【1972年レコード】43)FOGHAT : FOGHAT
■データ
・リリース : 1972/07
・レーベル : ベアーズビル・レコード
・プロデュース : デイブ・エドモンズ
・チャート : US 127位
・スタジオ : ロックフィールド・スタジオ(ウェールズ)
・所有ver : P-8276W (JAPAN WARNER-PIONEER)
■トラック・リスト
[SIDE-1]
1. アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラブ・トゥ・ユー
(マディ・ウォーターズのカバー)
2. トラブル・トラブル
3. リーヴィル・アゲイン
4. フールズ・ホール・オブ・フェイム
5. シャラ・リー
[SIDE-2]
6. ハイウェイ(キリング・ミー)
7. メイビリーン(チャック・ベリーのカバー)
8. ア・ホール・トゥ・ハイド・イン
9. ガッタ・ゲット・トゥ・ノウ・ユー
■メンバー
・ロンサム・デイヴ・ペヴェレット(ボーカル/リズムギター)
・ロッド・プライス(リード&スライド・ギター/ドブロ)
・トニー・スティーブンス(ベース)
・ロジャー・アール(ドラム)
<ゲスト>
・トッド・ラングレン(キーボード:トラブル・トラブル)
■LINK
■メモ
”ハード・ブギー”バンド、FOGHATのファースト・アルバム
英国ブルース・ロック・バンド「サヴォイ・ブラウン」を脱退したメンバー(ロンサム、スティーブンス、アール)にロッド・プライスを加えて結成された
英国のバンドだが、米国の新興レーベル、ベアーズ・ビルと契約し米国を拠点として活動した
バンド名FOGHATの由来は、ロンサムが幼少期に遊んだ文字を並べるゲームで出来た「霧と帽子」を掛け合わせた造語になる。アルバムの裏表紙にその”FOGHAT”をイメージしたイラストが描かれている
シングルとしてリリースしたマディ・ウォーターズのカバー曲「アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラブ・トゥ・ユー」は、ビルボードで83位を記録した。
本作ではベアーズビル・レコードの看板スター、トッド・ラングレンが1曲だけだが参加している
元々在籍していたサヴォイ・ブラウンも同年に「Lion's Share」と「Hellbound Train」とリリースしている
ストーンズなど多くのミュージシャンにカバーされた「アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラブ・トゥ・ユー」は、1972年だとSAHB(センセーション・アレックス・ハーヴェイ・バンド)もカバーしているが全く違うアレンジなので聴き比べるのも面白い
全編疾走感に溢れたノリノリのナンバーで一気に聴けてしまうパワーとそれを裏付けるテクニック。これはカッコイイぞ!が第一印象だった
ここまで紹介して来た、SAHBの「FRAMED」、TEN YEARS AFTERの「ROCK & ROLL MUSIC TO THE WORLD 」に続いて本作「FOGHAT」は1972年を代表する滅茶苦茶カッコイイアルバムで1972年のロックアルバムと言えばこの3枚を挙げたい。まぁ売れ線では無いかも知れないけど、ストーンズは置いといて、レジェンド級のロッド・スチュアート、ハンブルパイ、新興グラムロックのボウイ、T.REXとは違う、これぞ!というカッコ良さがこの3枚にはある。10代の頃に出会っていたら毎日聴いていたと思う