【1972年レコード】3)ROD STEWART : Never a Dull Moment
■データ
リリース : 1972/07/21
レーベル : マーキュリー・レコード
プロデュース : ロッド・スチュアート
チャート : US 13位 UK 1位
スタジオ : モーガン/オリンピック・スタジオ
所有ver : BT-5195(JAPAN 1978)
■トラックリスト
[SIDE-1]
1. トゥルー・ブルー
2. ロスト・パラガヨス
3. ママ・ビーン・オン・マイ・マインド(ボブ・ディランカヴァー)
4. イタリアン・ガール
[SIDE-2]
5. エンジェル(ジミヘンカヴァー)
6. 間奏(Interludings)
7. ユー・ウェア・イット・ウェル
8. アイド・ラザー・ゴー・ブラインド(エタ・ジェームズカヴァー)
9. トゥイステン・ザ・ナイト・アウェイ(サム・クックカヴァー)
■LINK
■メモ
ソロ4枚目のアルバム
フェイセスと並行してソロ活動をしていた事で、ソロアルバムという位置づけだが、録音メンバーはほぼフェイセス(盟友ロン・ウッドは全曲参加)。当時のロッド・スチュアートとフェイセスの関係は非常に曖昧だった。
ロニー・レーンはこうした曖昧なバンドと自身の立ち位置に疑問を抱き73年にアルバム「ウー・ラ・ラ」を最後にフェイセスを脱退してしまう。
前作:エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリーの勢いそのままにロッド節全開で2作連続の英国アルバムチャート1位を獲得する。
ボブ・ディラン、ジミヘン、エタ・ジェイムズ、サム・クックの名曲カヴァーも収録しシングル・チャートでもHitした。
6曲目の短い間奏はロン・ウッド作
個人的にナンバー・ワン・シンガーであるロッド・スチュワートの傑作アルバム。ブギーもソウルも何でもござれで隣にロン・ウッドがいた頃のロッド・スチュアートは本当にカッコイイ。
ロニー・レーンは、トゥルー・ブルー/エンジェル/トゥイステン・ザ・ナイト・アウェイに参加している。
前述の通りリーダーであるロニー・レーンの離脱によりフェイセスは解散してしまうが、1971~73年はビートルズ、ローリング・ストーンズによって一度破壊された音楽シーンがブルース・ロック、サイケデリック等を経て、新時代を迎えたターニング・ポイントになった時期であり、絶頂と凋落が紙一重の時期でもある。本作はその両面を同時に体現したアルバムだと思う。