【1972年レコード】65)JOHNNY NASH : I CAN SEE CLEARY NOW
■データ
・リリース : 1972/07/21
・レーベル : EPICレコード/CBS
・プロデュース : ジョニー・ナッシュ
・チャート : US 23位 UK 39位
・スタジオ : キングストンのスタジオ(フェデラル?)
・所有ver : KE 31607
■トラック・リスト
[SIDE-1]
1. ステア・イット・アップ (ボブ・マーリィ カバー)
2. ザッツ・ザ・ウェイ・ウィ・ゲット・バイ
3. グアバゼリー(ボブ・マーリィ カバー)
4. (イット・ワズ)ソー・ナイス・ワイル・イット・ラステッド
5. ウー・ベイビー・ユーヴ・ビーン・グッド・トゥ・ミー
6. ユー・プアルド・シュガー・オン・ミー
[SIDE-2]
7. アイ・キャン・シー・クリアリィ・ナウ
8. コンマ・コンマ(ボブ・マーリィ カバー)
9. ウィーアー・オール・アライク
10. ホウ・グッド・イット・イズ
11. ザ・フィッシュ・アンド・ザ・アレイ・オブ・ディストラクション
12. ゼア・アー・モア・クェスチョンズ・デン・アンサー
■メンバー
・ジョニー・ナッシュ(ヴォーカル)
・ジョン・”ラビット”・バンドリック(キーボード)
・ファビュラス・ファイブ・インク(ジャマイカのレゲエ/スカバンド)
■LINK
■メモ
レゲエ/ロックステディの伝道師、ジョニー・ナッシュ12枚目のアルバム
若くしてエンターテイメント業界に入ったナッシュは、自身のJODAレコードを設立し、ジャマイカの音楽業界との関係を築く。その後ジャマイカのキングストンにJADレコードを設立し以後はジャマイカを拠点とする
レゲエがジャンルとして確立している今では、外国のミュージシャンがキングストンで録音する事は珍しくないが、ジョニー・ナッシュがキングストンで録音した初めての外国人として知られている
ジャマイカにあって、スカ→ロックステディ→レゲエへの変遷に深く関与している。
ナッシュはジャマイカのアーティストを世界に発信する事業を始め、ボブ・マーリィ&ウェイラーズと契約しその名声を後押しした
本作でもボブ・マーリィの曲を3曲カヴァー、1曲を共作している。
ボブ・マーリィのカヴァー曲「ステア・イット・アップ」は米シングルチャートで91位を記録。続くオリジナル曲「アイ・キャン・シー・クリアリィ・ナウ」は1位を記録した。ボブ・マーリィは1972年のツアーにも参加している
5月公開のボブ・マーリィの映画「ワン・ラヴ」でも登場しないはずが無いと思うが、現状クレジットにジョニー・ナッシュの名前は確認出来ていない
ジミー・クリフの「ハーダー・ゼイ・カム」から本作を知り、最初に「ステア・イット・アップ」を聴いてから、欲しくて欲しくて探しまくったが見つからず。遂には海外のサイトで買おうかと思ったくらい。教会の聖歌隊をルーツに持つ、抜群の歌声力がレゲェのリズムに乗るのだから、そりゃ間違いない
欲しいと思いつつ半ば諦めかけた3枚の一つ。ほかの2枚はスティラーズ・ホイールの「スティラーズ・ホイール」、ホーク・ウィンドの「ドレミ・ファソ・ラシド」
とにかくこれは名盤中の名盤。1972年でも大好きなアルバムの一つです。