【1972年レコード】30)Steely Dan – Can't Buy A Thrill
■データ
・リリース : 1972/11
・レーベル : ABCレコード
・プロデュース : ゲイリー・カッツ
・チャート : US 17位
・スタジオ : ザ・ヴィレッジ・レコーダー(L.A)
・所有ver : YQ-8005-AB(JAPAN 1976 COLUMBIA)
■トラック・リスト
[SIDE-1]
1. ドゥ・イット・アゲイン
2. 汚い手口(Dirty Work)
3. キングス
4. 真夜中の放浪者(Midnite Cruiser)
5. 愚か者(Only A Fool Would Say That)
[SIDE-2]
6. 輝く季節
7. ファイヤー・イン・ザ・ホール
8. ブルックリン
9. チェンジ・オブ・ザ・ガード
10. ターン・ザット・ハートビート・オーヴァー・アゲイン
■メンバー
・ドナルド・フェイゲン (ピアノ/オルガン/ボーカル)
・ウォルター・ベッカー( ベース/ボーカル)
・ジェフ・"スカンク"・バクスター(ギター)
・デニー・ダイアス (ギター)
・ジム・ホッダー (ドラムス/パーカッション/ボーカル)
・デイヴィッド・パーマー(ボーカル)
■LINK
■メモ
スティーリー・ダンのデビュー・アルバム
周りがロックばかりを聴いている学生時代にJAZZを愛聴していた事で親しくなったドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーは本作のプロデューサーである、ゲイリー・カッツと知り合いABCでソングライター・チームとして活動していたが、楽曲が採用されない事から自身でバンドを結成する。
本作はシングル「ドゥ・イット・アゲイン」「輝く季節」のヒットにより米国で17位を記録する。
元々ソングライター思考の強かったドナルド・フェイゲンはライブを好まなかった為、不測の事態に備えデイヴィッド・パーマーをボーカルとして加えている。ゲイリー・カッツとバンドに説得され、次回作以降はドナルド・フェイゲンがリード・ボーカルとして定着し、デイヴィッド・パーマーが参加したのは本作だけとなった。
バンドメンバーはスタジオ・ミュージシャンで構成されていた為、レコーディングはお手のものだが、当初はライブ演奏となるとそれほど互いを分かりあっている訳でもなく、コンビネーションが上手くいかなかった。
スティーリー・ダンと言えば1977年の大ヒットアルバム「彩-エイジア-」になるのだろうが、軽快なラテンのリズムの「ドゥ・イット・アゲイン」から始まり、バラエティに富んだ構成の本作も素晴らしい。1日のうちでどんな時でも何時に聴いても良いセンスとバランスに優れたアルバムと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?