しています。
一例として、使用頻度の高い[長方形ツール]、[楕円形ツール]
にR、Eを設定します。
長方形ツール:R
楕円形ツール:E
「Rキーは回転ツールで使いたい!!」
「書籍を読んだけど、自分はRキーは回転ツールで使いたいんですよね…」というご意見を頂戴しました。
「[長方形ツール]にRキーを設定する」はひとつの提案です。ご自身の使い方によって柔軟に変更なさってください!
重要なのは、次の点です。
デフォルトのキーボードショートカットを受け入れるのでなく、カスタマイズして使うという意識を持つ
キーボードの左側に寄せる
変更したキーボードショートカットを再設定しなくてもよいように、設定ファイルをクラウド管理する
その他、質問いただいた方とのやりとりで出てきた話題を書いておきます。
ツール切り換えのキーボードショートカットにはshift + アルファベットも使える
デフォルトではR、O、Sなどのキーが設定されていますが、ツールのキーボードショートカットにはshift + アルファベットも使えます。
その他のアプローチ
回転
圧倒的に使う45°と90°の回転をキーボードショートカットで実行できるようにしておけば、そもそも[回転ツール]を使う必要がありません。
リフレクト
圧倒的に使う上下反転/左右反転をキーボードショートカットで実行できるようにしておけば、そもそも[リフレクトツール]を使う必要がありません。
拡大・縮小
よく使う拡大・縮小率をアクションに登録し、これをキーボードショートカットで実行できるようにしておけば、[拡大・縮小ツール]を使う場面が減ります。
特にテキストに対して(フォントサイズの変更でなく)拡大・縮小を実行すれば、行間を崩しません。