見られることを意識し続けてきた私のプレゼン練習方法
おはようございます。
もうすぐ出発の時間。
ついにワイヤレスのイヤホンマイクを手に入れて、運転時間が楽しみで仕方がないです。
ちょっとした環境設定で、気分がこんなに変わるなんて、驚きです。
せっかくなら、なんに対しても上機嫌で、楽しみながら取り組める工夫を、日々の生活に散りばめておきたいですよね。
さて、本記事は、「オンラインファシリテーターとして忘れてはならない10の視点」の続きの文章となります。
オンラインファシリテーターとして忘れてはならない10の視点
1:入室者への声掛けと退出時の配慮
2:オンタイム開始・進行の判断
3:当日の役割分担と事前打ち合わせ
4:文字(漢字、カタカナ語、外国語)の読み方・アクセント
5:自分の仕草を意識する
6:相手のニーズに感度を上げて反応する
7:途中入室者や耳だけ参加者の扱い
8:画面共有時に不要な情報を出さない
9:タイムスケジュールの共有と時間配分
10:「客いじり」と「第4の壁打破」
以下、今回は、4~6の視点についてまとめていきます。
4:文字(漢字、カタカナ語、外国語)の読み方・アクセント
フランクな場の場合、読み仮名がわからないとき、「読み方は?」と聞くのも手法です。
一方、フォーマルな場の場合は、下準備+どうしても当日にわからない場合はスタッフチャットなどで確認するなどして、表には見えないようにするべきだと私は考えます。
それから、一般的なファシリテーションでアクセントやイントネーションが問題視されることってあまりないように思います。
しかし、九州出身で、これまで必死でアクセントを勉強してきた身からすると、気になることが山程あって、これはこれで面白い勉強をさせてもらっているように思います。
アクセントについてどう読むべきか悩む場面が仮にでてきたとしたら、その場合もスタッフとすり合わせをしておくと良いでしょう。特に、新出のワードやカタカナ、複合語で読み方を迷う場合が多いです。
5:自分の仕草を意識する
人前にでていることを自覚するときに、自身の動きを事前にモニターしておくことはきっと役に立つと思います。
例えば、顔を触る癖については、深層心理が表層化しているという説や、本能として自分の匂いを嗅ぐことをやめられないのだという研究もあるようです。
リアルイベントなどでステージの上に立つ場合は、足の動かし方や、無意識のうちに体を揺らしてしまう癖などについても認識しておく必要があります。Zoomの場合、自分の写っている画面を見ることができるのでより認知しやすいのがオンラインファシリテーションのメリットです。
腕組みや、カメラから見える顔の位置が近くなったり遠くなったり揺れている、という人も多く見受けられます。そういったことで印象が変わるというと、大げさかもしれませんが、私がファシリテーションを担当する際には、その場のニーズに合わせ、不必要な情報があまり目立たないよう気をつけたいところです。
目、頬、鼻、口、耳、顎などに触れると心が落ち着くという人もいるようですが、本番では度々顔を触らないのがベターです。
ただし、リラックスを大事にする場だったり、対話をベースにお互いを認め合うような会の場合、この観点に縛られすぎる必要はないように思います。
6:相手のニーズに感度を上げて反応する
「パワーワードだね」→自分の感性を認められた
「また聞かせてください」→自分に興味を持ってくれている
「この場に出してくれてありがとう」→話してよかった
などなど、と発言者をねぎらう言葉のストックが有るといいですよね。
加えて、その場の学びが深まりそうな「問い」をどのように建てていけばよいのかという視点もあります。
『問いのデザイン』を書いた安斎優樹さんは、出版後のフィードバックで「実践のハードルの高さ」があったことを認められていました。
問いをデザインするにあたって、まずはイシューを見定めるところからとなると、そもそも視座を変えていかなければならないため、とてもとても時間がかかることは明白です。
問いをどのように立てていくのが良いか、今私が理解していることは、仲間と壁打ちをしながら進めていくしか無いということです。
何度も経験を重ね、感覚を身につけるために仲間と研鑽を続けていく覚悟が必要ですね。
おわりに
アナウンス・ナレーションの仕事の傍ら、ワークショップの企画やファシリテーションを行ってきた私の考えてきたことを、このように文章にまとめることができてとても嬉しく思います。
いままで考えていたことをきちんと文章にするためには、ある程度の熱量が必要ですが、今回、ファシリテーションのモニター役に任命していただけたことをありがたく思っています。