【1972年レコード】71) THREE DOG NIGHT : Seven Separate Fools
■データ
・リリース : 1972/07/22
・レーベル : ダンヒル・レコード
・プロデュース : リチャード・ポドラー
・チャート : US 6位
・スタジオ : アメリカン・レコーディング社スタジオ
・所有ver : IPP-80567 JPN 東芝音楽工業
■トラックリスト
[SIDE-1]
1. ブラック&ホワイト
2. マイ・オールド・ケンタッキー・ホーム
3. 朝のプレリュード(PRELUDE TO MORNING)
4. ピース・オブ・エイプリル
5. ある愛の全て(GOING IN CIRCLES)
6. 絆(CHAINED)
[SIDE-2]
7. タルサへ帰ろう(TULSA TURNAROUND)
8. イン・ベッド
9. フリーダム・フォー・ステリオン
10. いたずら書き(THE WRITINGS ON THE WALL)
11. ミッドナイト・ランナウェイ
■メンバー
・ダニー・ハットン(ボーカル)
・チャック・ネグロン(ボーカル)
・コリー・ウェルズ(ボーカル)
・マイク・オールサップ(ギター)
・ジミー・グリーンスプーン(キーボード)
・ジョー・シェルミー(ベースギター)
・フロイド・スニード(ドラム)
・パトリック・サリバン (チェロ)
・ゲイリー・イトリ (アコースティックギター)
■LINK
・Discogs
・Wikipedia
■メモ
スリードッグナイト通算8枚目のアルバム
メンバー7人をして「7人の愚か者」と名付けられた本作では、12インチサイズのトランプ(風のカラーポートレート)が7枚封入されている豪華な仕上がり。ちゃんと7枚入っていて正直嬉しかった。
殆どを無名や裏方のシンガー・ソングライターなど他者の楽曲を持ちよる事でアルバムが構成されるのがスリードッグナイトの特徴。
今回もランディ・ニューマンをはじめデイヴ・ロギンス、アージェント、ドミニク・トロイアーノ、アレン・トゥーサンらの曲を取り上げている。
ドミニク・トロイアーノは同年ジェイムズ・ギャングへ加入し「Passin'Thru」をリリースした上で自身のソロアルバム「ドミニク・トロイアーノ」をリリースし「いたずら書き」も入っている。
デイヴ・ロギンスは「4月の断片」のヒットで注目を集め、同年にリリースした自身のソロアルバム「Personal Belongings」にも「4月の断片」が入っている。ちなみにケニー・ロギンスは従弟(1972年はロギンス&メッシーナで活動しアルバムもリリースしている)
本作では何といってもオープニング曲「ブラック&ホワイト」が有名でビルボードのシングルチャートで1位を記録している。
前述の「4月の断片」は19位を記録している。
他人の楽曲を持ち寄ってカバーする事でアルバムを作るってどうなの?と最初は思っていたが、楽曲の選別はボーカル3人が持ち寄った曲で他の2人がOKすれば採用、1人でも反対すればボツという事で123曲を持ち込んで1曲も残らなかったというエピソードがあるほど楽曲の選定は厳しく、8枚目ともなると「次は誰の曲が選ばれる?」とユーザーに関心を持たせる効果もあったようだ。
原曲と比べてみる楽しさもあるし、トロイアーノ、ロギンスのソロも1972年にリリースされていると知り、更にコレクションが増えるという効果もあった。
曲によってリードボーカルが変わり、楽曲も多士済々の選りすぐりで一見カントリー調かしらと思いきや多岐に富んだ内容のアルバム。これは名盤だな~と思うのです。
↓これだけの付録がついて某大手レコード店で500円。盤面も綺麗で音に全く問題なし。お買い得~♪
大手レコード店の値付けって基準はなんなのだろう。