みんなが弱点をさらけ出したとき、コミュニティで何が起こるのか。
おはようございます。
山のツクツクボウシはまだまだ元気です。
去年の今頃は毎朝柚子畑の間を歩き回って
セミの抜け殻を集めて、
メルカリで売ったりしていましたが、
今年はなんだか時間の余裕がないです。
今日は、よくある性格診断をどのようにコミュニティで活用するかについて考えてみました。
共通言語としてのストレングスファインダー
私が今参加しているオンライン講座、TABIPPOコミュマネゼミでは
日夜、メンバー主体の勉強会や対話会が繰り広げられています。
今回はそこで話題になっているストレングスファインダー(現在はクリフトンストレングスに名前が変わっています)を取り上げたいと思います。
実は私は、ずいぶん前にストレングスファインダーをやり、
自分の資質を読み込んだり、
あとは自分と同様の資質を持つチームメイトが誰なのかを確認したりしたことがありましたが、
そのあとはすぐに忘れてしまっていました。
当時、私と上位資質が60%一致する方が
チーム内で見つかったのが印象的でした。
その方は、まさにいつも私がお手本にしていた人でした。
彼女の知識量やふるまい方、細やかな気遣いにとても憧れていました。
似ている資質の人は、いつの間にか自分が居心地が良いと感じるような
空気を持っているのだなと納得感がありました。
わずかに異なる、その他の資質により、
お互いの個性がさらに際立つ感覚もあり
その資質をさらに読み込むことによって、憧れの先輩に近づけたような
そんなひと時を過ごした後、
ストレングスファインダーは忘却の彼方へ追いやってしまっていました。
思い出して掘り起こしてみた私の上位資質。
今回、コミュマネゼミのメンバーで、ストレングスファインダーを
自己紹介で活用している方がいて、「あっ、そういえば」と思い出しました。
話しかけてみた時に話題を出してみると、共通言語があることによって話が弾み、さらに自己分析が進んだという二度おいしい体験となりました。
実は、当初私が得た情報は、上位5資質だけでした。
私の資質は、着想/個別化/活発性/学習欲/達成欲。
この資質を見るだけで、ストレングスファインダー愛好家の方々には
私がどのような人間なのかある程度透けて見えるのだそうです。
着想:新しいアイデアを考えるのが大好きです。見た目には共通点のない現象に、関連性を見出すことができます。
個別化:一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれます。異なるタイプの人たちの集団をまとめ、生産性の高いチームを作ることに長けています。
活発性:アイデアを実行に移すことにより結果をもたらします。単に話すだけではなく、いますぐ実行することを望みます。
学習欲:学習意欲が旺盛で、常に向上を望んでいます。結果よりも学習すること自体に意義を見出します。
達成欲:並外れたスタミナがあり、旺盛に仕事に取り組みます。自分が多忙で生産的であることに、大きな満足感を得ます。
でも、それだけで満足してはいけません。
私は、実際、ストレングスファインダーの醍醐味をきちんと味わうことなく、忘却してしまっていました。
やるなら、やっぱり全34資質を開示するべし
人間は、自分の弱点をどんなに人から指摘されても、同じ過ちを繰り返します。
過ち、というと大げさですが、失敗を重ね、さらにその上に、似たような失敗をしてしまっています。少なくとも私は。
残りの資質を見たいと思ったとき
私は二つのパターンを考えました。
①34資質のテストを改めて受けてみる
②過去の上位資質のデータに追加課金をして、情報を開放する
もう一度テストを受ける必要があるかどうか調べてみたときに、私が得た答えは、「資質は簡単には変わらない」ということでした。
そこで、今回は②過去のデータに追加課金をして、情報を開放することにしたのでした。
お恥ずかしながら、私の資質全データを公開します。
何が恥ずかしいのかというと、人間関係構築力が苦手であることが、この図を見るとバレバレだからです。
こんなふうにバレバレになるまでデータをみて、初めて諦観の念を覚えます。受け入れるしかない。
私の繰り返してきた失敗は、そのほとんどが下位資質を適切に認識できていなかったことが起因していました。
弱点を開示したとしても、悪いことばかりが起こるとは限らない
自己組織化ファシリテーターの講座を受けてから以降、私は自分が万能であることをあきらめることにしました。
諦めずに頑張れば、万能であるかどうか、というところを突き詰めていく方法もあるかもしれません。でも、今、私は幸い、ツールを使い、オンライン上に魅力あふれる仲間を作り、どんどん関係性を深めていくことのできる環境にいます。
そうなると、各々の強みを生かし、弱みを補い合えるようなチーム、仲間をきちんと見つけていくことの方が重要になっていきます。
スペシャリストより、ジェネラリスト、という方針でしばらく突き進んできましたが、ここでちょっと立ち止まりたいと思います。良き仲間に頼りながら、一緒に世界を作っていくことが、今の私の最適解のように思っているところです。
みんなが弱点をさらけ出せばいい。
相反する資質を持つ仲間と、もっと仲良くなって、補い合えばいい。
石垣のようにどんどん積み重なって、
ありのままのあなたがそのチームに丸ごと包み込まれる。
きっと、それは、穏やかで刺激的な日々の始まりです。
おわりに
疑い深い私は、何でも完璧な人を見ると、穴が開くくらい見つめ続けて、欠点探しをする悪い癖があります。
同じように、ハリボテの鎧を身にまとい、なんだかカッコつけて人前に出てしまったとしても、実際のウィークポイントを突かれてしまって恥ずかしい思いをしたことも数知れず。
そんな強がりな自分を脱却できる場所がすこしずつ見つかりつつある。本当にありがたいことです。