プログラミングを学ぶ必要がないたった一つの理由
昨日の記事タイトルをエゴサーチしたらプログラミングに関するネガティブな記事が引っかかった。
例えば以下。
まぁ書いてある事は概ね正しい。プログラミングが出来るだけでは食えないって事。車の運転が出来ても食えるかどうかは別の話で、誰もがF1レーサーになれる訳ではない。各種プログラミング教本や、オンライン講座なども活況だけど、あれはそのコンテンツを作り出す人が儲かってるだけで、コンテンツを消費する側は誰もが儲かる訳ではない。
動かないプログラムと格闘としているとあっというまに時間が経って、その間に体鍛えた方がよっぽと健康に良いのではとも思えるけど、まぁいいんじゃないのかなぁ。
「好きこそものの上手なれ」でコンピューターが好きになって、プログラミングが上達して、仕事が楽しいなぁと思える様な人が出てくれば良いし、向いてないなと思えば別の事を試してみればいい。
IT業界でエンジニアとして食っていくためには単体でプログラミングが出来るだけでは全くダメでテクノロジ全体の事を俯瞰して見る事が出来て、お客さんにちゃんと説明出来る人が重宝されるかな。むしろプログラミング部分はインドとか更に時給が安い国にもっていかれるし、英語圏のハングリー精神旺盛で優秀な人達にはなかなか太刀打ちできない。だって彼らは本当の貧困から抜け出すために死ぬほど努力しているから。
プログラマと言ってもコーダーとデザイナーがあって、プログラミング出来るだけというのはコーダーに近いニュアンスで、ソフトウェアそのものを設計できるデザイン能力がないと食えません。デザイン能力にはお客さんとのコミュニケーションも含まれていて、受託開発ならお客さんの要望を理解して、ソフトウエアに落とし込む能力ないとまともな職業プログラマにはなれません。プログラミング言語の文法だけ分かっても仕方がない。
横断的な知識と多様な経験が必要なのはどの業界でも同じなんじゃないかと。
そんなあなたに以下の本をおすすめ。ちょっと古いけど。
なのでタイトルへの答えは、プログラミングを学ぶ必要がないのはいわゆるコーディングの部分はアウトソース出来るジョブだから。向いてない人は他の食えるネタを探した方がいい。でも向いている人には超強力な武器になるのは間違いないし、ちょっとでもかじってる人とそうでない人では世界が異なって見える事でしょう。