【武川VM26ビッグキャブ交換】XTZ125 ヤマハ 2022年フィリピンモデル
キャブレターを純正のミクニ(パイπが22)のものから、SP武川のVM26(パイπが26)のものに交換して貰いました。これに合わせてスロットルとケーブル、メインジェット、パイロットジェットも交換しています。
まずエンジン始動するのに、チョーク引いたりキック始動を試したりスロットル全開のまま始動を試したり、苦労しました。結局、チョークを引かず、セル始動でスロットルも触らずに、エンジンを始動させて、始動したのを確認した後すぐに、スロットルを少しだけ捻って回転数を2500程度に維持したまま30秒くらい暖気します。そうするとはじめて安定するようになって、走り出すことが出来ました!
乗り出してすぐにトルクが大きいことを感じました。やはりノーマルのキャブよりガソリンの管が太くなってるので、パワーは大きくなっていて、WR155R並にあります。これのためにビッグキャブに交換したので、目的が達成出来喜びを感じました。10分くらいXTZ125を試乗していると、キビキビ走ってくれるので、日常使う分には問題ないように感じました。ただ空いている道で、ギアを5速に入れてアクセルを思い切り開けると、7000回転くらいでエンジンがボコボコ言って不安定になり、止まることはありませんが、すぐにギアを下げて速度を落とす必要があります。
という状態が、XTZ125を試乗して分かりました。ボコボコするのは、エンジンがそれ以上ガソリンを吸えない状態で、通常、キャブのニードルを太くする等して調整を行います。
試乗が終わって、お店の人に聞いて今回行ったキャブのセッティングについての説明して貰いました。キャブの部品を10通りほど組み替えてテストライドを繰り返した結果、現状ベストの結果が出たセッティングを決定したとのことです。
キャブのセッティング条件のパラメーターは、以下の4個でした。
・ジェットニードルに付けるクリップ段数(1, 2, 3)
・メインジェット(145, 155, 160, 170)
・パイロットジェット(15.0, 17.5)
・エアフィルター(有, 無)
これで、現状ベストの結果が出たのが、上から順番に3/ 15.0/ 155/ 有 の時だったということです。
興味深いのは、僕が自分でやった時にネットの情報通りに、2/ 12.5/ 150/ 有で行っていて全く始動しなかった時とは条件が大分異なっていることです。なので、これはネット情報とは異なり個体差や気温の差があるということと、バイク店の知見が活かされてこの条件に決まったということになります。